大阪大学が発信するホットなトピックの数々を、公開録音でお送りする新番組「ハンダイラジオ」。
第2回の公開録音を、7月14日(金曜日)に、大阪大学箕面キャンパスで行いました。
場所は3階ピロティ。
屋根の下の広いスペース、机や椅子が並んで、お昼時には多くの学生でにぎわいます。
そこに公開放送のブースを設営しました。
何やってるのかな・・・といぶかしげな視線に笑顔で答え、愛想を振りまいていると、今回のゲストのみなさんが会場にやって来ました。
<出演>
嶋谷泰典(しまたに・やすのり)さん(大阪大学特任教授 21世紀懐徳堂副学主 万博推進室副室長)
佐藤宏介(さとう・こうすけ)さん(大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻システム科学領域教授・大阪大学総長補佐(「公開講座」担当))
木ノ下智恵子さん(きのした・ちえこ)さん(大阪大学21世紀懐徳堂 准教授)
上林梓(うえばやし・あずさ)さん(大阪大学21世紀懐徳堂特任研究員)
<聞き手>
野間耕平(タッキー816みのおエフエム ディレクター)
●公開講座について
佐藤宏介(さとう・こうすけ)さん(大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻システム科学領域教授・大阪大学総長補佐(「公開講座」担当))
昨年9月「まちのラジオ」に出演して以来、2回目のご登場。
専門は「ロボットの目」、最先端の仮想現実に対応する視覚技術の開発です。
また「情報考古学」の分野でも、エジプトのピラミッドや、イースター島のモアイを計測しに行ったことも。
インディ・ジョーンズのように、世界を股にかけ活躍する佐藤さんなのです。
「今日は冒険のお話・・・ではなくて、公開講座を紹介します」
大阪大学の公開講座は、1968年から毎年行われています。
江戸時代の懐徳堂で行われていたように、市民が誰でも参加して、大学の研究者の講義を受講できる、歴史ある大学と社会のつながりの場です。
今回のテーマは「混沌とする世界を見抜く共創と対話」。
戦争やAIの脅威など、先が見通せない今日この頃。
そんな中、必要な知識・考え方とは・・・?
受講することで、そのヒントが掴めるかもしれません。
■第55回大阪大学公開講座
日時:9月28日~12月7日(全9回)
場所:大阪大学中之島センター
●内容について((9月28日~12月7日の9回)
詳細は8月上旬にホームページで公開。
※申込もホームページから
21世紀懐徳堂ホームページ
●「中之島」について
木ノ下智恵子さん(大阪大学21世紀懐徳堂 准教授)
3年前に「まちのラジオ」に出演して以来、2回目のご登場。
専門は「アート、現代美術、文化政策」。
さまざまな機関と連携して、社会の課題解決に取り組む複数のプロジェクトに関わっています。
大阪市の中之島にある地下鉄コンコース内のオープンスペース「アートエリアB1」での催しなど、ユニークな企画を手掛けてきた木ノ下さん。
その中之島は、中央公会堂を始め美術館、図書館、ホールなど、島全体に文化施設が散りばめられ、パリのシテ島にも例えられます。
2019年からは、創造的な実験島としての「クリエイティブアイランド中之島」の取り組みが始まりました。
中之島に関わる14機関によるネットワークで、施設と施設、人と人、人と文化、文化と自然などをつなぎ、新しいものを生み出していく島を目指すプロジェクトです。
とはいえ、それらの施設は国立もあれば府立、大阪市立もあり、民間のものもあるので、それらの連携は「けっこう大変」。
それでも、今後そこから前例のない企画や催しが生まれ、中之島の魅力がより知られるようになるでしょう。
10月~11月には、中之島で「何かが起こる」。
「でも、何もないときでも、ぜひ中之島へ行ってみてください。とても素敵な場所ですから」
●石橋商店街を拠点とする「いしばしプロジェクト」
上林梓(うえばやし・あずさ)さん(大阪大学21世紀懐徳堂特任研究員)
やはり去年9月に「まちのラジオ」に出演して、今回が2回目のご登場。
研究内容は「劇あそび」を通した子どもたちの成長で「先日はみんなで、おばけになってみました」。
楽しそう・・・!
そして上林さんは石橋商店街を拠点とする「いしばしプロジェクト」にも関わっています。
大阪大学豊中キャンパスへ向かう途中にある、石橋商店街。
その中に「くるる石橋」というスペースが生まれ、学生と商店街の交流の拠点となっています。
これまでも、学生と商店街の連携で、さまざまな取り組みが行われてきました。
1月に行われる「ゑびす男選び」は、学生や地域のかたが参加して、阪大坂を駆け上がる一大イベント。
ゴールしたあと、豊中キャンパスでの交流のひとときは、みんなが笑顔で健闘を称え合います。
「いしばしプロジェクト」から、また新たな企画が飛び出すかも・・・。
今後の動きに注目です!

