トゥコ パモジャにワクワクが止まりません!まちのラジオ第1週 secondM

2021/08/05

箕面の元気な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」(木曜午後3時、再放送は同日午後9時、翌日曜午後1時)。 毎月第1週は、ワクワクがとまらないレンタルスペース 「secondM」管理人の森田ちかこさんがゲストをお迎えして番組を制作していきます。
オリンピックでの選手の皆さんの活躍にワクワクが止まらない毎日ですが、今月も素敵なゲストとのお話からたくさんの元気パワーをいただきました。

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今月は豊能障害者労働センターの田岡ひろみさんをスタジオにお迎えいたしました。
豊能障害者労働センターは障害がある人もない人もみんなが同じ職員として、当たり前に働いて暮らしていける世界を目指して立ち上げ、来年40周年を迎えます。現在は約60名が通信販売やバザー開催など自分にできるお仕事をしています。
田岡さんはその中で、皆さんのサポートやイベント・商品企画、運営など何役もこなすスーパーサポートスペシャリストです。
ちかこさんとは白島のseconndMから自転車で5分というご近所さんの場所にあるため、田岡さんに用事がある時は電話よりも会ったほうが早いとセンターへ駆けつける関係性だそうです。

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田岡さんご自身はもともと電機メーカーでグラフィックデザイナーとして工業デザインのお仕事をされていたそうですが、モノをとことん追求する仕事から人と向き合う仕事がしたくて、ご縁あって豊能障害者労働センターで働き始め、気がつくと27年間!「仕事を職場を自分たちで作り出さなければ行けなかった時代があって、この人だったからどんな仕事ができるか?を考え、商品開発をし、生み出してきましたね。」とこれまでを振り返り、「今、SDGsとかサスティナブル(持続可能)とか多様性、フェアトレード、リサイクルって言葉や考えが浸透してきましたが、私たちは40年前からすでにやってきてたんだなって、ようやく時代が私たちに追いついてきた〜ってみんなで話していたんですよ(笑)」とのお話に「そうですよね!」と感嘆!まさに時代の最先端を走ってます!

現在はエコバッグやTシャツの販売などの通販事業に力を入れてるそうで、田岡さんとちかこさんが着用していたTシャツはこの夏のイチオシ商品だそうです。そしてこのTシャツが商品化されるまでいくつものご縁が重なり、またこのTシャツを通して新しいお客様が豊能障害者労働センターの商品のファンになてくれたそうです。

まずは豊能障害者労働センターが企画したそれぞれ違う場所の人と人とをつなぐ「人と布プロジェクト」が動き出し、アフリカの布を使ってものづくりが始まりました。しかし、ものづくりを始めるとどうしても使いきれない端切れが出てしまいます。その端切れたちをどうしたものかと田岡さんからちかこさんに相談があったところ、ちかこさんにある閃きが・・・!
箕面で活動しているぬいぐるみ作家の「るーさんず」にこの端切れたちを使って人形を作ってもらおうと依頼してみると、面白そうと快く引き受けてもらえ、出来上がってきたのがサイやライオン、ハリネズミといったアフリカの動物たち。あまりの素晴らしさにちかこさんは興奮して豊能障害者労働センターの田岡さんのもとへ見せに行ったそうです。もちろん田岡さんはじめ職員の皆さんは大感激、大興奮!そしてサイのぬいぐるみからインスピレーションを受け、絵の得意な職員さんがサイの絵を完成させました。繊細で見事にアフリカンファブリックの柄が再現されている原画にこれまたみんなが大感激、大興奮!もちろん作家のるーさんずさんからもすごいいい!と原画を使っての商品化のOKを頂いて、この夏イチオシのデザインTシャツが誕生しました。
デザインのもう一つのポイントは添えられたメッセージ。「トゥコ パモジャ」アフリカ・ケニアの言葉で「離れていても大丈夫。一緒にいるよ。力になるよ」という意味が込められた言葉が書かれています。
Tシャツの表のサイが「UKO WAP(どこにいるの?)」と呼びかけると、後の襟元に絵ががれた小さなワニが「トゥコ パモジャ」と答えています。まさに「離れていても一緒だよ」のストーリーが隠れていて、教えていただいて胸がジーンとなっちゃいました。

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こうしてご縁が繋がって生まれたTシャツはお客様にも大好評!豊能障害者労働センターの機関紙「積木」に掲載された小さな写真から「原画の元になったぬいぐるみが欲しい!」と遠くは山梨の方から連絡が来たりと、新しいお客様も増えたそうです。
(気になった方は豊能障害者労働センターへお越しいただくか、連絡いただくと機関紙の積木をお送りします。ぬいぐるみたちはsecondMにたくさんいますよ!)

最後に田岡さんにこれからの目標を伺うと、「もっと地域と繋がりたいですね。子どもたちと何かを作ったり、一緒にやってみたいです。もっと発信して地域でいろんなことをしている人たちと繋がりたりですね。そこからまた新しいものが生まれたらいいですね。」と答えてくださいました。

そしてちかこさんの今回のワクワクポイントは…
SDGsとかサスティナブル(持続可能)とか多様性、フェアトレード、リサイクルって言葉や考えが浸透してきましたが、「私たちは40年前からすでにやってきてたんだなって、ようやく時代が私たちに追いついてきた〜」って。まさにその通りです!

「secondM」はかやの中央・みのおキューズモールWESTの南隣にあるモリタ金物店の2階にあります。2階フロア全体がレンタルスペースになっていて、①写真撮影にぴったりな真っ白いお部屋のフォト&リラックスルーム、②マルシェなどイベントが開催できるセミナールーム、③金物店だけにいろんな道具が揃っているDIYルーム、④ランチ営業もやっているキッチンの4つの部屋があります。 「ワクワクがとまらないレンタルスペース」のキャッチフレーズのとおり「secondM」管理人ちかこさんご自身も「いつもワクワク!みんなをワクワクさせたい!」の気持ちが溢れています。 なにか作ってみたい!挑戦してみたい!イベントを開催してみたい!と心にワクワクが芽生えたら気軽にちかこさんに相談してくださいね!