行きつけのビアパブのような場所。そんな番組をめざして@クラフトビールCLUB

2023/01/01

_IMG_1555 クラフトビールってどんなん?という飲んだことのないかたから、クラフトビールにめちゃめちゃ詳しいコアなファンまでが楽しめるトーク番組(第1日曜15時初回放送)。
クラフトビールの醸造から販売までを手がけ、ビアジャッジの資格を持つ谷和(たに・あい)と、旅のプロ・風間佳成(かざま・よしなり)がクラフトビールの魅力や最新の話題などを語ります。
 新年あけましておめでとうございます。
昨年もこの番組を聴いていただきありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 まずはクラフトビール業界の話題から。
「#3年ぶり」が2022年ヒット商品番付(日経流通新聞)の西の横綱になりました。
コロナ禍で中止されたビアフェスや伝統のお祭りなど、イベントが3年ぶりにかなり復活しましたよね。
オンラインの飲み会もいいけど、やっぱりリアルでおいしいビールを語り合いながら乾杯して飲むのは最高!
第8波が落ち着いて、もっとビアフェスが再開されるようになるとうれしいですね。
ちなみに東の横綱は「コスパ&タイパ」でした。
値上げが広がる中、費用対効果の高い商品に支持。
節電効果が期待できるパーソナル冷暖房や大容量品が人気。
動画の倍速視聴など時間対効果を追う動きも活発になりました。
ビール関係では前頭15枚目に「サントリー・ビアボール」が入っています。
アルコール度数16%のビールを好きな濃さに割って楽しむのがうけたようですね。
昨年も飲食店は苦労されました。
でも日本ではクラフトビールの醸造所がどんどん誕生しているんですよ。
昨年12月現在で650を突破!関西2府4県で83もあるんです。
しかも経営者やブルワーが若い!クラフトビールを造るのがカッコいい、ということだそうです。
僕は新年をお屠蘇エールで迎えました。お屠蘇エール2023和ちゃんの醸造所で屠蘇散を自家ブレンドして造られたビールで、我が家のお正月の定番になっています(まだ梅田の阪神百貨店で買えるかも)。
和ちゃんは昨年11月「ブラッセルズ・ビア・チャレンジ2022」という有名なビアコンペティションに審査員としてベルギーに行ってきました。
そこで見た光景は、とにかく人が多い、動いている、パブも人が多くては入れないくらい混んでいて、日常を取り戻しているのを実感したそうです。
空港でもみんな笑顔でビールを飲んでいるのを見てうれしくなったそうですよ。
日本でもそんな日常が早く戻ってくるといいですね。
和ちゃんが審査員として感じたことは、アメリカなどからクォリティの高いビールの参加もあったけど、伝統的なベルギービールのパワーが凄いということ。
ベルギー原産の原材料を使って、伝統を守るだけではなく少しずつブラッシュアップしているし、ヨーロッパならではの流れも見えて楽しかったということでした。
今年も多くの国際コンペティションの審査に招かれているそうですので土産話を期待しましょう。
みなさん、大阪のお酒をどのくらいご存じですか?
実は大阪府には日本酒の酒蔵が17軒、ワイナリーが6軒、ブルワリーが22軒あるんですって。大阪のお酒を飲んだことがないかたも多いようですが、2025大阪・関西万博に向けて大阪のお酒をもっと知ってもっと飲みましょう!
昨年11月に大阪の日本酒、ワイナリー、ブルワリーが集まって開催された大阪酒万博。
今年も開催してほしいですね。
最近重要なキーワードでSDGsというのがあります。
さまざまな業界で多様な取り組みがなされているんですが、クラフトビール業界でもいろいろな試みがなされています。
葉っぱビジネスでよく知られた徳島県・上勝町(人口約1500人)にはRISE&WIN BREWINGがあります。RISE&WIN BREWINGここでは完全循環型クラフトビールを造っています。
ビールを製造する際に出る麦芽のカスを液体肥料に変え、それを用いて上勝町内で麦を育てる。
そして、この麦でまたビールを醸す、というサイクルで商品化されているんです。
上勝町は2003 年に自治体として日本で初めての「ゼロ・ウェイスト(Zero=0、Waste=廃棄物)宣言」を行いました。
ごみ自体を出さない社会をめざし、ごみ収集を行わず、生ごみなどはコンポストを利用し、各家庭で堆肥化。
瓶や缶などのさまざまな「資源」を住民各自が「ごみステーション」に持ち寄って45 種類以上に分別、現在ではリサイクル率80%を超えているそうです。上勝町ごみステーション凄いですね!
地元の箕面ビールでも2年前から丹波の農家と契約して麦芽の使用カスを肥料に。
育てた黒豆枝豆は成長が早くて甘みが増すとのこと。WAREHOUSEで提供されますが、すぐに売り切れるそうです。丹波の黒豆枝豆和ちゃんのクラフトビアベースでは1回の醸造で麦芽カスが400㎏も出るとのこと。
それを大阪府立園芸高校とタイアップして堆肥化して使用してもらって、そこでできた野菜をいただいて直営のレストランで提供しているそうです。
またハーブの栽培にも使用してもらって、それも今後のビール醸造に活かしたいということでした。
いろいろと工夫されていますね。
今年の干支はうさぎ。
うさぎの名がついたブルワリーが関西には2軒あります。
奈良市にあるゴールデンラビットビールは「クラフトビールを通じて、奈良の魅力、再発見へ」をテーマに、奈良産の素材を活用したビールを醸造しています。
滋賀県近江八幡市のツーラビットブルーイングでは、うさぎのラベルばかりを集めた「うさぎ年だヨ!ラッキーラビットセット」を昨年末に販売しましたが、あっという間に売り切れとなってしまいました。残念!ツーラビット・ギフトセットそれと京都市伏見の黄桜からは、ラッキーラビットという缶ビールも販売されていますよ。
今年は耳活が広がると言われています。ラジオに耳を傾けることなんです。
スイッチを入れればそこに「いつもの人がいる」、ほっとできる、行きつけのビアパブのような場所。
そんな番組をめざして、今年も頑張っていきたいと思っています。ご支援よろしくお願いいたします。
今年第1弾のリスナープレゼントは、和ちゃんの会社・クラフトビアベースから提供していただきました。
王道のビール3本セットを1名様に直送します。詳しくはタッキー816のホームページをご覧ください。
#ビールで明日を幸せに
来月は2月5日の放送です。お楽しみに!
(文責:風間佳成)
■クラフトビールCLUB
毎月第1日曜日15時放送(当日22時、翌月曜日15時リピート放送)
【参考】
RISE&WIN BREWING
ゴールデンラビットビール
ツーラビットブルーイング
【添付写真】
1.お屠蘇エール
2.RIZE&WIN BREWING
3.上勝町ごみステーション
4.丹波の黒豆枝豆
5.うさぎ年だヨ!ラッキーラビットセット