毎月第3日曜日の午後2時から4時まで、サンクス箕面2番館地下1階のサテライトスタジオから公開放送でお送りしている「Monthly国際交流コンサート」。
2021年10月は第601回「モリ・アキコLIVE おまじない」をお送りしました。
10月に入り、緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も解除されたということで、私がMCを担当させてもらうようになってから初めて!観客有りでの「Monthly国際交流コンサート」♪ この日をどれだけ待ちわびたか…
番組の最初に流れる会場案内のアナウンスもやっと日の目を見ました(笑)。
“Thank you for my mother / Thank you for your tenderness”
という歌詞ではじまる、「心の花束」というしっとりとしたやさしい曲から始まった今回のコンサート。
この曲はお母さんの歌、続く2曲目はお父さんの歌だとアキコさんが紹介されていたのですが、私はリハーサルでお聴きした時からこの2曲がすごく印象に残りました。
2曲目の「My Home Town」も心が暖かくなるような曲で、
“My Home Town 私のふるさとはあなたの心にあるの
My Home Town 寄り添っていたいの 言葉より近く”
という歌詞がとても素敵だなと思いながら聴いていました。
3曲目はガラリと雰囲気が変わって「酒和笑◯」(しゅわしゅわと読むそうです!)
アキコさんは日頃感じることをメロディーにのせて歌われているということで、お酒をテーマにしたポップなこの曲ではすごく生き生きされているように見えました(笑)。
1stステージの後半はカバー曲で、まずはユーミンの「やさしさに包まれたなら」。
たくさんの人がカバーする名曲ですが、モリ・アキコ色の「やさしさに包まれたなら」でしたね!
そして最後の中島みゆきの「糸」で私はもう音楽に入り込んでしまっていたのですが、ふと会場のみなさんを見てみると、みなさんも私と同じように聴き入っておられました。
1stステージを観ていて感じたのは、お二人が会話をするように演奏されているのが素敵だということ。
特にDindyさんがアキコさんの話を一生懸命きいて、うんうん、と頷きながらピアノを弾いておられるように見えました。
お二人が築き上げてきた見えない何かがあるんだろうなと思ったので、一緒に演奏されるようになってどれくらい経つのか伺ったところ、約15年とのこと!!そらそうやわ~!と納得です。
昨年のライブはこの国際交流コンサートくらいだったんじゃないかというほど、演奏の機会が流れてしまったそうですが、今年に入ってからは延期などもあったもののライブができているそうです。
そしてつい先日、10/9のライブではお酒も解禁になったということで、そのライブのようすを少し伺いました。
やはりお酒が飲めるということで「お客さんの顔がまぁ~笑顔!!みなさんえ~顔して呑んではる」とアキコさん。
そして歌っている方も見ていて気持ち良くて、背中に羽が生えて飛んでいきそうになったと仰っていました。
それくらいお客さんにパワーをもらっていて、やっぱり生のライブはええな~と思われたそうです。
アキコさんのライブにはほぼ毎回足を運ばれる”応援団長”なるかたがいらっしゃり、そのかたはなんとライブ中、声援を送る際に飛沫が飛ばないよう、メガホンの先にマスクを付けた「応援くん」という斬新なアイテムと共に応援してくださるそうです!
今回のコンサートにももちろんお越しくださっていたのですが、国際広場はオープンエアな空間ということで残念ながら実物を拝見することはできず…。
でもコンサート終了後に写真を見せてもらうことはできましたよ!すごい発想やな~!という驚きも大きいですが、形になった”推しのアーティストへの愛”なんだなと感動しました。
次回11/24のライブでは”着物と音楽のコラボレーション”というテーマで衣装が着物、しかも普通に着るのではなく着こなしにアレンジを加えるそうです!
アキコさんにとって着物で歌うのは初の試み・挑戦だと仰っていましたので、ぜひこちらのライブもチェックしてくださいね!
