高校生パーソナリティー・れいがお送りする『れいの幸福論』。
気になるニュースや社会問題を取り上げ、本音でトークする番組です。
【放送】「サタワイ1330」第2土曜 13時30分~14時/23時/翌水曜
今回のテーマは「戦争の伝え方」。
夏休みの終わり頃、まだ残っている宿題のことはあまり考えずに、旅行で訪れた滋賀県の長浜市。そこで出会ったのが「堅ボーロ」というお菓子でした。
とにかく堅いことで有名な、この堅ボーロは昔からあるもので、戦時中には慰問袋に入れて戦地に送られたりもしたそうです。
そんなことから、戦争のことを振り返って考えてみることにしました。
若い世代にとって、戦争のことは、学校で教えられるもの。
「私が通っていた小学校では平和登校日がありましたが・・・」
どこでもやっているのかと思ったら、無い学校もあるそうです。
修学旅行で広島・長崎や沖縄に行って、そこで学んだりもします。
TVで戦争の特集をやるのは、8月に集中しがち。
戦争を体験した世代が少なくなり、直接話を聞く機会はこの先どんどん減っていくことでしょう。
「私のひいおばあちゃんは、疎開で乗った船が爆撃に会い、決死の覚悟で海に飛び込んで、一命を取り留めたそうです」
こうした体験談を保存したり、VRで戦時中を体験するような取り組みが行われています。
特攻隊員の手紙を高校生が朗読したり、被爆者の話を高校生が絵で表現したり。
いずれも、戦争の記憶を「自分ごと」としてとらえて、記憶を風化させないための大切な取り組みです。インターネットが普及した今、常に情報が入って来ます。
戦争のニュースもどんどん入って来て、悲惨な状況が否応なく目に入ったり、またフェイク情報を信じてしまう可能性もあります。
「怖いから、見たくない」というのが人情ですが、目を背けてばかりでいいのでしょうか。
こうした戦争がなぜ起こるか、止めるにはどうすればいいか。
友だち同士だとあまりそんな議論はしないけど、本当はもっと、話し合う場が必要なのでは?
「そこで、『模擬国連』をやってみるのはどうでしょうか」
本格的な「模擬国連」も実施されていますが、審査を通って出場すること自体が大変。
だから、学校内で同じようなことをやってみたらいいのではないか。
・・・つまり、模擬「模擬国連」といったところでしょうか。
相手の国の立場で考えてみること。
相手を知って寄り添い、「自分ごと」にしていくこと。
クラス内の小さな単位から、少しずつ輪を広げて、やがて世界中の人たちと考え合い、話し合うことができれば・・・。
<ハッピートーク>
あなたが今までで一番幸せを感じたのは、どんなとき?
インタビュー:学校図書館の先生
「旅が好きで、空港や駅でその地に降り立ったときが一番幸せを感じます」
これから旅が始まるんだ・・・というわくわく感。
海外にもよく行きますが、中でもイタリアが素晴らしい。
イタリア語教室に通ったりもしましたよ。
これから行ってみたいのは、イギリスのウィンブルドン。
テニスの世界大会を観に行きたいです。