クラフトビールってどんなん?という飲んだことのないかたから、クラフトビールにめちゃめちゃ詳しいコアなファンまでが楽しめるトーク番組(第1日曜15時初回放送)。
クラフトビールの醸造から販売までを手がけ、ビアジャッジの資格を持つ谷和(たに・あい)と、旅のプロ・風間佳成(かざま・よしなり)がクラフトビールの魅力や最新の話題などを語ります。
9月・10月と毎週土曜・日曜はビールイベントが続きましたね。
秋晴れのビール日和ばかりではなく、雨模様の日があったり、雷雨で開催時間が遅れたりといろいろありましたが、ほとんどが4年ぶりの開催ということでにぎわっていました。
中には土曜はこっち、日曜はあっちとビアフェスをはしごする人も。
今月は映画とクラフトビールのコラボの話題をしましょう。
映画とクラフトビールのコラボ
10月27日に公開された映画「唄う六人の女」。
竹野内豊、山田孝之のダブル主演のサスペンススリラー映画です。
「山道を車で走行中に事故に遭う。二人が目覚めると、そこは森の奥で、彼らは六人の美しい女性たちに監禁されていた」とちらしに書いてありました。
予告編を観たのですが、二人の男性が目覚めると両手を縛られていたり、逆さ吊りにされたりと怖い映画っぽいですよ。
この六人の女性たちをモチーフにして、おおさかブルワーズアソシエーションに加盟しているブルワリーがそれぞれ6種類のレシピを作って、個性豊かなビールを造りあげました。
“見つめる女”(桃果)は上方ビール、“刺す女”(水川あさみ)はマルカ、“濡れる女”(アオイヤマダ)はワンズブルワリー、“牙をむく女”(萩原みのり)はディレイラ、“撒き散らす女”(服部樹咲)は中津ブルワリー&ブルーパブスタンダード、“包み込む女”(武田玲奈)は泉佐野ブルーイングとなっています。
この6種類の瓶ビールは映画公開前からすでに販売中です。
昔の角川文庫流にいえば「飲んでから見るか、見てから飲むか」といったところでしょうか。
大阪メトロとタイアップして、いろいろイベントが仕掛けられています。
?11月8日(水)~10日(金)ブリーゼブリーゼ(梅田)、11月11日(土)・12日(日)クラフトビアベース・ブランチ(阪神百貨店B2バル横丁)では6種類の樽生を提供予定
この映画の主要なロケ地は京都府南丹市にある芦生の森。
ここは手つかずの天然林で、美山の豊かな水流と文化の源となっています。
植物や動物、昆虫などの生態が豊富で、大都市に近い低い山地としては非常にめずらしい森林となっています(現在は京都大学芦生研究林として管理)。
この森のある美山町には有名な「かやぶきの里」があります。
町内には数多くのかやぶき民家が現存していて、伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度への評価も高く、1993年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
日本の原風景に出会える場所として人気があり、1年を通じて多くの観光客が訪れています。
僕も何度か訪れましたが、いいところですよ。
新しい醸造所がどんどん誕生しています!
2023年6月現在で醸造所は736醸造所、近畿2府4県のビール醸造所は95です。
6月以降もいくつか免許が下りて醸造を開始しているところがあるので、もう100を超えたかもしれないです。スゴイ数ですねえ!
