毎月 第2水曜日の「デイライトタッキー」内でお送りする
「聞かせて!ペット自慢」では、ワンちゃん、ネコちゃんなど
みなさんの家族の一員のご自慢話を聞かせていただきます。
2021年1月は、箕面市百楽荘にお住いの宮武みどりさんとお電話を結んで、
黒柴犬の柚子ちゃん、17歳の女の子のお話を伺いました。
若い時の柚子ちゃんの写真です。
柚子ちゃんが宮武さんのおうちにやって来たのは17年前。
高校進学を控えたお嬢さんが「犬が飼いたい」とおっしゃったのがきっかけです。
宮武さんはご実家には犬や猫がいましたが、他のご家族にとっては
初めてのペットでした。
犬種は柴犬が良いと、ご家族の意見が一致し、ペットショップを回りましたが、
あいにくどこに行っても柴犬と出会えません。
最後の1件を訪ねたところ「明日黒柴の子が来ますよ」とのこと。
「くろしば?!」
茶色い柴犬しか知らなかった宮武さんたちはペットの本などを調べました。
そして黒柴の凛々しさにびっくり。
実際に会いに行って抱っこしたら、もう連れて帰るしかありませんでした。
柚子ちゃんが生後3ヶ月のことでした。
何か柑橘類の名前をつけようということになり「柚子」と命名。
17年前はまだ、箕面市が柚子の産地であることはあまり知られておらず、
滝ノ道ゆずるも まだいませんでしたが、今となってはまさに
箕面市のワンコにふさわしい名前となりました。
さて、家族になったばかりの柚子ちゃんは、とてもフレンドリーだったのに、
あることを境に、激しい性格に変わってしまいました。
それはドッグランで大型犬にやっつけられたこと。
当時の柚子ちゃんは自分の足の速さに自信があったのか、
大型犬に突っかかっていき、大型犬が怒って反撃してくると
自慢の脚力で走りまわって相手を翻弄する遊びにはまっていました。
ところがある時、大型犬にきつく仕返しされ、以来、性格が豹変。
ご家族が柚子ちゃんを うっかりまたぐとガブリ、
添い寝していて寝返りを打ってぶつかるとガブリ、
ガブリエルになってしまったのです。
柚子ちゃんが9歳になった時、遅ればせながらこれではイカンと、
しつけ教室に連れて行ったところ、柚子ちゃんはなぜか、
教室では神妙な態度で、言われたことも全てちゃんとこなします。
しつけ教室の先生から
「変ですねぇ。全部ちゃんとできていますよ」と言われる始末。
つまり柚子ちゃんは場所と相手を見定めて、ちゃんとできる子だったのです。
「もっと厳しく育てるべきだったのに、甘やかしちゃったんですねぇ」
と宮武さん。
だけど、ご家族のいうことを何も聞かないわけではありません。
教えたことはなんでもできる子で、こんな風に、楽器だって演奏できるんですよ。
クリスマス・イブがお誕生日の柚子ちゃんは昨年の暮れに17歳になりました。
わんこの17歳はかなりのご高齢。
でも、散歩やトイレは自分で歩いていきたい柚子ちゃん。
脚力が落ちましたが、ハーネスなどを使って、
胴体を持ち上げるようにしてあげれば、まだまだ歩けます。
柚子ちゃんが体を持ち上げてもらいながら散歩をしていると、
通りすがりの方が「頑張って」「偉いね!」と声をかけてくださるそうで、
宮武さんはいつもその温かさに勇気付けられるそうです。
最近、ちょっと食欲がない柚子ちゃんに
「食べることが基本だから頑張って食べようね」と宮武さん。
同時に、高齢犬と暮らしておられる方たちに、
「寒さが厳しくて、この冬が超えられるだろうかと不安でいらっしゃるのでは?
暖かくなるまで、あと一踏ん張り。一緒に頑張りましょう」
と呼びかけておられました。
柚子ちゃん、持ち前の負けん気で頑張ってくださいね。
「聞かせて!ペット自慢」毎月第二水曜日 午前11時~
再放送 当日午後7時40分~
(文責:千波留)
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