箕面公園昆虫館 中峰空館長ご出演@「ぼくらはみんな生きている」

2022/01/12

今日から始まった番組コーナー「ぼくらはみんな生きている」。

これまでお送りしてきた「聞かせて!ペット自慢」ではカバーしきれない
いろんな種類の生き物についてのお話をお届けするコーナーです。

初回である今日は、箕面公園昆虫館の中峰空館長にご出演いただきました。

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中峰館長は奈良県吉野郡東吉野村生まれ、
子供の頃から生き物好きでした。
2009年にコブヤハズカミキリの研究で神戸大学で博士(農学)を取得。
2017年から箕面公園昆虫館の5代目館長を務めておられます。

昆虫館の館長さんのお仕事は、
昆虫館の企画展、イベント、学校への出前授業、標本の管理や研究などです。

2021年12月8日に始まった企画展「世界の蝶」展では、
アゲハチョウ科とタテハチョウ科を中心に、世界の蝶552種716点を厳選して展示しています。
昆虫館に収蔵されていた海外の蝶に加えて、2017年のリニューアルオープン後に寄贈を受けた
多数の標本を分類・整理して実現したものです。
2022年5月9日まで開催していますので、是非お立ち寄りください。
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一方の研究において。
中峰さんは岩手県久慈市で発見された琥珀の中の昆虫化石を研究。
当初カマキリの化石と思われていたものが、新種のトガマムシの化石と判明しました。
論文発表の際、昆虫の魅力を発信し続けておられる俳優の香川照之さんにちなんで
「クイベロータ・テルユキイ」と命名することに。

もちろん香川照之さんの許可をいただいてのこと。
新種の化石にご自分のお名前が冠されたことを香川さんも喜んで下さったそうです。
ちなみにラテン語「テルユキイ」は日本語では「照之さんの」という意味。
男性なら名前に「i」、女性なら「ae」を付けるのが普通で、
今回は「teruyukii」となりました。

クイベロータ・テルユキイについてのエピソードは昨年夏に出版された
『昆虫館はスゴイ!』に掲載されています。
『昆虫館はスゴイ!』には他にも、箕面公園昆虫館 副館長の清水聡司さんの
「チョウの人工飼料」を始め、日本各地の昆虫館の魅力や見所裏側が増すところなく
紹介されています。ぜひ読んでみてくださいね。

昆虫の種類は発見されているだけでおよそ100万種。まだまだ新種も存在すると考えられています。
種数、形態、生態、どれをとっても多様性に満ちているのが昆虫の魅力だと言えるでしょう。
中峰館長は難しいことは一旦置いておき、
「帰ったら誰かに話したくなるような昆虫館」を維持していきたいとおっしゃっています。
それを入口として昆虫の魅力に気づいていただけたら、と。

中峰館長は
「寒い日が続きますが、箕面公園昆虫館の放蝶園は暖かく
南西諸島の蝶が飛び交っています。是非温もりに来てください」
とおっしゃっていました。

開館時間、休館日など、詳しいことは箕面公園昆虫館のHPをご参照ください。

箕面公園昆虫館ホームページ

「ぼくらはみんな生きている」
不定期 第二水曜日 午前11時~
      再放送 当日午後7時40分~

(文責:千波留)