地域に暮らす若い人たちの声をラジオで届けたい。
そんな思いから、タッキー816では「ハイスクールプログラム」を毎週放送しています。
ただし、出演は、特定の高校・特定のクラブのみ。
そこで、ラジオに出てみたい中・高・大学生たちが自由に集まって、語り合う番組を企画しました。
タイトルの「発信!じゅーだいスクランブル」は、
・戦闘機の緊急発進(重大スクランブル)
・中・高・大学生などが混ぜこぜ(十代スクランブル)
という二重の意味があります。
今を生きる十代の若者が、切実に思うこと、伝えたいことは何なのか。
番組づくりを通して、一緒に考えていければと思います。
第25回となる今回は、中・高・大学生から社会人まで、なんと10人が集まりました!
・くぼっち(大3)
・なな(大3)
・しょうえい(大2)
・れい(高2)
・まいか(高2)
・いちご(高2)
・りせ(中3)
・あやね(中2)
・たいし(中1)
・ちえみ(社会人)
今回のテーマは・・・
大人になったら、みんながするであろう「仕事」。
どうせなら、良い仕事、やりがいのある仕事をしてみたいものです。
じゃあ、「良い仕事」ってどんな仕事なのでしょうか?
●やってみたい仕事
・たいし・・・・人前に立つ仕事。みんなを笑わせたい
・しょうえい・・美術館の職員
・りせ・・・・・役者など、表舞台に立つ仕事
・まいか・・・・戦争をテーマにした映画や舞台に出演
・あやね・・・・輸入など、海外と関わる仕事
・いちご・・・・高校の先生
・くぼっち・・・中学の先生
・なな・・・・・ファッション関係(百貨店など)
・れい・・・・・ジャーナリスト
●社会人・ちえみさんの仕事話
現在、幼稚園の先生をしている、ちえみさん。
「もともと『お母さん』に憧れがあって、それに近い仕事ということで選びました」
保護者との関わりでけっこう気を遣ったり、拘束時間が長かったり。
その一方、3月の卒園のとき、保護者のかたから手紙やアルバムをもらったり、「先生が担任で良かった」という言葉をもらったりも。
「そんなときは、この仕事やっていて良かったって思いますね」
また、仕事の上での失敗談は
「たくさんあります!(笑)。行事のお菓子の発注係だったのに、すっかり忘れてて」
前日に気がついて、大慌てでお菓子を買いに走った・・・なんてことも。
今後は、どんな風に仕事を進めていきたいですか?
「実はモータースポーツが大好きなので、そっちの仕事もしてみたいです。あと、幼稚園ではどうしても限られた人間関係になるので、外の人たちとも交流する機会を作っていければ、と思っています」
しんどいことも多いけど、喜びもいっぱい。
幼稚園の先生の仕事の一端が、垣間見えるお話でした。
そんなちえみさんが、一番好きな幼稚園のイベントは?
「どろんこあそび!」
園庭の砂場を水浸しにして、子どもたちと泥を投げ合って、服の布面積が見えなくなるくらいの泥人間状態になるそうです。
これがすごく、楽しくて・・・!●良い仕事の条件
「やりがいのある仕事」
「一番自分のしたいことができる」
「理不尽な叱責を受けない」
「自分が『良い仕事』だと思えること」
収入や労働時間なども重要だけど。
●一生遊んで暮らせるお金があったら、仕事しますか
「海外旅行とかに行きまくって・・・でも、仕事しないと、生きがいが無くなるかも」
「たとえお金はあっても、人と関わるのが好きだから、そういう仕事をすると思う」
「2、3年くらいは遊び倒す。そうしてやりたいことをやり切ったら、また働く」
●仕事のやりがいとは
「人のためになること」
「好奇心を満足させて、自分の人生に満足できるかどうか」
「次の世代の人たちのために何かを残すため」
「自分が生きるための道」
結局、仕事をする意味って何なのか。
大人でも難しい問題ですが、集まった若者たちはみんな、真剣に頭を悩ませながら、考えていました。
「これから、進路について悩む時期。今日話し合ったことが、将来を決めていく上でヒントになれば」
すぐ答えは出なくても、考え続けること。
そうやって、いつか選んだ仕事が、どこかの誰かを幸せにするものであってくれれば。
今回の参加者が、十年後、二十年後に、それぞれの分野で才能を開花させ、活躍していくのが楽しみです。
最後に、番組ディレクターからのコメントを。
「これほどいろいろな若者たちが集まって、本音で語り合う番組は、他にはないと思います。『発信!じゅーだいスクランブル』参加のみなさん、こんなにやりがいのある、オンリーワンの仕事をさせてもらって、ありがとう!」