地域に貢献できる事がしたい!箕面観光ボランティアガイド24期生の武田操さん

2025/03/29

毎週土曜日午前11時~お昼12時まで、公開生放送でお送りしている「みのたんらじお」(箕面市提供)。
おすすめの週末情報をご紹介したり、ゲストをお迎えして楽しいおしゃべりで過ごす1時間です。(パーソナリティー:繁田麻衣子)

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<みのお・コレ一番!>
箕面でイキイキと活動するみなさんをお迎えしてお話を伺うコーナー。今週は箕面観光ボランティアガイドから24期生の武田操さんにご登場いただきました。
24期生の皆さんは本当に仲が良くて女子会などでワイワイ集まって、この日も応援に同期メンバーが来てくれました。

小学生の頃に大阪市内から箕面へ越して来た武田さん。箕面歴は50年ぐらいになるそうです。子供の頃の思い出を伺うと、「大阪市内から北小学校に転入して来た時は、家のまわりはほとんど田んぼで田舎の風景でした(笑)空気も良くて、天狗まつりの時は学校が休校になるようなのどかな雰囲気があって、すごくいい思い出がありますね」と教えてくださいました。

また「子どもが大好きなので教職は天職だと思っています」と話す武田さんは小学校、中学校、高校で英語教員として勤務されていましたがご主人の転勤により名古屋へ。
その名古屋で一念発起、社会人入学で名古屋大学法学部を受験し、その後大学院まで進まれました。そして大学講師としても勤務。「母校である中学、高校、大学で教壇に立てたのは本当に嬉しかったです」とまさに教職は天職!

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そんな武田さんが箕面観光ボランティアガイドに参加するきっかけは?
「実は2016年に急性白血病を発症して、余命宣告までされたんです。その時は身体中が痛くて、辛い治療をするならば緩和ケアで最期の時を迎えたいとまで考えていたのですが、主人から抗がん剤治療を頑張って受けてみようと、その治療の先に骨髄移植が受けられれば一発逆転の可能性があると説得されて、抗がん剤治療を始めました。すると治療の効果が現れ、そして骨髄ドナーも見つかり骨髄移植が受けられるという奇跡が重なり、重篤な拒否反応もなく退院する事ができたんです。」と武田さん。今の元気なご様子からは想像できないお話でしたが、その壮絶な経験から「ドナーの方に生かされ頂いた命のなので、恩返しの代わりに地域に貢献できることがしたい!」という強い気持ちが芽生えたそうです。
その後コロナ禍ということもあり、自宅で静養を続けていらっしゃいましたが、コロナも落ち着いて来た頃にもみじだよりで箕面観光ボランティアガイドの養成講座の項目を目にし、外に出て体力を作るきっかけになればと、養成講座に参加されました。
でも養成講座を終えた時に「自分はガイドになれるのか?お客さまを案内できるのか?皆さんに迷惑をかけるのではないか?」という不安が募ったそうです。
その気持ちを当時の代表の方に伝えると、「箕面観光ボランティアガイドはまずは自分が楽しむことが一番なんですよ。そして仲間作りをして、自分の体力と相談しながら細く長く続けて行ったらいいですよ。」との言葉を頂いて、参加を決意されたそうです。

「1人では断念してしまいそうなことも仲間がいるから頑張れる」

「ガイドは山歩きだけではないですよ」と先輩方の言葉にも励まされ、キャンドルロードや街歩きなどのイベントに参加して活動しているという武田さん。
思い出に残った体験を伺ってみると、「キャンドルロードでみんなで協力しながらろうそくに火を灯すボランティアをしたのですが、お客さんたちが喜んで見てくれる姿に、大変だったけど物凄い達成感を味わうことができました、何よりみんなと仲間になってるという一体感が嬉しかったですね。」と教えていただきました。

これからの目標は?
「箕面の歴史に詳しくなりたいですね、西江寺、瀧安寺、勝尾寺、役の行者、八天石蔵…始まりを知れば知るほど面白さがあります。さらに勉強していきたいです。」と話してくださいました。
これまで支えてくれたご主人も「初めは大丈夫かと心配してくれてましたが、今は仲間に入れてもらって良かったね」と喜んでくれているそうです。

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4月のオープンハイキングは4月13日(日)「教学の森を極める」と題して山歩きをします。
阪急箕面駅前を午前10時に出発(午前9時40分から受付開始)、瀧安寺前広場で解散予定の一般向け8キロのコースです。
歩きやすい服と靴でご参加ください。申し込み不要です。
そして募集方ハイキングは4月19日(土)に開催です。「春の才ヶ原 植物観察」と題して才ヶ原林道を歩く一般向け6キロのコースです。
こちらは4月15日までにお申し込みください。定員は20名です。
詳しくは箕面観光ボランティアガイドHPをチェックしてくださいね。

今回、急性白血病になったこと、闘病生活のことなどご本人にとって辛いお話をしていただくことになりますが大丈夫ですか?とお聞きしたところ「骨髄移植をして骨髄ドナーの方に命をつないで頂いたおかげで、今こうして地域貢献できるまで元気になれたこと。そして仲間ができて本当に充実した日々が送れていることを感謝の気持ちを込めて伝えたい」とおっしゃってくださった武田さん。希望のたくさん詰まったお話にたくさんの感動をいただきました。ありがとうございました。

2025年3月29日(土)午前11時から放送「みのたんらじお」