クラフトビールってどんなん?という飲んだことのないかたから、クラフトビールにめちゃめちゃ詳しいコアなファンまでが楽しめるトーク番組(第1日曜15時初回放送)。
クラフトビールの醸造から販売までを手がけ、ビアジャッジの資格を持つ谷和(たに・あい)と、旅のプロ・風間佳成(かざま・よしなり)がクラフトビールの魅力や最新の話題などを語ります。
テレビのパブリシティ効果
最近テレビなどでクラフトビールを取り上げる番組が増えてきました。
以前から雑誌「MeetsRegional」や「あまから手帳」などにクラフトビール特集で記事が載ることが多くありましたが、テレビの方がはるかに宣伝効果はあるようですね。
先月(2023年9月3日)のブログでも紹介しましたが、和ちゃんは8月28日(月)のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」という、日経新聞の読者がよく見ているといわれる番組に出演しました。
その中で、キリンビールの醸造責任者がうなったビールがクラフトビアベースのラベンダー&カモミールでした。
放送後にネット販売でこのビールが通常の約20倍売れたそうです。
マザーツリーにわざわざタクシーで訪れてくれるかたがいたり、近所の人たちが番組を見て来てくれたり声をかけてくれたりと反響は大きくて、いまだに続いているそうですよ。
このラベンダー&カモミールが、9月28日~30日に開催された世界五大ビール審査会の一つである「International Beer Cup 2023」で金賞を受賞しました!
和ちゃん、おめでとう!
また「マツコの知らない世界」には和ちゃんの知り合いのビアイラストレーターTOA(とあ)さんが出演されていて、日本のみならず世界のおいしいクラフトビールを26種類も紹介されていました。
龍角散の入った「ドラゴンハーブヴァイス」(田沢湖ビール)、ホワイトチョコを使った「白い恋人」(ルピシア羊蹄山麓ビール)などユニークなビールもありました。
数々の国際コンペでナンバー1に輝くインペリアルスタウト「栗黒」(宮崎ひでじビール)はマツコさんが気に入ったようで、9%のハイアルコールビールですがぐいぐい飲んでいましたね。この番組で「ビールは人と人をつなぐコミュニケーションツール」と言われていたのが印象的でした。
知り合いの酒屋さんに聞くと、番組終了後に「○○置いてないですか?」という問い合わせが急増したそうです。
NHKでも遠野のホップ栽培やホップ祭りの話題を特集で取り上げたり、兵庫県の特産品を使用した神戸のイン・ザ・ドアブルーイングを紹介したりと、クラフトビールが身近な話題となってきた感がありますね。
10月からビール系飲料の酒税が変更
今月(2023.10月)から酒税法の改正によってビール系飲料の酒税が変更になりました。
350mlの缶ビールが70円から63.35円に、発泡酒46.99円は変わらず、そして第3のビール(新ジャンル)が37.8円から46.99円に上がりました。
そして2026年10月にはビール系飲料全てが54.25円に一本化されます。
この理由として、類似する酒類間の税率格差が商品開発や販売数量に影響を与えている状況を改め、酒類間の税負担の公平性を回復するなどの観点から改正する、ことが挙げられています。
しかし考えてみると、そもそもビール酒税が高かったから生まれたのが発泡酒とか第3のビールだったんですよね。
税金を抑えるために開発されたビールテイスト飲料の税金が同じになっていくというのはどうなるのでしょうか。
大手ビールメーカーは悩まれると思いますね。
ブラッスリーノットの植竹さんが分かりやすく1ℓ当たりの酒税について、比較してくれています(THE TRANSPORTER JAPAN No.40)。
2023年8月時点での1ℓ当たりの酒税は、日本のビールは200円、清酒は120円、ワインは90円。
いかにビールが高いかが分かりますね。
また、海外のビールの酒税を比較すると、ドイツは約14円、ベルギーは約38円、ニューヨークでは4.35円だそうです。
日本よりビールの酒税が高い国はフィンランドが298円で、あとノルウェイ、オーストラリアくらいとのことです。
日本は世界で4番目にビールの税金が高い国だそうですよ。
【2023.10月のビアフェス情報】
