第２水曜日に不定期にお送りする「ぼくらはみんな生きている」。
「聞かせて！ペット自慢」ではカバーしきれない、生き物全般の魅力を発信するコーナーです。
今月は、箕面公園昆虫館の中峰空館長にリモートでご出演いただき、現在開催中の企画展「精緻を極めた造形美 翅（ハネ） ーかたちとしくみー」についてお話ししていただきました。
昆虫のハネは「羽」ではなく「翅」という字を当てます。
現在知られている昆虫約100万種のうち、翅をもつものは99万9000種、つまり昆虫の99.9パーセントは翅を持っていることになります。古生代から現在まで昆虫が繁栄を続けている理由の一つが翅を持っていることと言えそうです。
翅をもつことのメリットは、
・飛んで移動ができる
・硬くして身を守る（例：カブトムシなど）
・音を出す
・威嚇する
・コミュニケーション
などが挙げられます。
企画展では、標本、解説パネル、クイズパネル、チョウの羽ばたき高速度撮影動画、生体が展示されています。
私たちは日頃昆虫を見かけても、翅をじっくり観察することはなかなかできません。
ぜひこの機会に、昆虫の翅の精緻を極めた造形美を楽しんでください。
中峰館長からは「チョウの綺麗な翅、トンボの翅の網目構造、翅の折り畳み方などに注目していただくと、企画展をより深く楽しめます」とアドバイスをいただきました。
箕面公園昆虫館は阪急箕面駅から滝道をゆっくり登って約15分。
企画展をぜひご覧ください。
■箕面公園昆虫館企画展「翅」
開催日：2023年12月13日（水）～5月13日（月）
10:00～17:00（最終入館受付は16:30）
休館日：火曜日
ただし1月29日（月）〜2月2日（金）は冬季メンテナンス休館
詳細はホームページをご参照ください。
↓
箕面公園昆虫館ホームページ
「ぼくらはみんな生きている」
不定期 第二水曜日 午前11時～
再放送 当日午後8時10分～
（文責：千波留）
