大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。
■発掘!Osaka University
大阪大学の先生や留学生をゲストに招いてお話を聞くこのコーナー。
今回のゲストは、ミャンマー人留学生のウィンさんにお越しいただきました。
ウィンさんは現在、大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻に所属しています。
その中の「船舶海洋工学コース」で、船の航行に関する効率アップに取り組むウィンさん。
「舵にフィンを取り付けることで整流効果が得られ、少ないエネルギーで航行できるようになることを研究しています」
留学先に日本を選んだのは、世界3位の造船大国であることが大きな理由だったといいます。
ミャンマーについては、学校生活や食事など、さまざまな面から紹介していただきました。ウィンさんが特に好きなメニューは「モヒンガー」、ナマズなどの魚からスープを取った麺料理。見るからに辛そうな赤色をしていますが、ミャンマー料理は辛いものが多く、塩分や油も多く使うので「健康には良くないと思います(笑)」。
ミャンマーの年始は4月で、ティンジャン(水かけ祭り)でにぎやかに祝うといいます。
また、仏教国であることから、国内には寺院がたくさんあり、中でもヤンゴンにある「シュエダゴン・パゴダ」は黄金をふんだんに使ったキンキラキンの巨大な仏塔が名物。
「一日では全部見て回れないです」という広大なお寺で、観光の目玉となっています。
ミャンマーは現在、クーデターによって政情が不安定となり、気軽に渡航できない状態にあります。なんとか情勢が落ち着いて、また観光に行けるようになったら、ぜひミャンマーの美しい風景を楽しんでほしい・・・と願うウィンさん。将来は会社を設立し、材料を輸出しながら、収益はミャンマーの子どもたちが教育を受けられるように使いたい、そんな夢を語っていただきました。