大統領もびっくり!?ハンガリーをたっぷり味わうイベント・・・「ハンダイラジオ」

2025/06/29

handai_250629a大阪大学が発信するホットなトピックの数々をお送りする「ハンダイラジオ」。
今年度からは内容をリニューアルし、箕面キャンパス・外国語学部に特化した内容でお伝えしていきます。

<出演>
竹村景子さん(大阪大学理事・副学長)前 外国語学部長
岸田泰浩さん(大阪大学日本語日本文化教育センター長)
岡本真理さん(大阪大学外国語学部ハンガリー語専攻教授)
二井範子さん(大阪大学外国語学部ハンガリー語専攻5年生)
清政優香さん(大阪大学外国語学部ハンガリー語専攻5年生)

<聞き手>
野間耕平(タッキー816みのおエフエム ディレクター)

■元・名物学部長の現在
まずお話を伺ったのは、竹村景子さん。
目立つ服装と髪色、気さくな人柄で、外国語学部の名物学部長として親しまれてきました。
現在は理事・副学長として、大阪大学全体の広報・社学共創・SDGs・OUGC・万博・ブランディングを担当しています。
2021年4月に、大阪大学外国語学部が箕面新キャンパスに移転したときは、ちょうど竹村さんが外国語学部長の時期。
当時を振り返っていかがですか?
「大変でした」
キャンパス移転の引越し作業に加え、外国語学部100周年の行事も。
そこへコロナ禍がもろにかぶって、相当な苦労だったといいます。
今の箕面キャンパスは、都市型キャンパスになった分、学生の課外活動(運動部など)は制約もかなりあります。
そんな中、学生たちは新キャンパスでの学生生活を、模索しながら築き上げているところだといいます。
理事・副学長として忙しく業務をこなす竹村さんですが
「火曜日はスワヒリ語を教えに、箕面キャンパスに来ています」
私からスワヒリ語を取ったら、生きてられない・・・!
そんな竹村さんから直接学べるスワヒリ語専攻生は、ラッキーというべきかもしれませんね。
ところで竹村さん、前よりも髪の毛の色が、増えてますけど・・・。
「実は行きつけの美容師さんから『万博担当なんやろ。攻めるで』と言われて、こうなりました」
人呼んで「歩くランドマークタワー」。そんな竹村さんが、箕面キャンパスを、そして万博会場を闊歩する姿を見かけたら、「竹村さーん」と声をかけてみてはいかがでしょうか。

■言語学の専門家・岸田泰浩さん
もともと外国語が好きで、大学生の頃はデンマーク語を専攻。
そこから、フィンランド語・ハンガリー語を経て、コーカサスの言語(アルメニア語、グルジア語など)へと研究の幅を広げて来ました。
日本語日本文化教育センターには、着任してからかれこれ30年。
このセンターは、外国人留学生に日本語と日本文化を教える場所。
留学生はここで半年から1年、レクチャーを受けます。
そんな留学生たちが関わったイベントが
「No Border Fest in Minoh」
箕面船場まちづくり協議会のみなさんと協同で行った国際交流イベント。
留学生が自国の文化を紹介したり、子どもたちと一緒にまちの中をフィールドワークして回ったり、それは留学生にとってかけがえのない経験となったようです。handai_250629b■ハンガリー語専攻 教授・岡本真理さん
外国語学部の25専攻語の中で、いちばん新しいのがハンガリー語専攻。といっても1993年設立で、32年の歴史があります。
東ヨーロッパに位置するハンガリーの言語は、周辺諸国のどことも似ておらず、「言語の孤島」と呼ばれています。
人名も、名字・名前の順番で呼ぶのがハンガリー式。つまり日本と同じです。
作曲家のフランツ・リストは、母国ハンガリー式ではリスト・フランツが正解なんですね。
現在の大統領、シュヨク・タマーシュさんは、名字がシュヨクで名前がタマーシュということに。
なんとそのシュヨク大統領が5月23日(金曜日)、箕面キャンパスを訪れました!
大阪・関西万博のナショナルデーに合わせての来日で、大統領側から
「日本で唯一のハンガリー語専攻がある大阪大学外国語学部を訪問したい」
と打診があり、さあ大変!お迎えの準備をしなきゃ!
1年生は歌で歓迎、2年生は大学紹介、上級生はスピーチを・・・。
なんとか無事におもてなしすることができ、大統領もお喜びに。
また、1年生の最初の授業のようすは、ハンガリー国営テレビによって放送され、大きな反響があったといいます。
「他にも万博関連で、ハンガリーからのゲストが大学にもよく来られて」
その応対で、先生も学生もてんやわんやの日々。
大変ですが、きっと後に「あの頃はすごかったな」と思い出す、またとない経験になることでしょう。

handai_250629c箕面キャンパスを訪れたシュヨク大統領
(箕面市ホームページより)
■留学エピソード
二井範子さん・・・2023年9月から2024年8月、首都・ブダペストで留学
もともとヨーロッパの言語に興味があり、その中でも話者の少ないハンガリー語を選択したという二井さん。
もともと「留学は情報戦」といい、代々の先輩たちの経験が、参考として欠かせません。
しかし、コロナ禍の影響で先輩たちが留学できず、二井さんは手探りでの留学となりました。
気候は乾燥して過ごしやすいけど、冬の寒さは相当なもの。
気さくなハンガリー人はよく話しかけてくれて、おかげで「会話力が上達しました」。

清政優香さん・・・2022年7月(短期)、2024年2月から8月、首都・ブダペストで留学
「とにかく、交通費がとても安いんです!」
1カ月700円の学割定期で、ハンガリー全国の交通機関が利用可能。
バスも鉄道も新幹線も、乗り放題・・・!?
「キルギス人のルームメイトから、キルギス料理を教えてもらったのも良い思い出です」

百均や24時間営業のコンビニがなかったり、大きな行事のときはお店が全部閉まるなど、日本と違って多少の不便さも。
それでも、暮らしにくい、困ったということは無く、「留学期間は、楽しく充実していました」と振り返るお二人でした。

■第3回「様々な視点で世界を見る」ハンガリー編「出会いが紡ぐ音と色の物語」
ハンガリーに関わる人々の講演会や、クラリネットによるミニコンサートほか。
音楽やダンス、料理を楽しめる「ハンガリー料理と箕面ビールを楽しむ会」も開催
定員…250人(申込順)
費用…1000円(ハンガリーの伝統菓子付。料理、飲み物は別途実費)
申し込み…大阪大学外国語学部ホームページから
問い合わせ
大阪大学外国語学部…電話番号:730-5015

「参加者はポガーチャが2個もらえます」
ポガーチャとは、ハンガリーの伝統的な焼き菓子。
留学経験のある二井さん、清政さんも「おいしいですよ」と口を揃えます。
ハンガリー料理は、箕面市国際交流協会MAFGAに依頼し、パプリカパウダーをふんだんに使ったハンガリーの郷土料理を再現。
試食した岡本さんたちも「すばらしい!」と太鼓判を押す出来栄えでした。
民族楽器「チテラ」の演奏もあり、とにかく見て聞いて味わって、ハンガリーをたっぷり味わい尽くすひとときになりそうです。
「すでにかなりの申し込みが入っているので、ぜひお早めにお申し込みください」handai_25062d