夢は寝ている時だけに見るものではありません。
劇場や映画館では私たちは起きていながら夢を見ます。
パーソナリティー千波留がそんなステージの「夢」について熱く語る時間
「今月のMyスポットライト」。
今月は、宝塚歌劇団 元花組トップ娘役 若葉ひろみさんにお話を伺いました。

【若葉ひろみさん プロフィール】
大阪府豊中市生まれ
樟蔭学園ご出身
1975年宝塚歌劇団61期生として入団
1981年花組娘役トップスターに就任、
松あきらさん、順みつきさん、高汐巴さんの相手役を務める。
代表作は芸術祭大賞受賞の「夜明けの序曲」川上貞奴、
「琥珀色の雨にぬれて」シャロン、
「愛あれば命は永遠に」ジョセフィーヌ。
退団後は舞台を中心に、ライブ等で活躍中。
今回は、同期である61期生の皆さんによるコンサートが開催された
旧宝塚音楽学校の校舎、現在の宝塚文化創造館でインタビューさせていただきました。
宝塚文化創造館のご協力に感謝いたします。
若葉さんにとって、宝塚音楽学校の思い出といえば「掃除」。
予科生、本科生の2年制である宝塚音楽学校では、予科生が早朝から
念入りな掃除をすることで有名です。
「親に可愛がられて育てられている人ばかりなので、
自分たちで掃除をするということに戸惑いました」
宝塚音楽学校の予科生は15歳から18歳の少女。
これまでお母さんたちがしてくれていた掃除を自分たちで行い、
上級生のチェックを受けてやり直すこともあるのですから、
若葉さんにとっては衝撃的だったのかもしれません。
「今思うと、お掃除なんて当たり前のことですけどね」と笑う若葉さんです。
ちなみに、若葉さんのお掃除担当場所はお手洗い。
トイレ掃除担当者は自分のセンスで一輪二輪のお花を飾ることが伝統なのです。
(現在の宝塚音楽学校の掃除はかつてほど厳しくないそうです)
初舞台から50年の今年、同期生が集ってのコンサートが実現したことが
夢のようだとおっしゃる若葉さんたち61期生の初舞台は1975年。
若葉さんは、男役さんとしてスタートを切りました。
本公演の配役を新人だけで演じる「新人公演」はスターへの登竜門。
若葉さんは新人公演で主役級の役を何度も体験。期待の新人男役でした。
ところがある時「娘役もいいなぁ」と思い立った若葉さんはプロデューサーと相談、
次の公演から娘役に転向したのでした。
若葉さんのお母様は宝塚歌劇の大ファン。
常々「宝塚は男役よ」とおっしゃっていましたから、若葉さんの娘役転向にはショックを受け、
転向して最初の公演は見に来てくださらなかったほどだとか。
男役の経験がある若葉さんは、芯のある娘役さんとなり、
松あきらさん、順みつきさん、髙汐巴さんという、宝塚の歴史に残るトップスターの
相手役を務められたのでした。
その間、いろいろな方に導き教えていただいて、舞台に立つ上での「芯」を持つことを
学んだそうです。そこには厳しさだけではなく温かさがあったと語る若葉さん。
「演出の先生や劇場スタッフはもちろんお客様からも、見守ってあげよう、
育ててあげようという温かさを感じました」

入団から10年で退団された若葉さんは当時のご自分のことを、
ウミガメの赤ちゃんに例えられました。
「海岸の砂の下から出てきたウミガメの赤ちゃんが、いろいろな困難を体験しながら
大海を目指す、そんな気分でした」
舞台を中心に活躍中の若葉さんが、常に心がけておられるのは「お客様ありき」。
ご自身の役作りだけではなく、それがお客様からどう見えるのか、
作品の中での自分の役割はどんなものなのか、大きな視点で常に考えておられるそうです。
若葉さんはご自身が学んだことをベースに、ワークショップも開催されています。
若葉さんが短めにアレンジした宝塚歌劇の名作を男役・娘役になりきって演じるのだそうで
参加者は一般の方。千波留は興味津々です!
若葉さんが演じたあんな役、こんな役、やってみたい!!
現在は東京を中心にご活躍ですが、若葉さんは大阪ご出身。
おじさまは箕面市民だったこともあり、箕面には親しみを感じてくださっています。
今後関西にお越しの際は、ぜひスタジオにお越しいただきたいです。お待ちしております。
若葉さんご出演の舞台・公演並びにワークショップの予定は、
若葉さんのSNS「若葉商店」でチェックしてください。
X :若葉ひろみ公式/若葉商店
Instagram:wakaba_hiromi0429
【YouTube】
インタビューのアーカイブをみのおエフエムのYouTubeチャンネルにアップしています。
ぜひお聞きください。
(今後のご予定の具体的日時のみカット)
元宝塚歌劇団 花組 トップ娘役 若葉ひろみさん
【放送日時】 7月23日(水)11:00から約15分(再放送:同日20:10頃から)
(文責:千波留)



