箕面ビール 大下香緒里社長と新春ビアトーク!@クラフトビールCLUB

2021/01/03

 クラフトビールってどんなん?という飲んだことのないかたから、クラフトビールにめちゃめちゃ詳しいコアなファンまでが楽しめるトーク番組(第1日曜15時初回放送)。
クラフトビールの醸造から販売までを手がけ、ビアジャッジの資格を持つ谷和(たに・あい)と、旅のプロ・風間佳成(かざま・よしなり)がクラフトビールの魅力や最新の話題などを語ります。
_IMG_0568 2021年新春第1弾は、ゲストに箕面ビール社長の大下香緒里さんをお迎えしての「ビール談義(ビアトーク)」です。
クラフトビールの世界では知らない人はいないほど有名な箕面ビール。
大下香緒里さんはその社長としてだけではなく、ブルワーとしても国際的に知られたかたでもあるのです。
この番組に出ていただいてビアトークしたいね、と常々和ちゃんと話していました。
ようやく念願が叶ってご出演いただくことができました。
大下社長(というより香緒里さんと呼ばせていただきます)と和ちゃんは普段から親しい間柄でもありますが、番組でのトークとなると緊張するということでした(ちょっと意外でしたね)。
 箕面ビールといえば日本を代表するクラフトビールであり、箕面市の知名度アップに大きく貢献しています。
しかし、地元である箕面市でまだ飲んだことがないかたも多いと聞きます。
ーまずは箕面ビールの紹介を。(以下、大下社長談)
 規制緩和で1994(平成6)年以降、日本各地にご当地ブランドの「地ビール」が続々と現れました。
その中で、1996年に立ち上げた箕面ビールは、商品は全て無濾過、非熱処理で造っています。
創業者で先代社長の大下正司さんが63歳で急逝。
その跡を継ぎ、2代目社長となったのが長女の私です。
もともと吹田市・千里丘で酒屋を営んでいたんですが、地ビールを始めるとき、「食事に行こう」と言って家族をいまの会社がある場所(牧落3丁目・ナギノ木公園の南)に連れてきて、「明日からここでやる」と言われました。
当時、私は東大阪市の短大に通っていました。幼稚園教諭と保育士の資格の両方を持っています。
みなさんにそれを言っても信用してもらえません(笑)。
ー箕面ビールといえば「スタウト」が有名です
stout 2009年に、英国で開かれた世界的なコンペティション「ワールドビアアワード」(WBA)で、うちの「スタウト」(大麦を使った黒ビール)が金賞を受賞したのが最初。スタウトは英国が本場なのでびっくりしました。
2010年には「インペリアルスタウト」がWBA金賞、私が社長になった後、2013年には、WBAの2部門で金賞(インペリアルスタウト、W-IPA)をもらいました。
初めは箕面を「みのお」と読んでもらえなかったり、箕面ってどこ?と言われたりしました。
名が知られるようになって大阪出身のかたから声をかけてもらえるようになりました。
もう一つのお勧めのビールが、2012年の「ワールドビアカップ」(WBC)での金賞受賞の「ゆずホ和イト」です(和ちゃんが初めてこれを飲んだとき度肝を抜かれたとのこと)。
ー箕面ビールはどこで飲めますか?
 工場の近くにある直営の「WAREHOUSE」で常時7~8種類の樽生を提供していますのでお楽しみください。
WAREHOUSEwarehouse01
また、大阪市内には「BEER BELLY(土佐堀醸造所)」、「BEER BELLY天満」の直営店もあります。
ボトルは北摂のコンビニやオアシス、KOHYOなどでも取り扱っていただいていますよ。
ー箕面ビール感謝祭について
 地元のかたがたとの共催で開かれる年一度の「箕面ビール創業感謝祭」は、今では全国や海外から多くのかたに訪れていただいています。
工場のすぐ北側にあるナギノ木公園で創業5年目に初めて開催。10年目からは毎年開催。現在は芦原公園で6月に開催しています(2020年はコロナのため中止)。
2日間で約5000人が来場されます。この日のために造りおいていた約30種類の箕面ビールを楽しめます。
アメリカのテキサスから毎回訪れる人がいるんですよ!
ービールを造る上で香緒里さんが大事にしていること
 毎日飲んでほしいから、味のバランスを考えて造っています。
また、私たちは季節感も大事にしたいと思っています。夏には桃を、冬には柚子を使った、「桃ヴァイツェン」「ゆずホ和イト」があります。
農家さんに収穫から一緒に手伝ってもらいながら、私たちもその年その年を楽しんでいます。
桃は専用の加工場があって、その日収穫の桃を冷凍処理して送ってもらって使用しています。
ぜひ、そんな季節感も一緒にみなさまにも楽しんでいただきたいと思っています。
ーこれからの箕面ビールの展望
 これから50年、100年、現在の場所で継続してビール造りをやっていきたい。
地元の人々に愛されて、常に食卓に箕面ビールがあるという願いを込めて美味しいビールを造り続けていきます。

 今回はお忙しいところ、箕面ビール社長の大下香緒里さんにお越しいただきました。本当にありがとうございました。
これからも世界に誇る美味しい箕面ビールを造り続けていただきますようお願いいたします。

 さて、ここでリスナーのみなさまに、新春ビッグプレゼントのお知らせです!
大阪と静岡のブルワリーから自慢のクラフトビールをご提供いただきました。
ご紹介しましょう。
○箕面ビール4本セット1名様。しかも栓抜き付きです。
○和ちゃんのクラフトビアベース・ブルーイングラボビール4本セット1名様
○マルカビール3本セット1名様
○静岡のベアードビール6本セット1名様
さらに、○大阪のディレイラブリューワークス・オリジナルデザインのハイドロ不ラスクタンブラー1名様
これだけの飲みごたえのあるプレゼントをご用意しました。ぜひご応募ください!
当選されたかたには直接ブルワリーから発送させていただきます。
machibako_2101_omote-201223fixプレゼント商品や応募方法など詳しくはコチラをご覧ください。
掲載中の「まちの情報箱」1月号は、箕面市内の各公共施設などに設置しています。
新年の運だめし、クラフトビールを当てて、飲んで、今年こそ幸せに過ごしましょう!
ビールで明日を幸せに。SUPPORT YOUR LOCAL PUB&BREWERY
ではみなさん、次回2月7日の放送をお楽しみに!
(文責:風間佳成)

■クラフトビールCLUB
毎月第1日曜日15時放送(当日22時、翌月曜日15時リピート放送)

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