OSAKAエコニュース「ブルーカーボン」について

2022/01/07

タッキー816みのおエフエムでは、地球温暖化の原因になる温室効果ガスの排出を抑えるため、毎日の暮らしの中でできることから、賢い選択をする「COOL CHOICE」に賛同して、さまざまな放送を行っています。

毎週金曜日、午後4時30分からの「OSAKAエコニュース」では、大阪府の地球温暖化防止の取り組みについて、職員のかたに教えていただきます。
(再放送は翌月曜日、午前7時25分頃~)

1/7ご出演:大阪府 環境農林水産部 環境管理室 環境管理室環境保全課 環境計画グループ 尾山恵美(おやま・えみ)さん
テーマ:ブルーカーボン

■ブルーカーボンとは?
- 皆さんは、二酸化炭素の吸収と言えば、何を思い浮かべますか?多くの方は、森林など陸にある樹木による光合成を想像されるかと思いますが、実は海の中に生えているワカメやコンブなどの海藻も二酸化炭素を吸収してくれるんです。このような、海藻などに取り込まれた炭素のことを「ブルーカーボン」と言います。「ブルーカーボン」という言葉は、今から約10年前、2009年に国連環境計画(UNEP)の報告書で初めて使われ、二酸化炭素を吸収する対策の新しい選択肢の一つに位置付けられました。そこで、世界の多くの国が、温暖化対策の一つとしてブルーカーボンを活用していく取組、つまり海藻を守り育てていく取組を進めています。また、海藻は、二酸化炭素を吸収するだけでなく、海の水をきれいにしたり、魚の子どもの住みかになったり、いろんな働きを持っています。

■大阪湾にも海藻はある?
- 大阪湾にもワカメをはじめとしてさまざまな海藻が生えています。でも残念なことに、このような海草は近年減少傾向にあるんです。そこで、大阪府では、今年度、大阪南港に、海藻が生えやすいパネルを設置する実験を行っています。毎年モニタリングをしていき、海藻が増える効果が確認出来たら、将来的に取組みの輪を拡げていけたらいいなと考えています。
この他にも、環境問題について考えてもらうきっかけの一つとして、啓発動画の作成なども行っています。海草の働きや、今話題の海洋プラスチックごみ問題についても盛り込み、小学生でも楽しく飽きずに見ていただける内容にしています。まずは大阪湾について知ってもらうこと、親しみをもってもらうことが、ゆくゆくは海や海の生き物を守る行動につながると考えています。

■尾山さんが取り組むマイクールチョイスは?
- 日頃から料理で使った食器やフライパンの汚れはしっかりふき取ってから洗うようにしています。洗い物に使う水の量を節約できますし、下水処理場で水をきれいにするのにもたくさんのエネルギーが使われているので、そういったエネルギーの節約にもなるんですよ。

■最後に一言!
- 箕面にお住いの皆さんは、日ごろの暮らしの中で海を感じることは少ないと思いますが、実は、川を通じて、箕面と海はつながっています。同じように、地球温暖化は世界全体で起こっている問題で、目に見えなくても着実に進行しています。海草を守ることは一人ではなかなか取り組みにくいですが、まずは省エネ・省資源など自分にできることから始めてみませんか?是非この機会に、私たちの日々の行動が海の環境にもつながっているということを知っていただき、自分たちができるクールチョイスを探していただければと思います。