公開生録音「じゅーだいハンダイスクランブルラジオ」(3)阪大サークル「a-tune」登場。そこへ箕面左手のピアノ大使・智内威雄さんも!?

2024/03/31

ju-han03a公開生録音『じゅーだいハンダイスクランブルラジオ』。
短歌の応酬、そして高校生歌姫の生歌で、雨もものかは、番組はヒートアップ!
そして大阪大学から2組目のゲストのみなさん。
「私たちは『a-tune』(エーチューン)でーす!!」
代表して、長谷川実紀(はせがわ・みのり)さん(大阪大学人間科学部1年)にお話を伺いました。ju-han03b「a-tune」は、音楽を通じて国際交流を企画する団体。
海外の学生と、オンラインオーケストラで交流します。
e-スポーツなどになぞらえて「e-シンフォニー」とも呼ばれるこの活動で、大阪・関西万博への出展をめざすサークル・・・。
「それに惹かれて、a-tuneに入りました」と長谷川さん。
そのe-シンフォニーを成り立たせるため、特別な楽器が開発されました。
その名は「パロトーン」。
カラフルなボタンが3段・5列、それが2個で1対となります。
i-padやPCに接続して音を出す、という仕組みで、音色も選べる優れもの。
これは、体験してみたい・・・

というタイミングで突然現れた人物。

箕面市特命大使「箕面左手のピアノ大使」
智内威雄さんju-han03c実はこの日、「みのお新駅開業の祭典」イベントの一環で、箕面市立文化芸能劇場のステージに出演予定があり、その前にタッキーの放送ブースに立ち寄っていただいたのでした。
3日前には、箕面市立メイプルホールで「左手のピアノのための現代音楽」として寄せられた10曲全てを世界初演で、一人で演奏するという大役を果たしたばかりの智内さん。
「口では『余裕だよー』なんて言ってましたけど、実はけっこう大変でした」
それでも良い作品ばかり集まったとのことで、手ごたえは十分だったようです。
せっかくなので智内さんも、パロトーンやってみませんか?
「えっ、これは楽器ですか?へえ・・・初めて見ました」
説明を受けながら、ボタンを押して音を出してみる智内さん。
音の並びが、一般的な「ドレミファソ」とは少し異なっていますが・・・。
それではいきなりですが、試し弾きをお願いします。
エルガー作曲『威風堂々』。
智内さん「えっ、僕がやるの?」

♪~♪~♪~♪

ピアノ鍵盤に慣れている人には、却って難しい?
「あと10分くらいあったら、もっと弾けるんだけど」と智内さん。
いきなりの無茶ぶりで、失礼しました・・・。
それでも
「これは福祉楽器にも応用できそう。楽器をやることで、人の能力が上がっていったりするので、そっち方面の活用もぜひ進めてほしいです」
パロトーンのさらなる可能性を感じた、智内さんでした。ju-han03d今回参加した若者のみなさんも、パロトーンを体験。
カラフルボタンの実機バージョン、そしてi-padの画面上にボタンが表示された、アプリ版の「e-パロトーン」もあります。
「楽譜が読めなくても弾けるところがいい」
「ボタンの並びを覚えたら、いろいろ弾けるようになりそう」
こんな感想も飛び出しました。

来年開催の大阪・関西万博では、このパロトーンを活用して、世界100カ国の若者とオンラインでつながって合奏するという大計画。これから活動がどんどん加速していきそうな「a-tune」のみなさんです。
「それに当たって、クラウドファンディングで活動資金を募っているところです」
(5月7日まで)

言語の壁を越え音楽で世界を繋ぐ!念願のオンラインオーケストラ開催へ

長谷川さんは、a-tuneの次期副代表になる予定。
「これからの一年が正念場になりますので、がんばっていきたいです!」

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