インタビューの最後に、1stステージのMCでチラッと話題に上がったので私も気になっていたDindyさんの名前の由来を伺いました。
ステージネームを決めないとな~と考えていたときに、昔から大好きだったアントニオ・カルロス・ジョビンのDindiという曲が思い浮かんだそうで、それを英語表記にアレンジしてDindyとなったとのこと。
実は私Dindyさんのお名前を見たときに、まさにジョビンのDindiが浮かんだので(私もこの曲が好きなんです♪)、本当にそこから来てたのか~!とびっくりしました。
今回はそんなに時間がなかったので、ショートバージョンでお話しくださったのですが、個人的に次回はロングバージョンも聞けたら良いな~と思っています(笑)。
佐良直美「私の好きなもの」で始まった2ndステージは、昨年自粛されていたときにたくさんできたという曲を中心に演奏されました。
詞はアキコさん、曲はDindyさんとの共作の「風を感じて」。
”風を感じて生活することって日常ではなかなか無いから、気持ちの余裕を持って行けたらいいな”という思いを曲にされたそうです。
そしてアキコさんがお近くの千里川を散歩しているときに、雲って同じ形は無いな…と思って作られたという「あなたの名前、呼んでみた」。
夢を諦めたく無いなと思って書いた曲だと仰っていました。
4曲目は今回のライブタイトルにもなっている「おまじない」。
アキコさんは笑うことでいろんなことを乗り越えてきたそうで、笑うことが大切だと思っていると仰っていました。
この曲はそんなアキコさんからの”笑って乗り越えよう”というメッセージが込められた曲でした。
アキコさんの実体験に基づいたメッセージなので、説得力のある1曲でしたね。イントロのピアノのメロディも素敵でした。
続く「痛いの痛いの飛んでゆけ!」は去年の国際交流コンサートのライブタイトルになっていたナンバー。
Dindyさんの合いの手と相まってとても軽快な、でもどこかかわいらしい音頭!
途中で「うがい、手洗い、大笑い」というフレーズがありましたが… 大切なことが短くまとまっていて分かりやすいし、何より語呂が良い!!あっぱれの一言です!(笑)
2ndステージの最後はアキコさんの1番新しいアルバムの1曲目に収録されている「遥かなる宙を見て」。
”大きな気持ちで生きて行けたらいいな”という力強いメッセージが込められた、壮大なサウンドの曲でした。間奏で転調するところにグッと来たな~。
3rdステージの1曲目は笠置シヅ子「ヘイヘイブギ」。会場のお客さんとの「ヘイヘイ!」のコール&レスポンスで冷えてきた会場が少し暖まりました♪
続いての「陽のあたる場所」は切ないラブソング。この曲はライブ終わりに必ず、CDに入っているか聞かれるということで、アキコさんがこれまでに発表された4枚のアルバムのうち3枚に収録されているという人気曲だそうです!
そして3曲目は「心のルーツ」今回私の中で印象に残った曲のひとつです。
落ち込んだときに書いた曲と紹介されていたのですが、すごく前向きな曲だなというのが私の率直な感想でした。
”そして私は愛を歌う”というフレーズにアキコさんの決意みたいなものを感じたので、自分を奮い立たせるために書かれたのかな~?と勝手に想像。。
だからそのメッセージが、この曲を聴いた人にも勇気を与えてくれるような気がしました。
次の「Everyday酔っぱらい」は歌い出しのおふたりのハモリがむちゃくちゃ気持ち良かったですね~!!
ゲストインタビューのコーナーでアキコさんが「オリジナルはほとんど実話。日常をそのまま歌っているから、モリ・アキコがどんな人かなと思ったら曲を聴いてもらったらすぐ分かる」と仰っていましたが、この曲もアキコさんの「お酒好き」という一面が垣間見える、というよりかはもはや全面に押し出された1曲。
最後の曲ということでお二人にはこの後の美味しいお酒が見えているかよう(笑)。
会場のみなさんも一緒に歌ってとても楽しい雰囲気のまま最後は大滝詠一「夢で逢えたら」でコンサートは終わりを迎えました。
今回私にとっては初めての”お客さんがいる”Monthly国際交流コンサートでしたが、やっぱりこれまでとは雰囲気が違いました。
ラジオで聴いてくださっていたかたにも伝わったかな…?
また無観客になってしまう可能性はまだまだ残っていますが、なるべくたくさん”お客さんがいる”ライブコンサートをお届けできたらいいなと願うばかりです。
■Monthly国際交流コンサート:毎月第3日曜午後2時~4時生放送
(再放送 当日午後9時~11時、翌月曜午後2時~4時)