ふらっとちゃっと 3月卒業SP・西原乃里子さんの旅立ち

2023/03/12

flat_230312a後輩たちを率いる西原さん(ジャンヌ・ダルク風)
大阪大学で環境を学ぶ学生がお送りしているラジオ番組「ふらっとちゃっと」。大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。

■発掘!Osaka University
大阪大学の先生や留学生をゲストに招いてお話を聞くこのコーナー。
3月は別れの季節・・・。
「ふらっとちゃっと」でも、メンバーが卒業します。そのメンバーとは・・・

「西原乃里子(にしはら・のりこ)です」

大阪大学大学院環境エネルギー工学科修士2年。
ふらっとちゃっとには大学4年生から関わってきました。
他に硬式テニス部のマネージャー、軽音サークルにも所属(趣味はピアノ)。

<大阪大学の環境エネルギー工学科を選んだ理由>
小学生の頃から環境問題に興味があった。
3R啓発のCMソングが頭から離れなくなり、今に至る。
高校生の頃、関ジャニ∞にはまり、「大阪の大学に行けば会えるのでは」と浅はかな思慮(笑)で阪大を受験。
ただ、受験勉強に打ち込むため、溜めこんだ関ジャニグッズをダンボールに詰めて封印。
その甲斐あって合格しましたが、いつの間にかすっかり熱は冷めてしまっていた・・・。

<研究内容>
木質バイオマス発電のLCA(木の伐採や製造、輸送まで含めた環境負荷をトータルに評価)

<大学時代、良かったこと>
大学の先生の研究のお手伝いで、南太平洋のマーシャル諸島へ。
サンゴ礁の連なる綺麗な青い海。
その一方、無秩序で衛生管理がされていないごみ捨て場など、負の部分もあった。
就活からやっと解放されて、北海道や名古屋など、いろんなところへ旅行したのも良い思い出。flat_230312b<ふらっとちゃっととの出会い>
先輩の石田剛久さんに誘われて。
同期がいなくて自分一人だったけど、気にならないほど楽しかった。
思い出は、「箕面国際フェスティバル」での公開収録。
大阪大学新箕面キャンパスの会場で、スタジオとは違って目の前で聴いている人が何人も。
緊張したけど、注目されるワクワク感を味わった。
環境探検隊で滝道にホタルを見に行き、たくさんのホタルや地域のかたと交流もできた。

<ラジオに出て工夫するようになったこと>
聴いている人にいかにわかりやすく伝えるかを意識するようになった。
例えば「環エネ」といえば私たちの間では伝わるけど、初めて聴く人には「?」となる。
また、質問を投げっぱなしではなく、返ってきた言葉をしっかり受け止めて、さらに反応を返すことで会話のキャッチボールを続けるよう心掛けた。

<今後の抱負>
コンサルタントに就職。
企業からの相談を受けて、解決策を提案する仕事。
環境系の部署で「SDGs達成のためどうすれば?」といった依頼に応えていく。flat_230312c<後輩たちへ>
みなさんのおかげで楽しく続けられた。
ラジオを通して、話し方を学び、いろいろ発信できる。
自分から積極的にいろんなことに取り組んでほしい。

後輩たちからは「とてもやさしくて、その場の雰囲気を明るく和やかにしてくれる存在でした」と慕う声も。
活動時期がまるまるコロナ禍とかぶってしまい、例年なら可能だった取り組みが制限されてきましたが、そんな中でも西原さんは継続して番組を引っぱって来てくれました。
みんなを安心させてくれる、その笑顔。
これから近くで見られなくなるのは残念ですが、広い世界が西原さんを待っています。
どうか元気で、新しい出会いの中へ飛び込んで行ってください!flat_230312d