ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今回のゲストは、口笛の世界大会に出場した高橋茜(たかはし・あかね)さんをお迎えしました。
箕面市出身の高橋さんは、六中吹奏楽部でトロンボーンを担当。
その後、京都市立芸術大学でバイオリンを専攻し、現在は東京で会社員をしています。
口笛は、小学1年生くらいから吹けるようになり、音楽を専攻するようになってからも、ときどき「息抜きで」吹いていました。
たまたま、大学の友人の前でそれを披露したところ
「上手いじゃない!大会に出てみたら?」
と勧められ、なんと世界大会に出場することになりました。
口笛の世界大会は年に1回、日本とアメリカで交互に開催されています。
高橋さんが出場した「弾き吹き」部門は、自分でピアノ伴奏しながら、同時に口笛も吹くというものです。
口笛はもちろん、ピアノの技術も求められる、とても高度な演奏ですが、初出場の大会で3位入賞!
そして2年後の大会でも、同じ部門で3位と、二大会連続入賞を果たした高橋さんなのでした。
「大会はやっぱり凄く緊張して、唇が震えるほどでした」
口が渇くと音が出なくなるので、なるべく水を飲むようにして。
客席や審査員をあまり見ないようにするのがコツだそうです。
高橋さん、口笛はどうやって吹くんですか?
「下の歯の裏に舌を当てて口の中に空洞を作り、その大きさを変えることで音程を調節しています」
口笛が吹けない人でも、練習を続けていると、ある日ふっと吹けるようになったりします。
肺活量も必要だし、あごの筋肉も使うし、実はかなりの運動。
そのせいか、口笛をやっている高齢者のかたは「元気な人が多い」そうです。
番組では、実際にスタジオのピアノで「弾き吹き」を、生演奏で実演していただきました。
1曲目はアンジェラ・アキの『手紙~拝啓 十五の君へ』。
自分で伴奏しながらの口笛。「弾き語り」というのはわりとよくありますが、こんな口笛の「弾き吹き」は、見たことがない!
弾き吹きでの2曲目は『ゴセックのガボット』。
速く細かい音の連なるクラシックの名曲で、口笛の高音はまるで小鳥のさえずりのよう。
3曲目『上を向いて歩こう』、口笛と言えばまさにこの曲。
坂本九ちゃんの笑顔が思い浮かぶ、そんな演奏でした。実は高橋さん、このタッキー816のスタジオは、初めてじゃないんですって?。
「中学生のときに、職場体験で来たことがあります」
それはかれこれ10年前、滝道の取材に同行したり、生放送でおしゃべりしたりと、楽しい体験だったそうです。
最後に、高橋さんから今後の目標を。
「これからも経験を積んで、大会での順位を上げていきたいです」
バイオリンでの弾き吹きなど、他の人がやっていないようなことも追求したい。
将来は口笛教室も開いて、口笛を広めていけたら。
自分で演奏会をしたり、YouTubeにもまめに投稿して、チャンネル登録者を増やしたい・・・。
口笛に導かれて、進んで行く高橋茜さんの人生。
ぜひ箕面でも、ソロリサイタルの開催を熱望します!
その暁には、みんなで口笛吹いて歩きながら、聴きに行きたいものですね。
高橋茜さん X(旧twitter)
YouTube 茜_口笛ぴよぴよちゃんねる
■1月15日(水曜日)午後3時放送(再放送は同日午後9時、1月5(日曜日)午後5時)