OSAKAエコニュース「ストップ温暖化デーについて」

2021/12/10

タッキー816みのおエフエムでは、地球温暖化の原因になる温室効果ガスの排出を抑えるため、毎日の暮らしの中でできることから、賢い選択をする「COOL CHOICE」に賛同して、さまざまな放送を行っています。

毎週金曜日、午後4時30分からの「OSAKAエコニュース」では、大阪府の地球温暖化防止の取り組みについて、職員のかたに教えていただきます。
(再放送は翌月曜日、午前7時25分頃~)

12/10ご出演:大阪府 環境農林水産部 エネルギー政策課 温暖化対策グループ 岸本ゆりえ(きしもと ゆりえ)さん
テーマ:ストップ温暖化デーについて

■「ストップ地球温暖化デー」が大阪府にもありますか?
 - 大阪府では、毎月16日を「ストップ地球温暖化デー」として、「地球温暖化について考え、その防止のために府民一人ひとりがライフスタイルを見直して、環境にやさしい行動を実践する日」と定めています。しかし、こういった日があることを、府民のかたがたに十分お伝えできていないのかなと思っています。今日はもっとたくさんの人に知ってもらいたいです。

■なぜ毎月16日なのですか?
 - 1997年、京都で「国連気候変動枠組条約締約国会議」(COP)の、第3回会議が開催されました。この会議は、「COP3」あるいは「地球温暖化防止京都会議」と呼ばれています。ここでは、二酸化炭素など地球温暖化の原因となる「温室効果ガス」について、先進国の排出削減の目標が定められました。そしてこれを定めた「京都議定書」が2005年2月16日に発効されました。大阪府では京都議定書発効1周年を記念して、2006年から、毎月16日を「ストップ地球温暖化デー」としています。

■最近、COP26がイギリスのグラスゴーで開催されていましたね。
 - COPは、1995年以来ほぼ毎年開かれていて、国連の気候変動目標に署名した国が集まって、世界の気候危機にどう対処するかを議論しています。COP3の京都議定書は、2020年までの温暖化対策の国際ルールを定めたものです。それ以降の温暖化対策についてはCOP21で採択されたパリ協定で、国際ルールが定められました。今回のCOP26では、「気温上昇を1.5度に抑える努力を追求する」ことなどが合意されました。

■地球温暖化対策のために、何をすればいいですか?
 - 1.5℃の目標と言われても、なかなかピンとこないと思います。今回は、身近な買い物の中で、気軽にできることを3つ紹介します。
①買い物に行くときには、エコバック、マイ容器、マイボトルを持参しましょう。プラスチック製品の削減に貢献できるだけでなく、不要な袋や容器を買わなくてよく、ゴミも減らせて経済的です。
②買い物のときは、できるだけ近い産地の食品を意識してみてください。輸送距離が短い分、CO2排出量が少ないだけでなくて、新鮮で地元の応援にも繋がります!
③エコマークなど、環境配慮マークのついた商品を選んでみましょう。マークがついているものは、一定の環境基準をクリアした商品の証です。自分の買いたいものに付いていたら、ぜひ積極的に選んでみてください。

■岸本さんが取り組むマイ・クールチョイスは?
 - 私はよくコンビニでコーヒーを買うのですが、小さいサイズのマイボトルに入れてもらっています。保温が効いて冷めないですし、フタも閉められてこぼれないので、ゆっくり楽しめて気に入っています。コンビニによっては、マイボトル持参で値引きしてくれるところもありますよ!環境だけでなく、自分にもやさしい選択になると思います。

■最後に一言
 - みなさまがゼロカーボンをめざして行動するための参考になる情報を発信している、「STOP!温暖化おおさかメールマガジン」を紹介します。大阪府では、府民や事業者のかたがたに、地球温暖化対策をより一層推進していただけるように、メールマガジンを、毎月16日の「ストップ地球温暖化デー」にお届けしています。内容は、地球温暖化対策に関する情報や、環境イベント、セミナーなどに関する情報です。地球温暖化は大きな課題であり、行政の力だけでは解決しません。地球に住む、ひとりひとりの行動が大きな力となります。メルマガをリマインドに、月に一度だけでも、「ストップ地球温暖化デー」を思い出していただければ嬉しいです。
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次回も、大阪府の環境に関する取り組みを紹介していきますので、お楽しみに!

<ストップ温暖化デーのポスター>
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