大阪大学が発信するホットなトピックの数々を、公開録音でお送りする新番組「ハンダイラジオ」。
第3回の公開録音を、10月20日(金曜日)に、池田市の石橋商店街で行いました。
並んだ店舗の一角、間口3メートル弱のコンパクトな空間。
そこは「クルル石橋」といって、学生が運営するコミュニティスペースとなっています。
ここを拠点に、学生と商店街が協力してのイベントなど、活発な活動が行われています。
今回はその「クルル石橋」前に放送ブースを設置しました。
いつもの大学キャンパスとは違って、一般の人たちが大勢通る中での公開録音。
「え、こんなところで?」と思われたかたも多いかもしれません。
<出演>
太刀掛俊之(たちかけ・としゆき)さん(キャンパスライフ健康支援・相談センター教授21世紀懐徳堂 兼任教員)
丸箸里奈(まるはし・りな)さん (大阪大学文学部4年)
松永和浩(まつなが・かずひろ)さん(大阪大学適塾記念センター准教授)
甲斐想奈(かい・ここな)さん(大阪大学外国語学部スワヒリ語専攻2年)
渡辺夏生(わたなべ・なつき)さん(〃ペルシア語専攻3年)
嶋谷泰典(しまたに・やすのり)さん(大阪大学特任教授 21世紀懐徳堂副学主 万博推進室副室長)
<聞き手>
野間耕平(タッキー816みのおエフエム ディレクター)
●「石橋×阪大」について
・太刀掛俊之(たちかけ・としゆき)さん(キャンパスライフ健康支援・相談センター教授21世紀懐徳堂 兼任教員)
・丸箸里奈(まるはし・りな)さん (大阪大学文学部4年)
「石橋×阪大」は、大阪大学の学生によるサークル活動。
石橋商店街の拠点「クルル石橋」で、商店街の人たちと交流したり、共同でイベントを企画するなど、ユニークな活動を展開しています。
「人とのつながりが欲しくて入部・・・そしたらどっぷりはまって」
商店街の人たちと関わる中で、人柄の温かさをしみじみ感じて。
困っているときにアドバイスをくれたり、「さすがは年の功」という場合も。
「おはこ文化祭」
日程:11月26日(日曜日)
場所:石橋商店街一帯
内容:出店、ステージなど
石橋×阪大による一大イベント。
「とにかくこの日は、石橋商店街に来れば、面白いことに出会えます」
ぜひ、お越しください!
●適塾のクラウドファンディングについて
松永和浩(まつなが・かずひろ)さん(大阪大学適塾記念センター准教授)
「適塾」とは幕末に緒方洪庵によって大坂に開かれた私塾で、福沢諭吉をはじめとする偉人を多く輩出しています。
現在もその建物は大阪市の北浜にあり、大阪大学が管理しています。
歴史的な建造物であり、一般の観覧も可能。
当時の塾生が寝泊まりしていた大部屋や、緒方洪庵の書斎、大きな辞書を置いてあった部屋など、偉人たちの息づかいが今でも感じられそうな貴重な文化財です。
「ノートルダム大聖堂や、首里城の火災など、そうした文化財が突然失われる可能性があります」
もちろん耐震補強や防火対策など、できうる限りの対策は取られていますが、それでも災害はいつ起こるかわかりません。
そのため、適塾の建物を精密に3次元計測し、デジタルデータとして保存することになりました。
必要な資金は、クラウドファンディングで調達することになり、募集が始まっています。
クラウドファンディング
日本の近代化と感染症対策の原点、適塾の建物を後世に守り伝えたい!
松永さんによれば、収録時点で既に第一目標は達成間近。その次のセカンドゴールに向けて「さらにご協力をお願いしたい」とのことでした。
●語劇祭について
・甲斐想奈(かい・ここな)さん(大阪大学外国語学部スワヒリ語専攻2年)
・渡辺夏生(わたなべ・なつき)さん(〃ペルシア語専攻3年)
「語劇祭」は大阪大学外国語学部で毎年行われている、恒例の行事。各専攻語の学生が、全編その言語で劇を上演するというものです。
今年の語劇祭は・・・
2023年 大阪大学外国語学部 語劇祭
日程:12月9日(土曜日)・10日(日曜日)
場所:大阪大学箕面キャンパス1階大講義室
料金:無料
「全編外国語で、話の内容がわかならいのでは?と思われるかもしれませんが、心配ご無用!全て日本語の字幕が付きますので、安心してお越しください!」
甲斐さん、渡辺さんはどちらも実行委員長。
この、外国語学部ならではの楽しい催しを成功させるべく、さらに準備を進めていきたい・・・と話してくれました。
●次回の公開録音について
・嶋谷泰典(しまたに・やすのり)さん(大阪大学特任教授 21世紀懐徳堂副学主 万博推進室副室長)
1分だけ時間を下さい、ということで嶋谷さんから次回12月の公開録音について告知していただきました。
感染症の研究で著名な忽那賢志(くつな・さとし)教授の丸一時間講座
日時:12月15日(金曜日)12時15分~13時15分
場所:大阪大学箕面キャンパス3階
忽那教授は、コロナ禍の時期にTVなどに多数出演され、ご存知のかたも多いと思います。
今や世界中の人間が感染症とは無縁ではいられません。
コロナ禍を通して得られた知見、今後の動向と対策など、どのように感染症と付き合っていくか。
間違いなく、興味深いお話になることでしょう。