毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオにカメラマン宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。
10月は、コスモスが美しい時期ということで、お花の撮影についてのお話を伺いました。
1.最も綺麗な花を探しましょう。
花びらが欠けていたり、一部がしおれていたり、葉が虫食いだったりしていませんか?
撮影対象をよく見て、その中で一番の「美人」に焦点を合わせましょう。
2.光の向きを意識する。
花が最も美しく見える向きを考えましょう。
お料理などは斜め奥からの光が良いのですが、花の場合、順光(正面からの光)がいい場合もあります。斜め奥からの光と決め付けずに、色々な方向から観察してみると、新しい発見があるかもしれません。
3.露出を自分の意思で決める
明るく撮るのがいいのか、それともあえて暗く撮るのがいいのか、意識しましょう。スマートフォンのカメラでも露出をプラスマイナスできますし、最近のコンデジはシャッターボタンの横に、露出補正のダイヤルが装備されるようになってきました。活用してください。
4.背景をカッコよくぼかす
ぼかすには以下のことに気をつけて下さい。
・より望遠側で撮影する
・より絞りを開ける(f値を小さく)
・背景をより遠くにする
ぼけ味を生かした写真サンプルを掲載します。
⚫︎手前の花にピントを合わせ、花を撮影する人をぼかし、状況を伝える。
⚫︎やはり手前の花にピントを合わせて、背景をぼかす。
スタジアムの照明灯の白、青空の水色、花びらのピンクと、色を対比させています。
⚫︎奥にピントを合わせ、手前を大きくぼかす。まるでパステル画のような効果が得られます。
どうぞ参考になさってください。
次回もお楽しみに。
**質問&作品 募集!!** 「カメラとお散歩」ではカメラや写真撮影に関する質問、ならびにあなたの作品を募集しています。 いただいた作品には宮本さんからの講評並びに、ワンポイントアドバイスがいただけます。 なおご質問の際には、お使いの機種やどのような状況でのことかなどなるべく具体的に教えてくださいね。 メールの件名は「カメラとお散歩」係:816@minoh.net お待ちしています。