近場の観光スポット&冬の鍋とクラフトビール@クラフトビールCLUB

2021/12/05

 クラフトビールってどんなん?という飲んだことのないかたから、クラフトビールにめちゃめちゃ詳しいコアなファンまでが楽しめるトーク番組(第1日曜15時初回放送)。
 クラフトビールの醸造から販売までを手がけ、ビアジャッジの資格を持つ谷和(たに・あい)と、旅のプロ・風間佳成(かざま・よしなり)がクラフトビールの魅力や最新の話題などを語ります。
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 コロナに翻弄された一年間でしたね。
最近、コロナ感染者が減ってきて、ビアパブ&バーなどはさぞ繁盛しているだろうと思っていたら、忘年会も減ってなかなかコロナ以前の状況には戻っていないようです。
コロナ禍の制約の中で日本国民が消費せずにため込まれたお金が、なんと30兆円にもなるそうですよ。
これが消費に回れば景気がぐっと良くなると思うのですが…。
 近場の新しい観光スポットの情報をお届けします。
10月29日オープン、出来立てほやほやの神戸ポートミュージアムです。
アクアリウム、フードホール、ブライダルデスクで構成された複合文化施設です。
神戸ポートミュージアム外観
そのシンボリックな外観は「大地が隆起し山となり風雨に浸食されるという大自然の営みを表現した造形」だそうです。
新しい文化と食を体験できる、神戸のウォーターフロントエリアに誕生した新しいランドマークになっています。
僕が行ったのは平日なのに若い人、家族連れ、中高年のグループなどでものすごい人でした。

この施設の2階から4階が劇場型アクアリウム・アトア(atoa)となっています。
「a(aqua)to(と)a(art)」の意味があって、その名の通り水族館と芸術が融合した不思議な空間となっています。
目を引くのが直径約3mの世界的にも巨大な球体水槽で、まるで小さな水の惑星のようでした。
神戸ポートミュージアム
屋上に出ると、対岸のメリケンパークのポートタワー、神戸海洋博物館などがきれいに見えます。神戸ポートミュージアム屋上眺望
夜に行ったら夜景最高のデートスポットですね(アトアは時間予約制)。
アクセスは、JR三ノ宮駅前からポートループに乗って約10分。
このポートループというのは珍しい2両連結のバスで、神戸ポートミュージアム、ポートタワー、ハーバーランドなどウォーターフロントエリアをぐるっと回ります。
今年の4月から走っているんですが、きれいで観光におすすめです。
紹介したいのはこの施設の1階にある「トゥースマート フードホール&ナイトフェス」なんです。
神戸の有名ブランドの「TOOTH TOOTH」がセレクションした9店舗が入る神戸最大級のフードホールです。
このホールの真ん中にパブガブという円形カウンターのビアスタンドがあります。
ここでは六甲ビールがなんと12TAP飲めるんですよ。パブガブ
ここでしか飲めない「ハレノニチジョウ」という爽やかな香りの飲みやすいオリジナルビールがあります。
この辺一帯にはフェリシモ・チョコレートミュージアムもできたし、2024年には神戸アリーナもできる予定だし、
神戸港のシンボルゾーンになりそうですね。
ぜひみなさんも一度訪れてみてください。
 
 もう一つ、旅とビールの話をしましょう。
僕の故郷鳥取県は最近、星取県を名乗っているんです。
県内のどの市町村からも天の川を見ることができます。
特に大山Gビールのある大山の山麓から観る星は、星に手が届きそうになるくらいに、ほんとうにきれいです。
県のホームページを見ると各市町村の、その日の星空指数(その日の夜空が天体観測に適しているかを表す指数)が載っていますよ。
大山の星空
それにちなんで、県内2軒のブルワリーからクラフトビールが販売されています。
一つはあかりブルーイングの星取ビール、これは鳥取県産のブランド米で星空舞というのがあるんですが、これを原材料に使用して醸造したフルーティでさわやかな味わいのビールとなっています。
もう一つは、倉吉ビールの星空エールです。星取ビール星空エール
これも星空舞というお米を使ったコメの甘みとすっきり感が感じられるビールとなっています。
倉吉の白壁の古い町並み散策も素敵ですよ。倉吉白壁土蔵群
星を見に行って、現地で飲むのが一番いいのですが、こんな状況なので通販サイトから注文して飲んでみてください。

ビールは夏の飲物!ビールは暑い日に飲むと最高!と思っていませんか?
実は寒い冬に飲むのにぴったりのビールがあるんですよ。
ハーブやスパイスが入っていて飲むと体があったまる、モルト味があってゆっくり飲める、比較的高アルコール度、濃色系がウィンタービールの特徴です。
温めて飲むホットビールもありますからぜひ試してみてください。
冬の料理といえば鍋、鍋には日本酒?クラフトビールも合うんですよ!
水炊きや湯豆腐には箕面ビールのゆずホ和イトやヴァイツェンがバッチリ合います。
おでんにはベルギー系のアンバービール(パウエルクワック、グーテンカルロス・アンブリオなど)。
すき焼きや味噌ベースの鍋、キムチ鍋などには高アルコール度でローストしたモルトを使ったしっかりとした味のビールが合います。
料理の色とビールの味の強さを合わせるのがコツです。
またお正月にはお屠蘇(本来、屠蘇散と呼ばれる5~10種類の生薬を浸け込んだ薬草酒)をいただきますが、2022年の正月には和ちゃんのクラフトビアベース・マザーツリーで醸造・販売しているお屠蘇ビールを飲んで、邪気を払い長寿を願いましょう。

ではみなさん、よいお年を!次回1月2日の放送をお楽しみに!
(文責:風間佳成)
■クラフトビールCLUB
毎月第1日曜日15時放送(当日22時、翌月曜日15時リピート放送)