第2水曜日に不定期にお送りする「ぼくらはみんな生きている」。
「聞かせて!ペット自慢」ではカバーしきれない、生き物全般の魅力を発信するコーナーです。
今月は、箕面公園昆虫館の中峰空館長にリモートでご出演いただき、現在開催中の企画展
「-実は多彩で美しい蛾の魅力にせまる新企画展- 『日本の蛾』」についてお話ししていただきました。
今回の企画展のテーマである「蛾」は、同じチョウ目である蝶に比べると人気がないかもしれません。
しかし日本にいる「チョウ目」約6000種のうちの5750種が「蛾」で、色や形態、生態が多様性に富んでいます。
箕面市内で見られる蛾だけでも、これだけのバリエーションがあるんですよ。
箕面公園昆虫館の第2代館長・斉藤寿久さん(1974年~1991年在籍)と、第3代館長・高浜雅昭さん(1991年~2001年在籍)は、ともに蛾の研究家でした。今回展示されている豊富な標本は、主にお二人が館長時代に集められたものだそう。
展示には、「チョウとガの見分け方」や「蛾のモフモフは、天敵であるコウモリのセンサーを撹乱するためのものである」といった興味深い解説もあります。お見逃しなく。
「企画展は12月11日まで。ちょうど紅葉の季節と重なります。行楽シーズンにぜひ箕面公園昆虫館にもお立ち寄りください」と語る中峰館長でした。
箕面公園昆虫館は阪急箕面駅から滝道をゆっくり登って約15分。
企画展をぜひご覧ください。
【こぼれ話】
昭和を代表する怪獣の一人(?)「モスラ」のモデルはヤママユガだそうです。
また、絹を作り出す蚕も蛾の一種だそうです。
【みのおNOW】
企画展「日本の蛾」について掲載しています。
合わせてご覧ください。
みのおNOW箕面公園昆虫館で「日本の蛾」をテーマにした企画展が開催中(12/11まで)
■箕面公園昆虫館企画展「日本の蛾」
開催期間:2023年9月6日(水曜日)~12月11日(月曜日)
10:00~17:00(最終入館受付は16:30)
休館日:火曜日(ただし11月は全日開館)
詳細はホームページをご参照ください。
↓
箕面公園昆虫館ホームページ
「ぼくらはみんな生きている」
不定期 第二水曜日 午前11時~
再放送 当日午後8時10分~
(文責:千波留)