未完成だが美しい そんな十代が送る30分の番組・・・
地域に暮らす若い人たちの声をラジオで届けたい。
そんな思いから、タッキー816では「ハイスクールプログラム」を毎週放送しています。
ただし、出演は、特定の高校・特定のクラブのみ。
そこで、ラジオに出てみたい中・高・大学生たちが自由に集まって、語り合う番組を企画しました。
タイトルの「発信!じゅーだいスクランブル」は、
・戦闘機の緊急発進(重大スクランブル)
・中・高・大学生などが混ぜこぜ(十代スクランブル)
という二重の意味があります。
今を生きる十代の若者が、切実に思うこと、伝えたいことは何なのか。
番組づくりを通して、一緒に考えていければと思います。
第14回となる今回は、中学生から大学生まで、6人がオンライン収録に参加してくれました。
「あかり」(大院1)
「ふうこ」(大3)
「かいり」(大2)
「ニック」(大2)
「みほ」(高1)
「れい」(中2)
さて、このメンバーで話し合う今回のお題は・・・
この夏、東京2020オリンピック・パラリンピックが賛否両論渦巻く中、開催されました。
困難な状況の下、さまざまな新しいドラマが生まれたスポーツの祭典。
やや時間が経っちゃいましたが、改めてみんなで語ってみましょう!
まずは、みんなの心に残った選手、競技など。
・スポーツクライミング楢崎選手・・・腕の筋肉がかっこいい!
・フェンシング・エペ団体・・・金メダル!自分も剣道をやっていたので「かっこいい!」と思って見ていた
・女子ボクシング入江選手・・・金メダル取ったのに「別のことをしてみたい」と引退。チャレンジ精神が凄い
・今まで活躍してきた選手が振るわなかったり、逆に若い選手の活躍が目立ち、世代交代を感じた
・パラ水泳・・・一人ひとり障害が違い、自分に合った個性的な泳ぎを追及していた
・ゴールボール宮食選手・・・・学校の先輩なので応援していた。ボールを投げるところがかっこよかった
・パラ走り幅跳びマルクス・レーム選手・・・パラアスリートなのにオリンピックより良い記録を出した
なお、今回が初参加のみほさんは視覚障害があり、パラスポーツの経験者でもあります。
「ゴールボールは3人のチームで、相手チームと交互にボールを投げ合って得点を競います」
9メートル幅のエンドラインを、3人で寝そべって守る競技。アイマスクをした完全に見えない状況で、ボールの中の鈴の音を頼りにシュートを防ぎます。
ぱっと見には淡々とボールを投げ合ってるだけに見えますが、ボールの重さは1.25キログラム!強いシュートを体で止めるのは、かなり痛いそうです。
他にフロアバレーボール、サウンドテーブルテニスといったパラスポーツも経験あり。
その中では「サウンドテーブルテニスが一番好き」というみほさん。
一般的な卓球とは違って、ネットの下をくぐらせて球を打ち合います。ネットの隙間はぎりぎりなので、少し力が入るとすぐに引っかかってしまい、力加減が難しい。
ふうこ「私もやったことあるんですが、すぐに負けちゃいました」
みほさん、コツは?
「スマッシュを打つときに力を入れ過ぎず、ラケットをちょっとだけ傾けて打つと入ります」
他の参加者からは、TVではオリンピックに比べてパラリンピックはあまり目立たなかったという感想や、障害のあるアナウンサー・レポーターの出演がパラリンピック報道に限られているといった指摘もありました。
パラスポーツの認知度は上がってきてはいるものの、経験者はまだまだ少ないのが現状です。障害のあるなし・度合いに関わらず、いろいろな人が参加できるよう工夫されているのが、パラスポーツの特徴と言えるでしょう。気軽に参加してパラスポーツを楽しめる、そんな機会を増やすこと。そのことで、世の中の雰囲気もちょっと変わっていくのかもしれません。
今回初参加のみほさん、ニックくん。「最初は緊張したけど、みなさんとお話しできてとても楽しかった」と感想をいただきました。
次回もぜひ、みんなで語り合いたいですね。