関西の新しい醸造所をいくつか紹介しましょう。
?京都NUDEブルワリー
ここはクラフトビールファンならみんなが知っている、京都のビアパブ(TAKUMIYA、高野麦酒店、クラフトハウスの3店)を経営している会社が立ち上げました。
?京都嵐山ブルワリー
2023年10月、三条醸造所がオープン。
ブルーパブなので、そこでできたビールが飲めます(ゆくゆくは嵐山醸造所も開設予定だそうです)。
?ヒールソウルブルワリー(西宮市)
国道43号線沿いにある西宮の名水として知られる宮水の碑の近くに醸造所とタップバーが11月オープン。
?万里春ブルワリー(富田林市)
もともと日本酒の造り酒屋でしたがクラフトビールの醸造所に。
ブルワーは上方ビールにおられた南さん。
寺内町は永禄初年頃、興正寺別院を中心とした寺内町として誕生し、江戸時代には商売の盛んな町として発展。
現在も創建当時の町割りや、重要文化財旧杉山家住宅、大阪府指定文化財仲村家住宅など往時の繁栄を偲ぶ重厚な町家が数多く残されています。
また、大阪府内で唯一の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
関西のタップスター
ちょっといい話題を。
ピルスナーウルケルという世界的に有名なチェコを代表するビールがあります。
タップスターとは、最高の注ぎ手に与えられるブランド公認の称号なのです。
ピルスナーウルケルには「醸造家がビールを醸造し、注ぎ手がビールを完成させる。」というブランド理念があり、製品の品質はもちろんのこと、飲食店での提供品質に非常に重きを置いているんです。
タップスターになるには、国内の某ビール会社が一定の条件を満たした人をリストアップし、さらに選考を行って、選ばれた人はチェコが世界に誇るピルスナーの故郷・プルゼニュ(ピルゼン)にあるピルスナーウルケル醸造所で行われる「タップスタープログラム」を受講します。
プログラムはウルケルの歴史やビールの管理などを学ぶ座学と、注ぎ方の実施訓練などがあり、最後には、実技と筆記の試験があります。
それに合格すれば正式にタップスターとして活動できるようになるんですね。
今まで日本には4人しかこのタップスターを名乗れる人はいなかったんですが、なんと先月一挙に10人のタップスターが誕生しました。
そのうち大阪で活躍しているのは3人です。まずは小松大輔さん。初めに取られた4人のうちの一人です。
東三国に「スタンドビアとら」というお店を先月オープンされました。
それまで大輔さんは日本で1台しかないウルケル専門のビアトラックで各地を回ってウルケルを提供されてこられたんです。
僕も京都や堺のイベント会場で、ビアトラックで提供されるピルスナーウルケルを飲みましたよ。
そして2023年10月にタップスターになられた三富みらいさん、笑顔と元気いっぱいの彼女は新梅田食堂街の「ひょうたんや」でウルケルを注いでくれます。
もう一人は大森くるみさん。彼女は江坂の「黒日果」というビアパブの店長です。
キュートなルックスからは信じられないガッツの持ち主(だそう)です。おいしいウルケルを楽しみましょう。
このウルケルにはハラディンカ、シュニット、ミルコという代表的な三つの注ぎ方があります。
特におもしろいのは、ミルコです。ほぼ泡だけの注ぎ方なんです。
初めに見たときはびっくりしました。ジョッキでこれを飲むんですよ。
楽しいというか、おもしろい飲み方があるんですね。ぜひ体験してみてください。
読書の秋です。みなさん、ビールの本を読みましょう!
11月からはビアフェスは小休止なので、あのビールのスタイルについてもう少し知りたいとか、料理とのペアリングの知識を得るとかっていうのもいいのではないでしょうか。
最近はビール本が多く出版されています。
ビールを深掘りする時間を持つのにいい季節だと思いますね。
来年また野外でのビアフェスに参加したときには、さらにおもしろくなるしおいしく飲めるようになると思います。
冬場はビアフェスなどの大きなイベントはありませんが、ビアパブの周年イベントとか、タップテイクオーバーとかのミニイベントはそれぞれのお店が工夫してやっています。
FACEBOOKやインスタグラムなどでチェックして参加してみてください。
#ビールで明日を幸せに
次回は12月3日の放送です。お楽しみに!
(文責:風間佳成)
■クラフトビールCLUB
毎月第1日曜日15時放送(当日22時、翌月曜日15時リピート放送)
【参考リンク】
映画「唄う六人の女」
美山ナビ
京都NUDEブルワリー
京都嵐山ブルワリー
西宮市のヒールソウルブルワリー(Instagram)
富田林の万里春ブルワリー(Instagram)
スタンドビアとら(Instagram)
ひょうたんや(Instagram)
黒日果(Instagram)



