毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオにカメラマン宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。
まずはタッキーネーム イシマツさんから頂いたメッセージをご紹介しました。
『最近、保育園で写真を撮る機会が増えたのですが、保護者のみなさんがとてもいいカメラをお持ちでビックリします!!ほとんどが一眼レフな感じです。私は写真を撮る知識も技術もないので、なかなか手が出せていないのですが、1台目にはどんなポイントに気をつけて購入すればいいですか?素人が一眼レフを使うとき何に注意したら良いですか?ぜひ教えてください!!』
これを踏まえて、今日はデジタル一眼レフカメラについてお話ししていただきました。
⚫︎まずは、カメラ購入のポイントについて。
何を撮影したいのか、カメラを使うシチュエーションを考えて選ぶことが大切です。
ご質問者のように、保育園(あるいは幼稚園)などの行事で、離れた場所から、たくさんの園児の中にいるお子さんを撮りたい場合は、やはり望遠レンズでしっかりとズームしたいでしょうから、一眼レフカメラという選択になるのではないでしょうか。
もし近距離で動きが少ない場面での撮影であるなら、スマートフォンカメラで十分な場合もあります。
⚫︎一眼レフは見たままの構図が撮れる
スマートフォンやコンパクトデジカメのように、モニター画面を見ながらの撮影は時差が生じています。
カメラが被写体をモニター画面に表示し、それを見てここぞと思ってシャッターを切るわけですが、実際の被写体の動きとぴったり一致しません。静物をとるときには気になりませんが、スポーツシーンやお子さん、あるいはペットの動きを撮ると、思ったようにいかないのはそのせいです。
その点、一眼レフは内蔵されている鏡で光を反射させてファインダーに被写体の像を届けているわけですから、タイムラグは「光速」レベル。ほぼないに等しく、シャッターチャンスを逃しにくいと言えます。
⚫︎「写欲」を高める効果
「写欲」は、宮本さん独自の表現です。
一眼レフカメラの大きさ、本格的な雰囲気、そしてシャッターを押したときの「カシャ」という音など、全てが撮影する人並びに撮影される人のテンションを上げてくれることは間違いありません。
写欲=「写す意欲」「写される意欲」と解釈すると良いかもしれません。
五月晴れが期待できるこの時期、ぜひ写欲を高めて「カメラとお散歩」を楽しんでくださいね。
なお「初心者だから」という理由で一眼レフを敬遠されているかたは、この記事をご参照ください。
→宮本陽さん「初心者だから一丸レフは無理って??」
「カメラとお散歩」次回もお楽しみに。
**質問&作品 募集!!** 「カメラとお散歩」ではカメラや写真撮影に関する質問、ならびにあなたの作品を募集しています。 いただいた作品には宮本さんからの講評並びに、ワンポイントアドバイスがいただけます。 なおご質問の際には、お使いの機種やどのような状況でのことかなどなるべく具体的に教えてくださいね。 メールの件名は「カメラとお散歩」係:816@minoh.net お待ちしています。