大阪大学で環境を学ぶ学生がお送りしているラジオ番組「ふらっとちゃっと」。大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。
■発掘!Osaka University
大阪大学の先生や留学生をゲストに招いてお話を聞くこのコーナー。
今回のゲストは、大阪大学歯学部6年生の難波美帆(なんば・みほ)さんにお越しいただきました。
実家が歯科医院で、歯科医の父を見て育った難波さん。ものづくりが好きなことから、自分も歯科医に向いているのでは?と阪大歯学部への進学を果たしました。
通常の学部と違い、歯学部は6年まであります。さらに大学院に進もうと思ったら、その前に研修医として1年間の研修が義務付けられ、大学院は博士課程までの4年コース。最短でもトータル11年!
歯の詰め物を作る実習では、実際に作ったものが歯にピッタリ収まったときに「喜びを感じました」。
大学ではダンスサークルに所属して、体を動かしてきた難波さん。
普通のサークルは3年生くらいで引退するものですが、6年の現在でも活動を続けています。
ステージで発表する時間は、ほんの3分ほど。そのわずかな時間のために、みんなが力を合わせて取り組む。それがダンスの醍醐味なんだ、と語る難波さんの表情は、本当にダンスが好きなんだなと思わせてくれるものでした。
そして難波さんは各方面で才能を発揮しています。
その一つが、アクセサリー作り。
もともとかわいいアクセサリーを見るのが大好きだったといいますが、こういうものもあったらいいのにな、無いなら自分で作っちゃおう!
単にきれいなものを作るだけではなく、難波さんは「そのもののストーリー」を大切にしています。
「例えば、阪大にある南天の木の赤い実を見て、『かわいい!これ、アクセサリーにできないかな?』そんな出会いから新しいアクセサリーが誕生します」
そうして作ったものをインスタグラムにUPしていたら、それが評価されて、梅田の有名店で販売されるまでに!
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もう一つは、お菓子作り。
コロナ禍でおうち時間が増えたため、ひまな時間に何かできないかなーと始めたのがきっかけでした。これもインスタにUPしたところ「かわいい」と評判になり、大手レシピサイトでも紹介されるなどしてバズっていき、気付けばフォロワーが1.8万人!
マフィンやクッキーなど、あまり手の込んでいないお菓子ですが、そこに難波さんなりの一工夫を加えて。「あれとこれを組み合わせたら、どうなるかな?」といった遊び心もいっぱいで、レシピも「とてもわかりやすい!」と大評判。
「作って楽しい、見て楽しい」そんな難波さんのお菓子の数々、ぜひあなたもチェックしてみて!
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各方面の趣味に打ち込みつつも、将来はやはり歯科医をめざすという難波さん。
「とても勉強熱心な父の姿を、小さい頃からずっと見てきたので」自分もそんな歯科医になれたら。
ゆくゆくは自分の歯科医院を運営しながら、アクセサリーやお菓子も一緒に売れたらいいな、と笑顔で話してくれました。