2月10日(土曜日)~3月10日(日曜日)まで開催される、箕面の冬を彩るイベント「箕面の森 Winterプロムナード2024」。
期間中は、箕面大滝などがフルカラーLEDでライトアップされるほか、初日の2月10日にはオープニングイベントとして、バレンタインコンサート×みのおエフエム公開生放送「Happy Valentine’s Radio」を実施しました。
日時:2月10日(土)17時~18時50分
場所:瀧安寺前広場(大阪府箕面市箕面公園2-23 箕面公園内)閑散期に観光客を呼び込み、冬の箕面の魅力を知ってもらおうという企画。一日観光ツアー「阪急貸切列車で行くとっておきの箕面に出会う旅」とも連動して、初開催だった昨年は大いに好評を博しました。
今年は温暖化の影響もあってか、昨年に比べても温かく感じ、降水確率もゼロパーセント。
これなら、今年も行けそう・・・と思いきや?
一天にわかにかき曇り、時ならぬ雨粒がバラバラッ!
幸い、やがて雨は止みましたが、いつまた降り出すかわかりません。
用心のため、ステージ上にテントを急きょ設置しました。
本番、これ以上天気が崩れませんように・・・。夕方5時、公開放送は和気貴志&やぶたあきこのコンビの司会でスタート。
もうすぐバレンタインデー、なので番組のテーマはやっぱり「スウィート」。
番組では「バレンタインコンサート」と題して、2組のアーティストに、それぞれ2ステージずつ演奏を披露していただきました。
最初に登場したのは、赤穂美紀(ボーカル)&上川保(ギター)のお二人。赤穂さんはタッキーの番組『赤穂美紀の異文化交流会』でもおなじみです。
しっとり、雰囲気のある曲を歌い上げるその歌声。周囲を囲む箕面の山々、その隅々まで浸透していくような声に、見守るお客さんたち、特にカップルで参加した人たちは、いきなりハートを掴まれたような、そんなステージとなりました。会場には、ホットドリンクの販売ブースも並んでいます。
出店はカンカラカンカフェ、ワールドコネクトコーラ、モンポット。
お客さんに身も心も温まってもらおうという、その「身も」の担当ということで、お客さんたちも次々に販売テントを訪れて、各種ホットドリンクをゲットしていました。
と、ここまでは良かったのですが・・・。
また雲行きが怪しくなった、と見る間に再び降り出した、雨。
雨足はかなり強く、ステージ上はテントのおかげでかろうじて守られていたものの、客席は何も雨を避けるものがありません。これはお客さんたち、帰ってしまうかも・・・まあ、これでは仕方ありません。
ところが、腰を下ろしたお客さんたちは、雨を避けようともせず、座り続けています。
その姿に勇気付けられ、「石田ヒロキ The 3lines Trio」のステージが始まりました。
メンバーは石田ヒロキ(ピアノ&ボーカル)、河合鉄兵(ベース)、伊波大輔(ドラムス)のみなさん。こちらもジャズスタンダードやミュージカル曲、愛の溢れるスウィートなナンバーの数々を。
そこへ、大急ぎで組み立てられた追加のテントが、スタッフたちによって風のように運ばれてきて、客席の上を覆いました。
これで、一安心!
お客さんたちは、テントの下で肩を寄せ合いながら、引き続き演奏に耳を傾けていました。そして今回の目玉企画(?)は
「恋して箕面クイズターイム!」
箕面にまつわるクイズを出題し、正解者には豪華賞品が当たります!
解説者として、箕面観光ボランティアガイドから、メンバーの吉田麻祐さんにお越しいただき、次々にクイズを出題していきました。
この一日、箕面を観光してきたみなさんなら、きっとわかりますよね?
それでも、問題を最後まで聞かないと早とちりするようになっていて、ちょっと意地悪問題だったかも。
客席から素早く手が上がり、正解すると拍手・・・クイズで楽しむ、和やかなひとときとなりました。
続いて、赤穂美紀(ボーカル)&上川保(ギター)のセカンドステージ。
ここからは赤穂さんの本領発揮、ラテンのナンバーを次々に。
とっぷりと訪れた夜の闇、その中で照明を浴びて光り輝く歌い手と、夜空高く届いていく歌声・・・。
それは納得のパフォーマンスでした。そしてフィナーレを飾るのは、やはりこの人たち。
「石田ヒロキ The 3lines Trio」のみなさんです!
午後には暖かいと感じた気温も、雨のせいもあって、夜には急激に冷え込んできました。
ピアノを弾きながら歌う、石田ヒロキさんの息が白く立ちのぼります。
いろいろあった公開生放送、天候のせいで「順調」とまではいかなかったけど、かえって心に残る夜になる。そんな気がしました。
「寒かったけど、温まったね」
最後まで見守り続けてくれたお客さんの背中が、こう語っているようでした。