空手のジュニア世界大会で金メダル!神嵜美桜さん@みのたんらじお

2023/05/20

minotan_230521c毎週土曜日午前11時~正午に、メイプルホールロビーから公開生放送でお送りしている「みのたんらじお」(箕面市提供)。おすすめの週末情報をご紹介したり、ゲストをお迎えして楽しいおしゃべりで過ごす1時間です。
(パーソナリティー:繁田麻衣子)

<みのお・コレ一番!>
箕面でイキイキと活動するみなさんをお迎えしてお話を伺うコーナー。
今回は、昨年の「第12回世界カデット、ジュニア&アンダー21空手道選手権大会」に日本代表として出場し、金メダルを獲得した、このかた!
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「神嵜美桜(かんざき・みお)です」

そしてもうお一方、日本空手道拳龍会の森崎龍行会長にも同席していただきました。
神嵜さんは拳龍会で空手を始め、厳しい稽古に耐えながら、毎年着実に成果を上げてきました。
進学先の浪速高校は、空手の強豪校。
そこでさらに厳しく稽古に励んで、全国大会で入賞するなど、空手家としての実績が開花していきます。
そして、今回の「第12回世界カデット、ジュニア&アンダー21空手道選手権大会」。
国内予選は選考会形式で行われ、神嵜さんの浪速高校・女子団体形チームは、見事に日本代表の座を掴み取りました。
世界大会の本番は、2022年10月26日〜30日にトルコの古都・コンヤで開催されました。
神嵜さんたち3人の、女子団体形チームは、ここでも遺憾なく実力を発揮し、迎えた決勝戦。相手のエジプトチームは体格が段違いで手足も長く、技の一つ一つが大きく見えます。ともすれば圧倒される場面ですが、神嵜さんたちは「これまでやってきたことを信じて」いよいよ演武に臨みます。
 エジプトチームに比べれば、体格は大人と子ども。その体格差を跳ね返す日本チームの持ち味、それは「一体感」でした。一糸乱れぬ、その言葉を体現するかのような3人の動き。動作の一つ一つ、一挙手一投足が完全にシンクロして、あまりにも見事な演武に、会場は感嘆のどよめきに包まれました。
 判定は、エジプトに大差をつけて、文句なしの優勝。
「これがそのときの金メダルです」
もともと空手は日本発祥ということもあり、大会では日本選手は大人気。道着の「JAPAN」の文字を見た外国の選手が「ワオ!一緒に写真撮って♪」と引っ張りだこで、「インスタグラムでいろいろな国の選手とつながりました」という神嵜さんでした。minotan_230521e この功績により、令和4年度の「もみじ顕彰」も受賞し、4月からは阪南大学に進学した神嵜さん。もちろん大学でも空手部に所属し、さっそく「第56回関西学生空手道個人選手権大会」では女子個人形で準優勝。ちなみに大学1年~4年が対象なので、新1年生の準優勝は快挙といって差し支えないでしょう。
これから、日本の中心選手としてさらなる成長&飛躍を。
残念ながらパリ五輪では空手は種目として採用されませんでしたが、その次はまた復活するかもしれません。
そのとき、また世界の舞台で輝く神嵜さんの姿が見られるかも・・・。minotan_230521aminotan_230521bminotan_230521g神嵜さんには、実際に「形」の一部も披露していただきました。
よく笑う、朗らかなイメージの神嵜さんが形に臨むや、その印象が一変します。
表情が引き締まり、眼光は強敵に相対した猫科の猛獣のよう。
静から動への転換は一瞬で、動作の一つ一つにシュバッ、シュバッという音が伴います。
そして攻撃。空気を切り裂くように繰り出す、電光石火の双貫手!
受けは鉄壁の如く、突きは弾丸の如く。
世界の頂点に立った、これがその技・・・!
最後は裂帛の気合いを響かせて演武を終えた神嵜さん、これ凄すぎる!いつまでも見ていたい!と思わせてくれました。
箕面が生んだ空手ガールの快進撃を、タッキー816はこれからも応援していきます!minotan_230521f