高校生パーソナリティー「れいの幸福論」…トイレ、この奥深きものよ

2023/06/10

rei_230610a4月からスタートした、高校生パーソナリティー・れいがお送りする『れいの幸福論』。
気になるニュースや社会問題を取り上げ、本音でトークする番組です。

【放送】「サタワイ1330」第2土曜 13時30分~14時/23時/翌水曜

高校の試験も終わってほっと一息。
ちょうど成績が発表されたそうですが、結果については多くを語らず。
「さっそく本日のテーマ!」

トイレ

放送3回目にして、なかなかズバリなテーマとなりましたが一体・・・?

■できますか?アジアンスクワット

「私の母にできて、私にはできないポーズがあることがわかりました」
足を肩幅に開いて、両手は軽く握って肩の高さに。
そのまま、かかとを地面につけた状態でしゃがみ込みます。
その姿勢を、維持できますか?
「私はこのポーズ、1秒か2秒で後ろに倒れてしまって、続けられないんです」
ほら・・・!
ということで、スタジオで実演する高校生パーソナリティー。
どでん!
確かに・・・後ろに転がってしまいましたが、それスカートのときはあまり人前でやらない方が・・・。
でも、お母さんは難なくそのポーズを維持できるのに、なぜ?

実はこのポーズ、和式トイレで用を足すときの姿勢。
洋式で育った今の若い世代は、このポーズを続けるのが苦手だということです。
「アジアン・スクワット」と呼ばれるこのポーズ、和式スタイルが主流のアジア圏の人はみんなできますが、アメリカ人は1割しかできない、というデータも。
洋式の方が姿勢は楽ですが、和式は肌が便座に接触しない衛生面のメリットがあり、一長一短です。

■トイレあれこれ
「東京の某有名ホテルに行った(宿泊はしてない)とき、凄かったんです!トイレが」
トイレ本体はもちろん、併設のパウダールームが広く、設備も充実。
広島の府中市では「トイレツーリズム」と題して、市内7カ所のトイレを巡る観光ツアーが。
成田空港はさまざまな種類のトイレが揃っているとか。
音声認識で操作できるトイレや、上下水道が要らない完全循環型のトイレも開発が進んでいます。
こんな日本のトイレも、昔は汲み取り式が主流でした。
溜まった排泄物は下肥として農業に利用されましたが、上流の武家と庶民では、下肥にもランクの差があったといいます。
洋式は昭和34年ごろから一般的に普及が始まりました。

世界的に見ると、トイレを使わないという地域もかなりあるといいます。
野外で用を足すわけですが、汚染水による病気の流行や幼児の死亡率が高まるなどの問題があり、トイレを設置すること、そしてトイレを使う習慣を根付かせることが課題となっています。
「そこで私が考えたのは・・・」


各種の多機能トイレを積んで、世界を回るトイレキャラバン。
「サーカス団みたいなイメージで、トイレ文化がない地域に行って、トイレを体験してもらうんです」
そこの人たちが、内装を見たり、座ってもらって「あっ、トイレってなんか良くね?」と思ってもらえれば。
お祭り感覚で、トイレに親しんでもらうことで、世界のトイレ問題が改善するかもしれません。

たかがトイレ、されどトイレ。
30分ではとても語り尽せないネタです。
みなさんもぜひ、この奥深きトイレというものについて、考えてみてはいかがでしょうか。rei_230610b