Lyres & Herps アルメリアのみなさん@植田洋子とTea For Two

2023/10/04

TFT_231004aステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今週は、Lyres & Herps アルメリアのみなさんをお迎えしました。
ご出演のメンバーは・・・

夏本道子さん(ハープ)
日高智恵さん(ライアー)
南かづ弥さん(ライアー)
小杉まほりさん(ライアー)

アルメリアのみなさんには、昨年(2022年)7月の公開放送「タッキーキャンドルナイト」で、演奏をご披露いただきました。
今回は初めてのスタジオゲスト!
まずはさっそく演奏を。ということで2曲、スタジオ生ライブです!

・エイニーニ(アイルランド伝承曲/編曲:上原奈未)
・From Ireland with love(作曲:ジョン・ビリング)

キラキラした、ライアーの音色。
柔らかく深みのある、ハープの響き。
睦みあう音がしばし、空間を満たしていきました。TFT_231004b「ライアー」はいわゆる竪琴で、そのルーツは紀元前にまでさかのぼるといいます。
現代のライアーはおよそ100年前、ドイツで誕生しました。
とても繊細な音色が特徴で、シュタイナー教育や音楽療法でよく用いられています。
映画『千と千尋の神隠し』の主題歌『いつも何度でも』がこのライアーで奏でられたことで、一般的にも知られるようになりました。
弾き方も独特で、弦をはじくのではなく、指の腹で押さえてなでるように。
「赤ちゃんをなでるような感じです」

アルメリアのみなさんのライアーとハープは、432ヘルツ(A=ラの音)で調弦されています。
現代の楽器は440ヘルツ調弦が一般的ですが、中世の古楽では今よりも低い音で調弦されていました。
その当時に近い音、ということになります。TFT_231004cアルメリアの結成は、2020年の7月。昨年には世界的なライアー奏者、ジョン・ビリングさんの来日公演で共演し、日本各地でコンサートを行いました。

ハープ担当の夏本さんは、自宅を「アトリエ リュシオル(フランス語で「蛍」)」と名付け、アルメリアの練習や、ホームコンサートも行っています。
他のメンバーのみなさんに、夏本さんの印象を伺うと
「企画のセンスがいい」「行動力がすごい」「意思が強い」「体力がある」。
「友だちの輪をどんどん広げていく」「妖精みたい」。
一見華奢に見える夏本さんですが、若い頃はなんとトライアスロンの選手!
アイアンマンレース(水泳4キロ・自転車180キロ・フルマラソンを15時間以内でゴール)も完走したといいますが、信じられない・・・。
そんな元マッチョの妖精さん、実はハープ歴は「10年ちょっと」。
「いつから始めても、遅いってことはないんです。やろう、と思ったそのときが、残りの人生で一番若いときだから」
今後は、病気や心に苦しみを抱えている人のために演奏したい・・・そんな夢も語っていただきました。TFT_231004dアルメリアのみなさんは、1カ月後に箕面の瀧安寺での演奏が控えています。

■瀧安寺秋季特別拝観演奏
日時:11月11日(土曜日)11時・14時
場所:箕面山瀧安寺鳳凰閣にて
料金:500円(鳳凰閣拝観料)
<出演>
・Lyres & Herps アルメリア
・リラバンディア(金沢ライアーアンサンブル)

「素敵な植田洋子さんの番組に出演できて、嬉しかったです」と、アルメリアのみなさん。
こちらこそ、美しい演奏と楽しいおしゃべりをありがとうございました。
ぜひまたお越しくださいね!TFT_231004e