高校生パーソナリティー・れいがお送りする『れいの幸福論』。
気になるニュースや社会問題を取り上げ、本音でトークする番組です。
【放送】「サタワイ1330」第2土曜 13時30分~14時/23時/翌水曜
今回のテーマは「らしさ」。
男らしさ、女らしさ。
子どもらしさ、大人らしさ。
日本人らしさ・・・。
時には「らしさ」が押しつけに感じることも。
「高校生らしくしなさい」と言われても、「高校生らしさ」って、そもそも何でしょうか。
昔と今でも「らしさ」は変わってきています。
その一方で「自分らしさ」については、「これが私らしさです」とはっきり言える方が、良い気もします。
●男らしさ、女らしさ
ジェンダーレス(性差の解消)が学校でも浸透し、「男だから、女だから」と言われる機会は減っています。
ランドセルの色は、昔は男は黒、女は赤が常識でしたが、今では自分の好きな色を選べる時代に。
また男女とも「さん付け」が推奨されています。
一方で、日本の「ジェンダーギャップ指数」は146カ国中125位。
特に政治分野では138位と、世界最低水準です。
「男性は男らしくあるべき」と回答した日本の男性の割合は
・60代・・・7割
・30代・・・3割
「男らしく、女らしく」という通念の中で育ってきた高齢世代。
若い世代ではそれが変わってきています。
「今の若者世代が歳を取るころには、日本のジェンダーギャップ指数も上がっているのではないでしょうか」
●日本人らしさ
「ミス日本」コンテストで、ウクライナ出身の女性が優勝。
それに対して、批判が相次いだといいます。
その女性は両親がウクライナ人ですが、日本国籍を取得し、コンテストの出場資格は満たしていました。
この件、「日本人らしくない」ことが批判の根源にあります。
では「日本人らしい」って?
先祖代々日本に住んでて、日本語がしゃべれて、のっぺりした顔だちで、礼儀正しく、空気が読め、日本文化をたしなんでいる。
それが「日本人らしい」のでしょうか。
現在、外国にルーツを持つ日本人が増えています。
見た目だけで日本人、外国人とは、単純に言えないことも。
「日本人らしさ」も、時代と共に変化してきています。
そんな中で、これまでの古い価値観による「日本人らしさ」を他人に押しつけることは「マイクロアグレッション」=自覚なき差別につながる危険をはらんでいます。
●自分らしさ
「今、16タイプの性格判断が若者の間で大流行しています」
自分の性格が文字列で表され、その文字列をSNSのアカウントに貼り付けている人も。
こうした性格判断は、「自分らしさ」を見つけるためにできたのかもしれません。
「個性はある方がいい」という風潮の中で
「自分らしさを見つけないといけない」
多かれ少なかれ、そんな強迫観念に捉われているのかも。
「らしさ」に捉われ過ぎず、性格判断に頼らずとも一人ひとりを人間として見られる。
そんな世の中になっていけば・・・。
<ハッピートーク>
あなたが今までで一番幸せを感じたのは、どんなとき?
インタビュー:たつやさん(箕面のスーパースター)
14歳で音楽を始めて、路上ライブもしたけど、見向きもされませんでした。
24歳のときに、自分の曲が初めて、TV番組のエンディングで流れました。
そのとき「音楽をやってて良かった」と思いました。
母が「あんたは天才だから絶対なんとかなる」と言い続けて、支えてくれました。
おかげで、動画配信で1千万再生を超える曲も出るまでに。
これからも世界に向けて発信していきたいです。