「モーニングタッキー」第5水曜日放送の「発見!技あり日本」では日本が世界に誇る技や特産品をご紹介しています。
今月は、奈良県で「白雪ふきん」を製造発売されている垣谷繊維の代表 垣谷欣司さんにお話を伺いました。
かつては日本の夏の風物詩だった蚊帳。
奈良県は蚊帳の一大産地で、全国シェア90%以上を誇っていましたが
上下水道の完備、アルミサッシやクーラーの普及などもあり、昭和40年台には蚊帳を使うご家庭は激減したのでした。
代々蚊帳の製造に携わってこられた垣谷繊維さんが 蚊帳からふきんの製造に方向転換できたのは、現在の代表である垣谷さんのおばあさまのおかげ。
明治生まれのおばあさまは「始末」の心をお持ちで、蚊帳製造の際に出る端切れを何枚か重ねて縫い、自宅でふきんとして使っておられたのでした。
それをヒントに商品化されたのが「白雪ふきん」。(現在では蚊帳そのものではなく、ふきんに合う糸の割合で織られています)
その名の通り白雪のように白く清潔な白雪ふきんは奈良東大寺の大仏様のおみぬぐいにも使われています。
従来の白いもののほかに、日常に使うふきんを選ぶ楽しみをと、図柄の入ったふきんを提供したところ大人気に。すべて代表である垣谷さんのデザインです。
「白雪ふきん」シリーズとして、手ぬぐいや湯上りタオル、スクワラン入りのタオルなどが誕生しましたが、すべて商用に開発したものではありません。大人になってからアトピーを発症した垣谷さんが、普通のタオルが肌に痛いのでもっと柔らかいものはできないか…など、ご家族やご自身のために作ったのがきっかけです。製造工程もすべて日本製にこだわっています。
「自分が使って良いと思ったものだから自信を持ってお客様に使っていただけるんです。100%天然素材、最後は土にかえりますから、ふきんとして使えなくなったら台ふきん、雑巾、靴磨き、最後は植木鉢の土留めにと、使い切ってもらえると嬉しいです」と垣谷さん。
今後も、今まで通り実直に良いものをコツコツと作っていきたいと話しておられました。
ちなみに、垣谷さんの奥さまは箕面市のご出身です。ご縁を感じました。
*類似品にご注意ください。
詳しくは公式HPをご覧ください→白雪ふきん
【プレゼント】
「白雪ふきん」の垣谷繊維さんから、「白雪ふきん」と「白雪スクワランうるおいたおる」のセットを5人のかたにプレゼント!
白雪ふきんは絵柄が全部違います。どれが当たるかはお楽しみ。
ご希望のかたは 住所、氏名、ご連絡先を明記の上「技あり日本 白雪ふきん」係まで。816@minoh.net締め切りは8月5日(火)、当選者発表は6日(水)「モーニングタッキー」で。
ご応募お待ちしています。
(千波留)