青年海外協力隊でジンバブエで活動・片岡梨沙さん@みのたんらじお

2025/04/26

毎週土曜日午前11時~公開生放送でお送りしている「みのたんらじお」(箕面市提供)。
おすすめの週末情報をご紹介したり、ゲストと共に楽しいおしゃべりで過ごす1時間です。

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<みのお・コレ一番!>
箕面でイキイキと活動するみなさんをお迎えしてお話を伺うコーナー「みのおコレ一番!」今週は青年海外協力隊としてジンバブエで2年間活動した片岡梨沙さんをお迎えしました。
ジンバブエはアフリカ大陸の南部に位置する国で、世界3大瀑布の一つビクトリアフォールズがです。現地では英語の他にショナ語という言語があり、片岡さんもショナ語で自己紹介してくれました。

まずは青年海外協力隊に参加しようと思った経緯を伺うと、
「小学校の恩師が青年海外協力隊で南アメリカの国に派遣された経験があって、当時私たちに世界を見せたいと語ってくれていたんです。先生の言葉とかその姿に憧れを抱いていて、いつか自分もそうなりたいと夢を持っていました。そして社会人となりIT企業でシステムエンジニアとして働いていた時に、夢を追って青年海外協力隊に応募しました。」

ジンバブエに派遣されたのは?
「自分のコンピューターの技術が一番活かされそうだと思い、第一志望でジンバブエにしました。ジンバブエではコンピューター技術職で教育大学で2年間パソコンのインフラを担当していました。発展途上国で貧しいのかな?なんて先入観がありましたが、首都には高層ビルもあり、インフラも整っていて、私のやる事ってあるのかな?とさえ思ったのですが、蓋を開けてみれば結構大変で、大学のパソコンのインフラを1から整えていくことから始まりました。そして技術者としてマニュアルを作り、しっかりと現地の人へ引き継ぎをして、今でもその技術は引き継がれているんですよ。」

ジンバブエって実際はどんな国でしたか?
「ジンバブエの人々は優しくて温厚、気候も良く、自然が美しく、特に地平線から昇る朝日と沈む夕陽の美しさは心を打たれます。異文化に戸惑うことも多かったのですが、大好きになりました。私はテンダイって現地の言葉での名前をつけてもらって、今では第二の故郷です。」
(片岡さんは大阪・関西万博にも行かれて、もちろんジンバブエのブースも行かれたそうです。スタッフの人とショナ語で会話し、なんで話せるんだ!と驚かれたそうです。ブースではVRで世界3大瀑布の一つビクトリアフォールズを体験することができるそうですよ。)

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2021年8月から2年間の任期を終え、現在は国際協力の仕事に就きたいとの思いからODAに関わるお仕事をされています。そしてジンバブエでの青年海外協力隊の活動が認められ、昨年市長表彰と今年2月にささゆり褒章を受賞されました。

最後に片岡さんにこれからの夢ややりたい事ををお聞きしました。
「SNSでジンバブエの今を発信していきたいし、日本との架け橋になれる事を模索していきたいです。」と話してくださいました。
100trilliondollars片岡さんが見せてくれた、実物の100兆ジンバブエドル(上)と50兆ジンバブエドル(下)。世界史上最悪と言われるハイパーインフレにより、超高額紙幣が次々に発行される事態に陥った。100兆ジンバブエドル紙幣は世界史上最高額面の紙幣として有名だが、価値は日本円にして0.3円(当時)。以後、通貨の切り下げが行われたため、現在は廃止されている。新通貨になった現在でもインフレは進行しているという。ジンバブエは石が豊富な国として知られ、紙幣のデザインにも採用されている

2025年4月26日(土)朝11時から放送「みのたんらじお」