毎月第2水曜日の「モーニングタッキー」の中でお送りする「聞かせて!ペット自慢」では、
ワンちゃん、ネコちゃんなどみなさんの家族の一員のご自慢話を聞かせていただきます。
今月は、2021年7月3日に発災した熱海土石流災害に出動した災害救助犬について、
NPO法人日本レスキュー協会(伊丹市)の清水春花さんにお話を伺いました。
緊急事態宣言中のため他府県への取材は自粛させていただき、リモートでのご出演です。
今回出動した災害救助犬 太陽くんは、ラブラドールレトリーバー 4歳の男の子。
災害救助に携わるのはこれが2回目です。
日本レスキュー協会では、常に災害に備えて準備をしています。
熱海の土石流災害発生では出動依頼を受け、各方面と連携を取り情報を得ながら、
その日のうちに熱海に到着しました。
しかし、発災当日の現地は、消防隊員が胸まで泥に埋まってしまうような箇所もあり、
二次災害が懸念されたため、災害救助犬による捜索活動は翌日(7月4日)からのスタートと
なりました。
災害救助犬は基本的に、生存者を察知すると吠えるよう訓練されています。
亡くなられているかたを察知した場合、生存者のかたの反応と違う場合があります。
ハンドラー(災害救助犬とペアを組む人)は犬の反応を注意深く観察し、
その状況を公的救助機関に知らせます。
災害救助犬の仕事はここまで。その場所から人が見つかったかどうかなどの結果報告は
災害救助犬の側には伝えられません。
災害救助犬はまた新たな現場に向かい、捜索をするのです。
少しでも早く、一人でも多く救助するため、各機関が連携し、
それぞれの役割を全うするということでしょう。
現場は泥が厚く溜まっており、足を取られたり、匂いを検出しにくい状況でしたが、
太陽くんや いろいろな地域から出動した災害救助犬たちは、よく頑張りました。
日本レスキュー協会では、7月3日から27日まで、何度か人員交代をし、
5名ほどが現地で創作活動に従事しました。
その間、太陽くんも一緒に車中泊。暑さが厳しかったため、ずっとエンジンをかけ、
太陽くんがバテないようにしていたそうです。
日本レスキュー協会は
1.災害救助犬の育成と派遣
2.セラピードッグの育成と派遣
3.動物福祉
の3つの活動をされています。
非営利の団体で、公的援助などをほとんど受けていません。
災害救助犬やセラピー犬の育成には地道な訓練と費用が必要ですが
コロナ禍で、街頭募金や、イベント開催ができない状況の中、
オンライン講座やクラウドファンディングなど、
さまざまな方法でみなさまにご協力をお願いしています。
清水さんから
「この放送をお聞きになって、日本レスキュー協会の活動に
少しでも興味を持っていただけたらありがたいです」
とお呼びかけをいただきました。
興味をもたれた方は、ぜひホームページをご覧ください。
→認定NPO法人 日本レスキュー協会HP
⚫︎日本レスキュー協会 災害救助犬について、過去の放送
↓
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(文責:千波留)
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