台風の渦の実験!山田善春さんのラジオ科学教室vol.60@エール・マガジン

2015/08/08

 ガンバッテイルみなさんを応援する土曜日の「エール・マガジン」(14:15on air)に、科学の先生 山田善春さん、60回目の登場!
 全国を飛び回って、科学の楽しさを伝えていらっしゃいます。
 今回は、台風と渦の実験ということで、テープとタコ糸、ストロー、2本のペットボトルをスタジオへ持ちこむ山田先生。この世のものは全てグルグル回っていると話し出します。c150808 この時期多発の台風。台風の外側はゆっくり回っています。台風の目に近づけば近づくほど、風は速くなります。そこで、テープをタコ糸でくくり、ストローをタコ糸に通したものをささっと作り出す先生。これを使えば「角運動量保存の法則」が分かると鼻息が荒くなります。回転する半径が小さくなれば速く回る。なるほど。次に、水の入ったペットボトルと空のペットボトルの両方の口を接着剤でくっ付け、テープを巻きだしました。水が入った方を砂時計の要領で上にすると、下のペットボトルへ水が落ちていきます。このとき、ペットボトルを回転させると、渦を巻き、水が下に落ちる速度が速くなります。渦の真ん中は外側より速い。台風は回転しているので、勢力が続くということでした。回転の話しから高校野球にちなみ、科学の側面から変化球について解説。ストレートは重力に逆らって落ちないから「変な球」ということでストレートこそ「変化球」だと力説する山田先生でした。
 次回のラジオ科学教室は、10月31日(土)の予定です。お楽しみに!
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