教学の森だより(最終回)・・・40年間、ありがとうございました!

2021/03/26

kyougaku_210326-1タッキーBOX金曜日(パーソナリティー・小南祐子)、第4週の午後5時からは「教学の森だより」。青少年教学の森野外活動センターからゲストをお招きして、箕面の山のようすや、キャンプ情報などをお聞きしています。
今回は青少年教学の森野外活動センター所長の篠坂賢治(しのさか・けんじ)さんにお越しいただきました。

「スタジオに戻ってまいりました!」

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で、リモート出演が続いていた篠坂さん。
直接の登場は半年ぶり!
箕面の山ではあちこちで桜が咲いて、すでに満開の木もあるそうです。

なお、箕面市立青少年教学の森野外活動センターは4月以降、当面の間休止が決まっています。
それに伴い、「教学の森だより」は今回が最後の放送になります。

1980年の開設以来、40年の歴史がある教学の森。
年間延べ2万人が利用するという人気で、利用者からは休止を惜しむ声も。
その間、車道はゲートが閉鎖され通行できませんが、ハイキング道を歩くことは可能です。
(施設は閉鎖され、水道やトイレも使えないのでご注意ください)
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最後に、篠坂さんから「教学の森が伝えたかったこと」について。
レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』には
「知ることは感じることの半分も重要ではない」
とあります。
幼い頃に自然と触れ合う体験の重要性。
その原体験から「なぜだろう?」という好奇心が生まれ、物事に立ち向かう力、生きる力が育まれる。
都市化が進み、自然との触れ合いが稀になる中、教学の森は40年間、その機会を提供し続けてきました。
「教学の森」という名前には、子どもが学ぶのはもちろんのこと、教える側の大人たちも、教えることを通して自らが学ぶ。そんな意味がありました。
実際に、そうやって学び育った思い出を持つ人も多いことでしょう。

「教学の森は休止となりますが、これからもぜひ箕面の山を散策して、心を育ててください」

篠坂さんの言葉に込められた、万感の思い。
聞き役のパーソナリティー・小南祐子の目にも、キラリと光るものが浮かびます。
どうかいつまでも、お元気で。
篠坂さん、そして教学の森・・・今まで本当にありがとうございました!