リケジョが過ごしやすい環境を作りたい!「asiam」の皆さん@みのたんらじお

2022/07/02

毎週土曜日あさ11時よりメイプルホールロビーから公開生放送でお送りしている「みのたんらじお」(箕面市提供) 市内の色々な情報をご紹介したり、ゲストとの楽しいおしゃべりで過ごす1時間です。

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オープニングでは会場のメイプルホールロビーで開催中だったアフガニスタンの女性支援プロジェクトEJAAD(エジャード)による活動報告やチャリティーバザーなどのイベント行われていて、そこでボランティア活動のプレゼンテーションをする関西学院千里国際大阪インターナショナルスクールのEJAAD JAPAN Clubから中学2年生のリンさん、すずこさん、きほさん、ランさんの4人が登場し、活動内容や皆さんに知ってほしいアフガニスタンの現状を話してくれました。4人それぞれが思いをしっかりとした言葉で伝えてくれて、最後に他のメンバーも加えてでイベントの呼びかけを元気にしてくれました。

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そして箕面でイキイキと活動する皆さんをお迎えしてお話を伺うコーナー「みのおコレ一番!」には大阪大学自然科学系分野女子学生ネットワーク「asiam(アザイム)」から
修士2年の鈴木かの子さんと小田怜佳さんに登場していただきました。
「asiam(アザイム)」は自然科学系の学部および研究科に在籍する女子学生を対象に、イベントなどを通じて分野を超えて交流し、女性研究者や女性リーダーとしての素養を醸成することを目的に発足したネットワーク組織で、現在およそ20名のメンバーがいます。みのたんらじおにはasiamオリジナルデザインの黄色いTシャツで来てくれました。

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鈴木さんは大阪大学大学院工学研究科環境エネルギー工学専攻。子どもの頃から動物や生き物が好きで、小学生の時に見た北極のシロクマが温暖化により危機になっているというドキュメンタリーを観て環境について興味が湧き、そこからエネルギーにも興味を持つようになっていったそうです。
小田さんは大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻。小学生の時から理科が好きで、なんで花びらはこの枚数なの?花の蜜はなんでこの味なの?と興味と疑問がいっぱいだったそうです。
そんなお二人がasiamへ参加したきっかけは「募集メールをきっかけに興味を持って、友達ができたらいいなと思って参加しました」(鈴木さん)「大学の教授のプレゼンがすごく良くて思わず(笑)」(小田さん)実際に理系学部には女子学生が13%ほどと少なく、小田さんのところは1%!(ひとり)なんだそうです。なので女子学生の先輩に会うとまるで砂漠のオアシスを見つけた気分になるそうで、また周りが色々気を使ってくれるのを感じてしまい、こちらも気を使ってしまう時も多いそうです。

asiamの活動はコロナの影響もありなかなか出来ませんでしたが、オンラインで中高生向けの相談会をしたり、またこの夏休みには小学生向けの大学連携講座「阪大生と学ぼう!ワクワク科学教室」も行うそうです。(詳しい内容ばもみじだより7月号33ページをご覧ください)
「キラキラボトルを使って楽しく科学を学ぼうというテーマですが、キレイ!だけじゃなくてなんでこうなるの?とかなんでこの現象が起きるの?などたくさん疑問を持って、科学に興味を持つ入り口になったら嬉しいです」と話してくれました。

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asiamの今後の目標は、もっと小学生向けの科学教室を開催したり、進路を悩む人たちへの身近なロールモデルになっていけたらいいし、学外に向けた活動もしてみたいと色々ありますが、お二人は来春から社会人になるということで、「人と人とのつながりを後輩につなげていきたいし、リケジョが過ごしやすい環境にしていきたいです」と教えてくれました。

2022年7月2日(土)朝11時から放送「みのたんらじお」