ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
(聞き手:植田洋子)
今回のお客様は、音楽評論家の川村輝夫さん。前回の出演は2017年で、約7年ぶりのご登場となります。
川村さんは元KBS京都の音楽ディレクターで、フォーク、クラシック、ジャズ、ブルーグラスなど幅広いジャンルに精通し、映画評論家としても長年活動してこられました。
現在82歳の川村さんは、今も非常に活動的な生活を送っておられます。
教会やコーラス活動、コントラバスやピアノ、アコーディオンの演奏、音楽会への鑑賞、さらには蓄音機によるSPレコード鑑賞など、日常は音楽で満ちています。仕事としてではなく、純粋に楽しむためにコンサートへ行く機会が増えた一方、映画については「本当に観たいものが少なくなった」と語り、現在はクリント・イーストウッド作品を中心に選んで鑑賞されているそうです。
川村さんといえば、フォーク・クルセダーズの「イムジン河」を放送でかけ続けた人物として知られています。この出来事は後に社会的な話題となり、映画『パッチギ!』では音楽ディレクターのモデルにもなりました。しかしご本人は「ただ放送局でレコードをかけていただけ」と振り返り、特別な意識はなかったと淡々と語られました。
音楽との関わりは幼少期から始まり、関西学院大学ではグリークラブで音楽活動に打ち込みました。卒業後も合唱指揮や音楽団体の活動を続け、現在も民放OBによる合唱団の指揮を担当されています。平均年齢が非常に高い合唱団ですが、歌うことと仲間との交流が元気の源であり、長生きの秘訣だと語られました。
番組では、川村さんが企画する「川村輝夫と京フィル超名曲コンサート」も紹介されました。クラシックの名曲からビートルズまで幅広いプログラムに加え、川村さんのトークも楽しめる、お得な内容とのことでした。
さらに川村さんは蓄音機コレクターとしても知られ、複数台の手回し蓄音機と数千枚のSPレコードを所有しています。蓄音機の音には「人がいる」と表現し、デジタル音源にはない生の存在感と迫力を強調されました。一方で、保存や継承の難しさについても率直に語られました。
番組後半では、高石友也さんやナターシャ・セブン、サディスティック・ミカ・バンドなど、1960~70年代の貴重な音源が紹介され、当時の時代背景とともに語られました。最後に川村さんは、長生きの秘訣は「好奇心を失わず、続けてきたことを続けること」だと述べ、音楽と共に生きる姿勢を改めて示されました。

