ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今週は、人形浄瑠璃文楽三味線 鶴澤 燕三さんをお迎えしました。
湘南生まれ湘南育ち、さらに小学生の頃はハワイで生活していたという燕三さん。
五線譜ではない音楽に慣れ親しみ始めたのは日本に帰ってきた中学生の頃。
横笛を吹いている姿や音色がかっこよくて、お囃子で笛を学び出しました。
三味線との出会いはNHKで放送されていた特集番組。
面白そうだからやってみたい!と伝えた友人の母親が、なんと民謡教室に入っていることが判明し見学へ。
燕三さんのお姉さんの薦めもあり、あれよあれよという間に三味線を始めることになりました。
三味線をやっていると面白いし、これで食べていけたらなと思っていた燕三さん。
そんな時、急に福岡のいとこから「国立文楽劇場で研修生を募集している」と電話が。
そしてまたまたあれよあれよという間に燕三さんは研修生になりました。
あらゆる偶然がなければ他の世界に行っていたかもと燕三さんは笑います。
三味線は座るのも撥(バチ)を持つのも修業だと言います。
爪が割れたり、タコが出来たり、血で三味線の糸が黒く染まったりするのは日常茶飯事。
むしろ各指にタコが出来ることで撥(バチ)が持ちやすくなるんだとか。
そんな辛そうに思える三味線ですが、燕三さんは「楽しい」と言います。
新しい手を覚えるのが楽しい、節に付いてまわる演奏が楽しい。
人に強制してやらされていたら無理だったかもしれないとも。
燕三さんは「好きが一番大事、それが一番のモチベーション」と語りました。
ロック少年だった鶴澤燕三さんに選曲いただいた音楽も織り交ぜてお届けしました。
■10/19(水)午後3時放送(再放送は10/19(水)午後9時、10/23(日)午後5時)