発信!じゅーだいスクランブル・・・「SNS」

2025/03/30

ju-dai_250330b地域に暮らす若い人たちの声をラジオで届けたい。
そんな思いから、ラジオに出てみたい中・高・大学生たちが自由に集まって、語り合う番組を企画しました。
タイトルの「発信!じゅーだいスクランブル」は、
・戦闘機の緊急発進(重大スクランブル)
・中・高・大学生などが混ぜこぜ(十代スクランブル)
という二重の意味があります。
今を生きる十代の若者が、切実に思うこと、伝えたいことは何なのか。
番組づくりを通して、一緒に考えていければと思います。

第28回となる今回は、中・高・大・院、7人が集まりました!

・りょうた(院1)
・ちひろ(大3)
・れい(高2)
・ゆうた(高1)
・ことね(高1)
・みおり(中1)
・たいし(中1)

今回のテーマは・・・

SNS

インターネット上でのコミュニケーションツール「SNS」。
とても便利なものですが、一方で詐欺やいじめ、人間関係のトラブルなど負の面も指摘されています。
若者の間では、どんなSNSが使われているのか。
SNSとどう付き合って行けばいいのか。
そんなことを話し合ってみました。

<みんながよく使うSNS>
◎よく使う  ○普通に使う  △アカウントはある ×使わない

<X>
◎3 ○1 △2 ×1

<FaceBook>
◎1 ○0 △1 ×5

<Instagram>
◎3 ○2 △1 ×0

<LINE>
◎6 ○0 △1 ×0

<TikTok>
◎0 ○0 △2 ×5

<YouTube>
◎5 ○1 △0 ×1

<良かったこと>
・コロナ禍のとき友人とコミュニケーションが取れたこと
・最近の流行などを知って話題にできる
・オンライン面接が可能になった

<悪かったこと>
・時間がどんどん過ぎていく
・他人の充実した投稿に打ちのめされる
・自分では強く言ったつもりはないのに、キツイ調子に取られてしまう

ゆうた
「マルハラってご存知ですか」
SNSでメッセージを送るとき、「。」を語尾に付けると、「かしこまっている」「距離を置かれている」と取られてしまうので、付けるのはよくないという風潮があるそうです。

みおり
「『またね!』って友だちに送ったら、『!』がきつい印象に取られて、『怒ってるのか』と誤解されました」

りょうた
「大学に入るとき、入学のあれこれの支払いに紛れて「振り込んでください」という請求が来た。てっきり必要なものだと思って、4万円を支払ってしまった」

他にもSNSで「チケットを譲ります」というのを信じてお金を振り込んだら、そのまま音信不通になるというトラブルも身近であります。ju-dai_250330c
●16歳未満のSNS利用が禁止に!?
SNSのトラブルがきっかけで、自殺する青少年が急増したことを受けて、オーストラリアでは2024年の末に「16歳未満のSNS利用禁止」法案が可決・成立しました。
思い切った内容ですが、実際の施行にはいろいろ課題もあるといいます。
このことについて、語り合ってみました。

・16歳以上で解禁されたとき、免疫がないために詐欺やトラブルに引っかかりまくるのでは
・中学生程度だとよくトラブルを起こしている印象なので、16歳未満禁止でもよい

SNSを使っていると、見知らぬ人から「会おうよ」と誘われることもあるといいます。
子どもの頃から慣れ親しんで、早いうちからトラブルに対する経験を積んでおく方がいいのか?
ある程度の年齢になって、トラブルへの対応力が身に付いてからの方がいいのか?
両方の意見があり、どちらかに決めるのは難しい問題です。

たいし
「そもそもSNSが無い時代でも、みんなそれなりに楽しみを見つけて過ごしていた。だから、SNSがこの世から消えても大丈夫と思います」

確かにSNSの無い昔の方が、ある意味で豊かな時間を送れていたのかもしれません。
SNSが登場してから、それに費やす時間が増え、ふと振り返ると「無為に時間を過ごしてしまった」と虚無感に陥ってしまうこともあります。
それだけならまだしも、詐欺でお金を取られたり、人間関係が悪化したり、それが元で自ら命を絶ってしまう人も、後を絶ちません。
ここまでSNSが普及した今、それが「完全に無くなる」ということはあり得ないでしょう。
それならば、起こりうるトラブルを知り、程よいSNSとの付き合い方を身に着けていく・・・そのことが、若者はもちろん、全ての人に求められる、そんな時代になってきています。
もちろん、トラブルばかりじゃなく、良い交流のきっかけにもなり得るのがSNS。
その「良さ」をもっと増やして、それを共有し合える世の中になってほしいものです。ju-dai_250330a