クラフトビールってどんなん?という飲んだことのないかたから、クラフトビールにめちゃめちゃ詳しいコアなファンまでが楽しめるトーク番組(第1日曜15時初回放送)。
クラフトビールの醸造から販売までを手がけ、ビアジャッジの資格を持つ谷和(たに・あい)と、旅のプロ・風間佳成(かざま・よしなり)がクラフトビールの魅力や最新の話題などを語ります。
毎年、新語・流行語大賞が発表されますが、11月に候補となる30の言葉が発表されました。
僕は半分くらいしか分からなかったのですが、おっさんにしてはマシだねって言われましたよ。
多分和ちゃんはテレビもあまり見ないので(見る時間がない)、ほとんど分からないのでは…(笑)。
「8番出口」とか「猫ミーム」なんて、これ何って感じでしたね。
今年の大賞は12月2日に発表されるそうですよ(と書いていたら発表されました。「ふてほど」が今年の大賞です!)。
個人的には番組でも言いましたが「はて?」か「令和の米騒動」がきそうな感じがしていたのですが。
ちなみに昨年の流行語大賞は阪神タイガースの「アレ(A.R.E)」でした。2022年は「村神様」、2021年は「リアル二刀流/ショータイム」と、野球の話題が続き、2020年は「3蜜」でした。
クラフトビール業界の流行語大賞
クラフトビール業界の流行語大賞を考えてみました。
大賞候補は和ちゃんの推す「またオープン」。
またできた、それどこ?という具合に新しいブルワリーが次から次へと誕生しています。
それに伴って「醸造家不足」となっています。
若い人が頑張っていますが、やはり2~3年経験を積まないといいビールは造れないといわれていますからね。
「低アルコール化」も傾向としてあるようです。
ノンアルや低アルに特化して醸造するブルワリーもでてきています。
また「和のビール」も広がりつつあります。
インバウンド需要のみならず、刺身や寿司に合うビールとして米や麹を使用した日本ならではのビールです。
和ちゃんのクラフトビアベースでも空知絹雪(写真)という黄麹由来の優しくシルキーな口当たりと、北海道原産のソラチエースホップの杉やディルのような味わいが特徴の麹ビールを造っていますよ。
僕は「循環型ブルワリー」を挙げました。
木質バイオマス燃料による発電を利用した醸造や使用済みの麦芽やホップなどを堆肥化して麦や野菜を育てて、それを原料にビールを造ったり、レストランで提供したりするなど環境負荷に配慮した京都NUDE BREWERY(写真)や徳島県上勝町のRISE&WIN BREWINGなどのようなブルワリーが増えているのです。
いよいよ来年(2025年)は大阪・関西万博
もう今年もあと1カ月。来年は大阪・関西万博の年、大阪は賑やかになりますね。
みなさん、万博の入場券買われましたか?
実は販売目標の1400万枚の約5割強しか売れていません(11月末現在)。
企業によるまとめ買いを除くと目標の1割にも届いていないのです。
理由はいろいろありますが、なんせ購入手続きが面倒です。
チケット購入前に万博IDを登録して、チケットの種類を選んで入場日を予約する、というのをネット上で行わないといけないのです(旅行会社の窓口でもやってくれます)。
そこでとうとう予約なしで入れる日が設定され、コンビニなどで買える紙のチケットが売り出されました。
僕は万博大好きなので、通期パスをすでに買っています。
2025年7月19日~8月31日に入場できる夏パスも絶対お得です。
それを活用して会場内外でビール交流をしましょう!
万博とビールは実は深い関係があるのです。
1900(明治33)年、第5回のパリ万国博覧会に出品された恵比寿ビール(写真)は、30カ国以上から出品されたビールの中で金賞を獲得しました。100年前から日本のビールの品質は世界に評価されていたのですね。
これ以外にも万博や地方博覧会でのビールにまつわるエピソードはたくさんありますので、来月以降お話ししていきたいと思っています。
ぜひ読んでほしいお勧め本の紹介
さて読書の秋、というよりもう冬ですが、リスナーのみなさんにお勧めの本の紹介です。
「ビールは泡ごとググっと飲め-爽快苦味の63編」という本(写真)が筑摩書房から今年(2024年)の8月に出版されています。これはもうビール好きには最高のエッセイ集ですよ。
阿川佐和子、東海林さだお、村上春樹に椎名誠、野坂昭如、高村光太郎など新旧の63人の著名人が、頭のてっぺんからつま先までが、キューっとしびれる、ビールについて語っています。
コタツに足突っ込んでモルティなビールを飲みながら読むにはぴったりの本です。
ビッグマック指数って何?
円安といえば、ビッグマック指数というのがあるのをご存じでしょうか?
