まちのラジオ第2週 大阪・関西万博“ほぼ”1000日前イベント「ROAD TO 2025!! TEAM EXPO FES」

2022/07/14

handai_220714a箕面の主な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」。毎月第二木曜は、大阪大学社学連携事業。大学と社会のつながりをテーマに放送しています。
今回のゲストは・・・

中本有紀(なかもと・ゆき)さん(大阪大学基礎工学研究科特任准教授)
植原邦佳(うえはら・くにか)さん(大阪大学接合科学研究所技術職員)
嶋谷泰典(しまたに・やすのり)さん(大阪大学特任教授・21世紀懐徳堂副学主・万博推進室副室長)

7月23日(土曜日)・24日(日曜日)に大阪大学箕面キャンパスと周辺で行われる大阪・関西万博“ほぼ”1000日前イベント「ROAD TO 2025!! TEAM EXPO FES」についてお話しいただきました。
(聞き手:タッキー816スタッフ 野間耕平)

3年後の開幕に向けて、残り日数がほぼ1000日となった大阪・関西万博。
大阪大学でも、この万博に向けてさまざまな取り組みを進めているといいます。
関連イベントもぼちぼち行われるようになってきており、万博へ向けての機運も次第に高まってこようかというところ。
そんな中、この種のイベントとしてはひときわ大がかりなものが

ROAD TO 2025!! TEAM EXPO FES

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このイベントの主催団体のひとつ、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメントから、特別に梶望(かじ・のぞむ)さんにリモート出演していただきました。
梶さんはこれまで、宇多田ヒカル、いきものがかりなどのアーティストに関わってきた大物プロデューサー!!
えっ、ということは・・・本物の宇多田ヒカルさんと、会ってしゃべったことがっ!?
「ええ、そりゃそうです(笑)。今でも普通にしゃべってますよ」
あくまで仕事ですから、僕はちっとも大物じゃないんで・・・という梶さん、とても気さくにお話ししてくれるかたでした。
今回のイベントでは、気軽に楽しめるさまざまな体験型イベントが企画されています。
恐竜、宇宙、食、エトセトラ・・・。
その中でも注目は「ゆるスポーツ」「ゆる楽器」。
「ゆるスポーツ」は、身体能力や性別、大人と子ども、障害のあるなしに関わらず、誰もが参加して一緒に楽しめるというもの。激しく扱うと赤ちゃんのように泣きだしてしまうボールを使ったバスケットボールなど、奇想天外な、やって楽しい見て楽しいスポーツの数々。
「ゆる楽器」は、音楽の素養が無くてもOKな、誰もが気軽に触って鳴らせる楽器で、みんなで合奏してみよう・・・!
スポーツにしろ音楽にしろ、能力差が格差となってしまう現状を、気の利いたアイデアで誰もが参加できるように変えていく。これこそ、万博のコンセプトにつながっていくものと言えるのではないでしょうか。

●女性技術職員ネットワーク
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中本さんは、「超伝導」についての研究に携わっています。
極低温下で電気抵抗がゼロになる「超伝導」について、より高い温度で実現できれば、実用化しやすくなります。
中本さんが取り組んでいるのは、ダイヤモンドを用いて超高圧を生み出し、超伝導物質を生み出す研究。
「100万気圧をかけられる器具が、これです」

えっ・・・乾電池サイズ!?

この中に、尖ったダイヤモンドが向き合っていて、そこに物質を挟んで締め付けることで、極小スポットに超高圧が発生する・・・という仕組み。
これを用いて、現在はマイナス70度ぐらいで超伝導が実現できるようになっているそうです。

植原さんは溶接などを研究している「接合科学研究所」の技術職員として、実験設備の保守管理などを担当しています。
研究所には、世界中から研究者が訪れるといい、そういった研究者のサポート、要望に応えるといった重要な役割。
研究所の正規の技術職員は植原さん一人で、責任も重大です。

もともと技術職員は大学内でも少なく、女性の技術職員となるとさらに人数が限られます。
異なる部署で、同じような悩みを抱えていても、相談する機会がない。
職場の支援も十分行き届かず、例えば出産したくても業務との両立が大変。
誰にも相談できずに、仕事と出産、どちらかをあきらめてしまう人もいました。
「代替が効かないのが技術職員なんです。なのに、これまで女性研究者などと比べても支援が行き届いてなかったんです」

そこで立ち上げられたのが「大阪大学部局横断型女性技術職員ネットワーク」。
2019年に発足し、部署の異なる女性技術職員が定期的に集まり、情報交換などを行ってきました。
植原さん「職場での困りごと、女性同士でしか話せないようなことを素直に出し合える場ができたことは、私にとってとても大きなことでした」

23日・24日の「Team Expo Fes」では、この女性技術職員ネットワークと、大阪大学自然科学系分野女子学生ネットワーク「asiam(アザイム)」が共同で、体験型のワークショップを企画しています。
「分光筒を作ります。簡単に作れて興味深いものなので、ぜひ!」
黒い厚紙で筒を作り、「分光シート」を貼り付けて光源を見ると、虹色の線が筒の中に浮かび上がる・・・。
小学生以上が対象で、女性技術職員や女子学生と出会い、交流するまたとないチャンス!
(当日、午前10時に整理券を配布。10時30分、13時30分、15時30分に実施)

とにかく、7月23日(土曜日)・24日(日曜日)は、大阪大学箕面キャンパスへ!
有名なアーティストのライブなどもあり、万博へ向けた機運がいやが上にも高まります。
見て、体験して、学ぶ。本番の万博でも同じように行われるであろう、いわば「ミニ万博」を味わいに行きましょう!