高校生パーソナリティー「れいの幸福論」…お葬式について

2024/12/14

rei_241214a高校生パーソナリティー・れいがお送りする『れいの幸福論』。
気になるニュースや社会問題を取り上げ、本音でトークする番組です。

【放送】「サタワイ1330」第2土曜 13時30分~14時/23時/翌水曜

年の暮れ、来し方を見返れば、今年もいろいろなことがありました。
勉強に部活、コスプレも始めたし、とにかく忙しい日々。気が付けば高校生活も半分を過ぎています。
そんな中で、今月のテーマは

「お葬式」

11月、身内に不幸がありました。
「そこで初めて、お葬式というものを体験しました」
実感で初めて、人の死に触れた・・・。
そこで感じたこと・思うことが、多々ありました。

いざお葬式に参加すると、知らないことばかり。
作法一つ取っても、宗派ごとに細かく違ったり。
また、費用もけっこうかかるのだと知りました。
私だけでなく、若い世代へのアンケートでは、葬儀の作法について知らない人が多いという結果が出ています。
お葬式に参加すること自体、若い世代では少なくなっているようです。
「会場で、故人の好きだった曲を流すというサービスも行われていたりします」
阪神ファンだった人のお葬式で、鳴り響く六甲おろし。
湿っぽい雰囲気にはそぐわないかもしれませんが、故人の人となりをしのぶには、その方がふさわしいとも言えるでしょう。
昔は自宅や公民館・式場での「一般葬」が主流でしたが、コロナ禍の影響もあって、今は「家族葬」や、病院から火葬場へ直行する「直葬」も増えています。
「私が参加したのも家族葬でした。ごく少人数でしたが、参加した人がみんな故人をしのぶ、良いお葬式だったと思います」
いろいろな形式はあれど、「みんなが亡くなった人ときちんとお別れできる」というのが、良いお葬式と言えるのではないでしょうか。

世界に目を向ければ、国によってお葬式もさまざま。
にぎやかに音楽を鳴らして踊り、新しい旅立ちを祝福するお葬式。
故人を表すイラストやエピソードが書かれた墓標を立てるところも。
鳥がついばむに任せる「鳥葬」というのもあります。
最近では
「堆肥葬」(棺ごとコンポストに入れ、ゆっくり土に返す)
「水火葬」(遺体をアルカリ溶液で溶かして乾燥させ、粉末状にする。エネルギー消費は火葬の5分の1)
他にもきのこ葬、フリーズドライ葬や、宇宙葬、月面供養、VR(バーチャル・リアリティー)の葬儀ではAIのお坊さんがお経を唱える・・・。
「私は宇宙葬にちょっと興味あります」

■ハッピートーク
あなたが今までで一番幸せを感じたのは、どんなとき?
インタビュー:山田先生(高校の担任)
大学院で数学をやっていたとき、難解な「ガロワ理論」(5次方程式には「解の公式」が存在しないことを表す理論)に取り組んで、2週間経ったときに「ふっ」と理解できた瞬間、幸せを感じました。
私の教え子たちにも「自分で考えて、時間がかかっても取り組む」という姿勢を身に着けてほしいと思っています。rei_241214b