この指数は、英国の経済誌「The Economist(エコノミスト)」が考案し、毎年同誌で発表しています。
世界各国のマクドナルドのビッグマックの平均価格を表しています。
これを比較することで、為替レートや物価水準、購買力など各国の経済状況などの比較をしやすくすることができます。
今年(2024年)の7月時点の指数(日本円換算)をみると、日本では480円で世界44位。
ビッグマックが一番高いのはスイスで1214円、5位のユーロ圏で912円、アメリカは7位で856円、韓国は33位で601円、中国は42位で531円です。
ヨーロッパから来た人は自分の国より約半額でビッグマックが食べられるということです。
日本は安いと思うわけですね。
ちなみに台湾は54位で343円なので、日本からみると行きやすい国となっています。
円レートが1ドル150円前後で推移していますが、2011年には80円前後という円高でしたから円の価値が半分になったということです。
だから訪日外国人は日本のクラフトビールは一杯1000円でも安いと思って飲んでいるのです。
日本の中にいたらこの差はあまり感じることはないですよね。
2024年11月のクラフトビールイベント情報
🍺☆鳥取横断ビール列車
📝12月7日(土)・JR山陰本線鳥取駅~米子駅までの貸切列車
鳥取ならではのクラフトビールと料理のペアリングを楽しむ鳥取横断3時間の旅!
鳥取を代表する4社(IWAMI BLUE BEER、ブリューラボ 倉吉、徳万尻日乃本麦酒、大山Gビール)のブルワーが途中の停車駅から交代で乗り込み、直接造り手からビール造りの思いを聞きながら交流することができるユニークな企画。
🍺推しな おいしい クラフト祭
📝12月8日(日)・淡路島・洲本市のS BRICK(エスブリック)
製造方法や食材にこだわりをもっている淡路島のクラフトマンが大集結。
NAMI NO OTO BREWING、ツカレナオースブルワリー、淡路島ワイナリーなどが出店。
🍺改札出たら、サウナ!トレラン!クラフトビール!里山直結・地域体験ツーリズム・キサイチゲート
📝12月8日(日)・京阪電車交野線私市駅前広場とJR西日本学研都市線河内磐船駅前で同時開催 ※雨天中止
各駅前には私市産ホップを使用し醸造したクラフトビールタップバーを設置。
回遊性を促し駅前空間を利用してコミュニティ同士の繋がりを生み出すことを目的としている。
🍺UMEDA SKY BUILDING Christmas 2024
📝11月22日(金)~12月25日(水)・梅田スカイビル1Fワンダースクエア
高さ約25m、国内最大級のLEDマッピングツリーがとってもきれい!
和ちゃんのクラフトビアベースも出店していて、ホットビールやビールを造ったときの麦芽カスを大阪府立園芸高校生が堆肥化し、それで育った野菜を使用したミネストローネなどが提供されている。
🍺クリスマスマーケットin OSAKAてんしば 2024
📝11月29日(金)~12月25日(水)・天王寺公園てんしば
クリスマスマーケットはドイツの冬の風物詩。
てんしばではグリューワイン(スパイス入りのホットワイン)を始め、レープクーヘン(スパイスたっぷりの伝統的なお菓子)やシュトーレン、ソーセージにドイツビールなどが楽しめる
🍺西陣 CRAFT BEER TOWN
📝10月12日(土)〜2025年2月28日(金)・京都・西陣エリア
京都御所、北野天満宮、安倍晴明を祭る晴明神社など、魅力ある観光スポットが多数ある京都・西陣エリアの3カ所のクラフトビール醸造所(西陣麦酒、ウッドミルブルワリー、Bighand Bros Beer)と山岡酒店による企画。
「クラフトビールのまち・西陣」の実現をめざして、スタンプラリーや体験ツアー、和菓子とのコラボ企画などを実施。
☆CRAFT BEER BASEから、番組にクリスマスビールとお屠蘇エールのプレゼントをいただきました。詳しくは→みのおエフエムホームページをご覧ください
1年の締めくくりに、また新年を祝うために、ビアパブや酒屋さんに行ってクラフトビールを仕入れましょう!
そして田舎に帰省されるときには、関西のクラフトビールをお土産に買って帰りましょう!
それではみなさん、よいお年を!
#ビールで明日を幸せに
次回は2025年1月5日の放送です。お楽しみに!
(文責:風間佳成)
■クラフトビールCLUB
毎月第1日曜日15時放送(当日22時、翌月曜日15時リピート放送)
🍺谷和さんのクラフトビールのお店 CRAFT BEER BASE
【参考リンク】
鳥取横断ビール列車 2024(鳥取市観光サイト)
推しな おいしい クラフト祭
改札出たら、サウナ!トレラン!クラフトビール!里山直結・地域体験ツーリズム・キサイチゲート
UMEDA SKY BUILDING Christmas 2024
西陣 CRAFT BEER TOWN