毎月 第２水曜日の「モーニングタッキー」の中でお送りする「聞かせて！ペット自慢」では、ワンちゃん、ネコちゃんなどみなさんの家族の一員のご自慢話を聞かせていただきます。
今月は以前「女子力向上委員会」にご出演くださったネイリストの中村美奈さんにお話を伺いました。
旦那さま、6歳と4歳の男の子との4人家族だった中村さんのお宅に、アメリカンコッカースパニエルの男の子、ロッキーくん7歳がやってきたのは今年の8月。きっかけは、その2か月前に中村さんが偶然に見たブログに載っていたロッキーくんに一目ぼれしたことでした。
「責任を持って可愛がってくださる里親さん募集」。
元の飼い主さんは末期がんの宣告を受け、ロッキーくんを委ねられる人を探しておられたのです。
中村さんご一家は「犬と暮らすのは2人の子どもがもう少し成長してからのほうが良いのではないか」「7歳にもなったわんこを引き取って最後まで責任が持てるのか」など、真剣に話し合いました。
その結果、ロッキーくんと家族になることを決め、名古屋まで迎えに行ったのでした。
里親さんが決まるまで預かってくれていた動物病院のスタッフはロッキーくんを祝福してくれると同時に「いつでも帰って来て良いよ」と言ってくれました。
「この言葉で、ロッキーが動物病院でもいかに大切にしてもらっていたかわかりました。そして、万が一、私たちとロッキーの相性が合わない時、何が何でも頑張りとおす必要はないのだと、気持ちが楽になりました」と中村さん。
最初は緊張して粗相もしたし、とてもおとなしかったロッキーくん。
ようやくここが終の棲家とわかったようで、このごろはいたずらな一面ものぞかせてくれるようになり、本当の家族になった実感がわくそうです。
「仔犬は誰が見ても可愛いものです。でも子どもたちには、生き物はただ可愛いだけじゃない、年をとっても、介護が必要になっても、共に暮らし、お世話をすることが大切なのだとわかって欲しい。そういう意味で、ロッキーが7歳で我が家に来てくれたことはベストだったと思っています」とおっしゃる中村さんは、新しい飼い主さんとの出会いを待っているわんこがまだまだたくさんいることに心を痛めていらっしゃいます。
今月の「聞かせて！ペット自慢」がきっかけになって、ペットを家族に迎えるときに、ペットショップだけではなく、譲渡会や里親募集など、さまざまな出会いの場があることを一人でも多くの方に知って頂けたら幸いです。
【はみだしショット】
ロッキーくんは、元の飼い主さん、一時預かっていた動物病院、そして中村さんのご家族、全ての人に心から思われている幸せなわんこです。そしてそれが表情にも表れているでしょう？
ロッキーくんの表情、ふわふわの毛、そしてモフモフした手に癒される千波留なのでした。
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