ふらっとちゃっと 卒業SP。コロナ時代を乗り越え、それぞれの道へ・・・!

2021/03/14

flat_210314集合写真(合成)
大阪大学で環境を学ぶ学生がお送りしているラジオ番組「ふらっとちゃっと」。
大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。


■発掘!Osaka University
大阪大学の先生や留学生をゲストに招いてお話を聞くこのコーナー。
毎年、3月は恒例の卒業回です。
これまで番組を担当してきたメンバーのうち、4人が今回の放送をもって卒業となります。

鈴木亜未子(すずき・あみこ)さん
門田怜(かどた・りょう)さん
黒川祐輔(くろかわ・ゆうすけ)さん
大前ひかり(おおまえ・ひかり)さん ※zoom出演

●鈴木さん
<環境エネルギー工学科に入った理由>
まちの連なりや人の流れなど、まちづくりに興味があった。
環エネの都市環境デザイン学領域が、やりたい内容と重なっていたので。

<大学で一番大変だったこと>
研究に入ったとたんに難しくなった。研究テーマを自分で作るところから始めたが、なかなかOKが出ず、3年間の半分以上もテーマの模索に費やした。
この研究室で良かったんだろうか、と思い詰める日々・・・。
苦労の末、やっと論文を提出することができました。

<大学で一番楽しかったこと>
研究室の仲間とプロジェクトに取り組み、結果的に賞をもらうことができた。
夜中の1時、2時まで苦労したことも、振り返れば良い思い出です。

<ふらっとちゃっとの思い出>
「環境探検隊」が好きだった。
川西市の里山、黒川地区に行ってみんなでバーベキューしたり川遊びしたのが楽しかった。

<今後の目標>
地方都市での暮らしづくりをテーマに取り組みたい。「ここに住みたい」という地方暮らしのモデルを作り、それが全国に広がって行けば。

<後輩へのメッセージ>
この1年はコロナで家に籠って本当にしんどかったけど、他のメンバーに相談したり頼ったりできたのが大きかった。仲間を大切に!

●門田さん
<環境エネルギー工学科に入った理由>
環境やエネルギーに興味があったから。中学・高校時代に、地球温暖化に対して自分がどんなことができるのかと考えていた。

<大学で一番大変だったこと>
研究では、その課題をどうやって解決するかが大変だった。
今まで誰もやったことがない、そもそも答えがあるのかどうか。
試行錯誤の連続で、3日、4日かけて試したものが失敗することも。

<大学で一番楽しかったこと>
ゼミ旅行で倉敷へ。
夜はどんちゃん騒ぎで、いつもはいかめしい教授たちも、学生みたいに馬鹿なことをして、翌日潰れている姿に親近感が湧いた。

<ふらっとちゃっとの思い出>
メンバーたちと大学祭でお店を出したこと。
地ビールとソーセージの店は大繁盛で、常にお客が長蛇の列。焼けば焼くほど、注げば注ぐほど売れる。3日間の予定が、2日で完売に。忙しかったけど楽しかった。

<今後の目標>
地球温暖化防止に貢献できる仕事をしていきたい。

<後輩へのメッセージ>
一人で抱え込まず、周りに相談してください。
収録をこなすのではなく、自分から楽しんでいくことが大事。

●黒川さん
<環境エネルギー工学科に入った理由>
東日本大震災をきっかけに、エネルギー問題など、自分で考えて解決できる人になりたいと思った。
都市づくりにも興味があった。

<大学で一番大変だったこと>
大学院1年生の頃が、就活も授業も研究もあって大変だった。

<大学で一番楽しかったこと>
自由な時間が多かったこと。平日にぶらっと本屋に行ったり、和菓子の人気店に行って人気商品をゲットしたりも。

<ふらっとちゃっとの思い出>
黒川地区に取材に行ったこと(自分が同じ「黒川」なので・・・)
菊炭づくりや、里山を未来に受け継ぐことなど、いろいろ学ばせてもらった。

<後輩へのメッセージ>
今思えば無駄に過ごした時間も多かった。
限られた大学生活、ぜひ有意義に活用してください。

●大前さん
<環境エネルギー工学科に入った理由>
もともと工学部に入りたかった。でも特にやりたいことが決まってなかったので、入ってからの選択肢が多い環エネを選んだ。

<大学で一番大変だったこと>
この1年間、コロナで出かけられなかったこと。特に4月からの2カ月間、誰とも会わずしゃべらずで大変な思いをした。
ペットのハムスターがなついてくれたのが救いだった。

<大学で一番楽しかったこと>
下宿している友だちが近くにいて、ふらっと遊びに行ったり一緒にカラオケ行ったり。就職後はこんなことはできないんだろうなあ・・・。

<ふらっとちゃっとの思い出>
「発掘!大阪大学」で留学生や先生を招いてお話しできたこと。
環エネの東海教授に来てもらったのが特に印象的な回だった。
修士論文を提出したときの副査が東海教授の担当で、嬉しかった。

<後輩へのメッセージ>
自分のために時間を使えるのは学生時代が最後。
何でもいいから、自分を高めたり、好きなことをしてください。


2018年4月に初出演、そこから3年に渡って「ふらっとちゃっと」に関わってきた4人のみなさん。
研究や就活、アルバイトなどで忙しい中、いつも誠実に番組制作に取り組む姿が印象的でした。
担当するコーナーでは、聴きやすく面白い内容になるよう、工夫と努力も重ねていました。
こんな頼もしい4人が、4月からいなくなってしまうのは大変淋しいです。
残された後輩たちも重圧が半端ないでしょうが、その分奮起して、先輩たちに負けないラジオを作っていくことと思います。
どうか、遠く離れた場所から見守ってやってください。
そして、今後はそれぞれの道を往きながら、自分の人生のテーマを追い求めていくことを願っています。
大丈夫。あなたたちなら、きっとどんな場所に行っても、成功するはずです。
またその暁には、伝説の先輩として「ふらっとちゃっと」へのゲスト出演、よろしくお願いします!

flat_210314-2門田さん/鈴木さん/黒川さん
大前さん