滝道ゆずるの足湯広場前からの公開生放送「タッキーキャンドルナイト」。
いよいよお待ちかね、ライブの時間がやってきました!
これまでも、毎回素敵な演奏が繰り広げられてきましたこの時間。
今回出演のバイオリン&ピアノデュオ「LALO」も、それらに勝るとも劣らない演奏を聴かせてくれることでしょう。演奏が始まると、すぐにできる人だかり。
伸びやかなバイオリンの音色と、きらめくピアノの音の粒。
夜の闇の中に、そこだけまぶしい照明が当たって、まるで別世界のよう。
キャンドルの幻想に趣きを添える、この上ない調べが、滝道に響き渡りました。映画音楽や童謡から、オリジナル曲まで。
ベンチに腰かけて聴く人たちは、その旋律に酔うように、うっとりと聴きほれ、ときに口ずさんだりも。
「LaLo」のメンバーは
バイオリン・Eikoさん
ピアノ・Chisaさん
京都市立芸術大学音楽部出身の二人によって、1997年に結成。
以後、オリジナル曲を中心とするライブやアルバム制作など、幅広く活動を続けてきました。
今回のライブでは、オリジナル曲やアイリッシュナンバーも交えて、時に静かに、時ににぎやかに、踊りだしたくなるような演奏と、さまざまな表情を見せていただきました。鳴り止まぬ拍手とアンコール。
「ありがとうございます。では、アンコールにお応えして・・・」
みなさんも一緒に歌える曲を。ということで
『見上げてごらん夜の星を』。
そしてここでなんと、Momokoが飛び入りで、一緒に歌うことに。
なんという胸アツの展開!(笑)
「それでは、みなさんもご一緒に・・・」
Eikoさんのバイオリン、Chisaさんのピアノ、そしてMomokoのボーカル。
夢の競演が実現しました!居合わせたみなさんも、一緒に口ずさんで、ハミングして。
Momokoはマイクを手にして、お客さんの人だかりの方へずんずん進んで行きます。
高校生くらいの女の子の一団。突然向けられたマイクにびっくりしながらも、顔いっぱいの笑顔で、歌で応えてくれました。
みんなを笑顔にする、音楽の魔法。
確かにそのとき、居合わせた人たちはその魔法にかかっていたようです。「素敵な夜を、あなたに」。
タッキーキャンドルナイトのキャッチフレーズ通りの夜は、こうして過ぎていきました。
名残りを惜しみつつ、番組終了後の撤収作業。
そのとき、どこからともなく
・・・見上げてーごらんー♪
あっ、さっきの女の子たち!
歌いながら通り過ぎていく後ろ姿に、こんな言葉を送りました。