撮影データのバックアップについて@「カメラとお散歩」

2014/07/02

毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオにカメラマン宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。
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今月は撮影データの取り扱いについてお話いただきました。

フィルムカメラではなくなってから、誰もが気軽に写真を撮ることができるようになりました。
気が付くと携帯電話やスマートフォン、デジタルカメラのメモリーに写真データがいっぱい…。

さて、それをどんなふうに管理されていますか?

カルチャーセンターの講座で教えてもいらっしゃる宮本さん。
これまでの受講生のかたのデーター保存で、ユニークだなと思った方法をいくつかご紹介いただきました。

まずはパソコンを使わないあるかたは、メモリーカードやSDカードがいっぱいになったら、新しいものに差し替えてカード自体をファイリングする方法をとられていたそうです。
中身がちゃんとわかるように、SDカードに番号をふり、ノートで内容を管理されていたそう。
話だけ聞くと大変な作業のようですが、その方はノートにインデックスを作る作業をも楽しんでなさっているとのこと。
また、写真のサイズを極力小さくし、全ての写真を携帯電話のメモリーに納めておられる方も。
この方の場合「この先一生、自分の撮った写真がこの携帯で見られるようにしているんです」
どちらのかたも、ご自分のライフスタイルをしっかり見据えて
ご自分の性格や目的に沿ったデーター管理をされていますね。

いずれにしてもデータ管理はとても大切。
できればバックアップをとることも大事です。
そのために、パソコンを介してデータをディスクに保存する方法もありますが、それがおっくうなかたは
最近充実しているクラウドシステムを利用してはいかがでしょうか。

ただしWeb上のデータがなくなる可能性はゼロではないこと、設定によっては誰でも見られる状態である、などのリスクがあることも理解して使ってくださいね。

「私の写真なんか別になくなっても大きな問題じゃありません」と思っておられませんか?
アナタの可愛いお孫さんやペットさんの写真、手作りスイーツの写真など、とっておきの1枚がなくなってしまうことを想像してみてください。
データが消える前に(間違って削除する場合も含む)考えてみてくださいね。

ちなみに宮本さんは、お仕事関係のデータは手元のハードディスク以外に、契約しているサーバーやクラウドのサーバーを各種利用して、データを失うことがないように管理しておられるそうです。

ご参考になさってください。

【リスナーさんからの投稿写真】
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「以前自宅のみかんが初めて花を咲かせました。
その時に携帯で撮影したものです。
 自分ではなかなか良い出来だと思っております!
 この夏はピーマンやナスなど家庭菜園のものも記念に撮りたいです」
タッキーネーム:アンさん

宮本さんの講評
「ご自身でおっしゃる通り、とてもよく撮れています。
 全体を撮影してしまうと、画面の中に小さな花がポツン…という写真になりがちなのですが
 しっかりと花に自分自身が寄って撮影しているので花の質感までわかりますね。
 斜め後ろからの光がさしているので、光の部分と影の部分両方があり、深みがあります。」

宮本さんも千波留もピーマンの花を見たことがありません。
ぜひ、次はピーマンの花を撮影して送って下さい。お待ちしています!

**質問&作品 募集!!**
「カメラとお散歩」ではカメラや写真撮影に関する質問、ならびにあなたの作品を募集しています。
いただいた作品には宮本さんからの講評並びに、ワンポイントアドバイスがいただけます。
なおご質問の際には、お使いの機種やどのような状況でのことかなどなるべく具体的に教えてくださいね。
メールの件名は「カメラとお散歩」係:816@minoh.net
お待ちしています。