毎月第3日曜日の午後2時から4時まで、サンクス箕面2番館地下1階のサテライトスタジオから公開放送でお送りしている「Monthly国際交流コンサート」。
2022年7月は第610回「私のお気に入り“My Favorite Things”」。
みのおエフエムでは毎月第4日曜日14:30放送の「赤穂美紀の異文化交流会」でおなじみの赤穂さんですが、Monthly国際交流コンサートのご出演は実に丸12年ぶり!!
前回は2010年の7月で、ラテンロックなステージだったそうですが、今回はミュージカルや映画音楽を中心に、赤穂さんのオリジナル曲を交えたステージでした。
1stステージは橋口杏美さんによるピアノのソロから始まり、今年2022年の2月に公開されたスピルバーグ監督によるリメイク映画が話題となっている「ウエストサイドストーリー」の曲を。
過去にアニータ役を演じた赤穂さんの歌声や、ウエストサイドストーリーとその音楽について話されるようすから、作品へのリスペクトと愛が伝わってきました。
赤穂さんは作詞だけでなく、訳詞も手がけておられるそうで、2ndステージで歌われたグレイテスト・ショウマンの「ネバー イナフ」、サウンド オブ ミュージックから「すべての山に登れ」、そして3rdステージラストの「ユーレイズミーアップ」は赤穂ご自身で訳した日本語の歌詞で歌われました。
「私のは意訳。」と仰っていましたが、英語をそのまま訳すのではなく、大きな意味合いは変えずに日本語をあてていくという形。
私も英語の曲の歌詞の意味を考えるときに、そのまま日本語にしていくとなんか気持ち悪いと思って頭の中でイメージを膨らませたりはするのですが、やはり意訳で日本語にしていくのはとても難しいことだと思うので、今回赤穂さんが訳した歌詞はすごく勉強になりました。
みなさんもよくご存じの曲が、赤穂さんによる日本語詞で新しい魅力を感じられたのではないでしょうか。
3rdステージで歌ったオリジナル曲「MIZUTAMAHIME」は赤穂さんのメジャーデビュー曲なのですが、この曲はなんとアメリカでも流れていたとか!
528Hzの周波数を含んでいるこの曲には副交感神経を優位にしてリラックスできる効果があるそうで、赤穂さんは「愛の周波数」と呼ばれるこの528Hzの音楽を広める活動もされています。
今回のコンサートではピアノを528Hzにチューニングされていたので、この曲だけでなく、実は全編リラックス効果が期待できるステージだったんですよ!!
言われてみればピアノの音がいつもと微妙に違いましたよね。
もしかしてヘッドホンなんかでガッツリ聴いてくださったかたは特に、今回なんかリラックスできたわ~と感じられたかもしれません。
この528Hzの音楽については赤穂さんの番組でも紹介されていますので、ぜひ「赤穂美紀の異文化交流会」も聴いてくださいね♪
また今回は赤穂さんのプロデュースのもと、5月20日にソロ歌手としてデビューアルバムを発表された小田悦子さんがゲストとして1stステージはソロで、2ndステージはフィーチャリングの棗かれんさんと共に出演されました。
アルバムにも収録されている曲を披露されたのですが、日本語で歌われた曲の訳詞とオリジナル曲の歌詞はもちろん赤穂さんによるもの。
例えるならば宝塚の娘役と男役のような、それぞれタイプの違うお二人の声のハーモニーが素敵でした。
そしてなんと言ってもゲストのお二人の衣装!!
赤穂さんと橋口さんも夏らしいビタミンカラーの衣装でステージがとても華やかだったのですが、小田さんと棗さんは曲ごとステージごとに衣装チェンジをされて、ビジュアルも楽しめるステージだったんですよ♪
ラジオで楽しまれたかたにはご覧いただけなかったので、お写真を載せておきますね^^
赤穂さんが歌っておられる姿は声が口から出ているのではなく「身体という楽器で声を奏でている」ような、本当に全身で歌われているようで、さらにその声も、もはや出ないキーはないんじゃないかというくらいにどこまでも伸びてゆく声で、終始圧倒されるステージだったのですが、意訳のお話のときに「英語をそのまま日本語にしたらなんかうさんくさいやん?」というトークや、「Mambo No.5」の掛け声講座(“ウーッ”と聞こえるあの掛け声の発音は本当はあいうえおの”う”ではなく日本語にはない発音だというお話)で、意外にもすぐに上手にできたお客さんを褒めつつ「私の教え方が上手いからやね」と仰る、THE 関西人的なユーモアでしっかり笑いを取られるところはさすがです…としか言いようのない、本当に素晴らしいコンサートでした。
■赤穂美紀さんFacebook・Instagram
■Monthly国際交流コンサート:毎月第3日曜午後2時~4時生放送
(再放送 当日午後9時~11時、翌月曜午後2時~4時)