?第9回茨木麦音フェスト2023 大復活祭!…10月7日(土)・8日(日)茨木中央公園グランド
クラフトビールと音楽と地元グルメの祭典、これはほんとすごいイベントです。
ビールは、全国から有名ブルワリーが20、和ちゃんのクラフトビアベースも初参戦。
ライブは元祖ガールズバンドで日本より世界での方が有名な少年ナイフなど10組、そして地元飲食店総出のフード、これはもう行くしかありません。
?クラフトビアホリディ2023…10月7日(土)・8日(日)・9日(祝)花博記念公園鶴見緑地
北は北海道から南は九州長崎まで全21ブルワリーが集結。
茨木麦音とかぶっていますが両方行くのもありですよ。
?滋賀県・大津クラフトビアガーデン…10月7日(土)・8日(日)・9日(祝)大津市浜大津港横広場
京都と滋賀の6ブルワリーが日替わりで出店。ご当地グルメも堪能できます。
?箕面ビール感謝祭2023…10月21日(土)11:00~15:00(1stセッション)、10月22日(日)10:00~14:00(2ndセッション)・14:00~18:00(3rdセッション)大阪大学箕面キャンパス・3階ピロティ阪大広場
箕面ビールは1997年から醸造を開始し今年で26年目を迎えられました。おめでとうございます!
チケットは前売制ですので、売り切れたら当日券はありません。ぜひ早めにゲットして参加しましょう!
?和歌山市・サタデイナイトビア…10月21日(土)和歌山市本町公園
クラフトビアベースを始めイーグレ、大山Gビール、伊勢角屋など9つのブルワリーが参加。
イベント限定のビールもあるようですよ。
?ビア・ブラボー!~Craft Beer Carnival~2023Autumn…10月27日(金)・28日(土)・29日(日)FULALI KYOBASHI
みやざきひでじビール、ノムクラフト、奈良醸造、ブラッスリーノットなど16のブルワリーが集結。
※入場料500円別途必要(当日)
?サケモノガタリin関西…10月28日(土)大阪天王寺公園てんしば
関西2府4県の日本酒、ビール、ワイン、リキュールが勢ぞろい!
関西にはまだまだ知らないお酒がたくさんあります。そんなお酒と造り手に出会えるいい機会です。
【ちょっとユニークなビールイベント】
?クラフトビールの祭典・BREW at the ZOO 2023というイベントが2023.10月の毎週土・日曜日と祝日に千葉市動物公園で開催されます。
「BREW at the ZOO」とは、全米各地の動物園で行われているもので、「クラフトビールと音楽」を動物園で楽しもうというものです。
「動物園を子どもだけでなく、大人になっても楽しめる場所にしたい」という想いから行っているイベントになります。
北摂でも池田市の五月山動物園などでやってほしいですね。
クラフトビールだけでなく、フードやスイーツのお店が多数出店するため、ビールが苦手なかたやご家族でも盛り上がること間違いなしです。
?Mikkeller Beer Celebration Tokyoが10月14日(土)・15日(日)の2日間開催されます。
この場所がなんとデンマーク大使館内パビリオンなんです。
このイベントは世界のクラフトビールを日本に紹介するビアフェスティバルで、今年で4回目。
世界中から「ミッケラーセレクション」のトップブルワリー20社を招いて開催されます。
予約制で1セッション3時間30分、40種類のビールが飲み放題!
セッションごとにビールが変わり、2日間で4セッションあるので、トータル160種類のビールが飲み放題になっています!
(チケット代は1セッションが12,500円)
#ビールで明日を幸せに
次回は11月5日の放送です。お楽しみに!
(文責:風間佳成)
■クラフトビールCLUB
毎月第1日曜日15時放送(当日22時、翌月曜日15時リピート放送)
【参考】
第9回茨木麦音フェスト2023 大復活祭
クラフトビアホリディ2023
滋賀県・大津クラフトビアガーデン
箕面ビール感謝祭2023
和歌山市・サタデイナイトビア
ビア・ブラボー!~Craft Beer Carnival~2023Autumn
サケモノガタリin関西
BREW at the ZOO 2023
Mikkeller Beer Celebration Tokyo